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イスラエルはどこを見ても映画のよう②【チャイ処キングのナマステな日々-56】

暮らし
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ナマステ~

さてさて今回も引き続きイスラエルのお話です

前回記事はこちら→「イスラエルはどこを見ても映画のよう①」

エルサレム旧市街について書きました

前回はエルサレム旧市街をぶらぶら歩いた記録を書いたのですが、
今回はがっつり宗教施設!

イスラエルにはユダヤ教イスラム教キリスト教の聖地があり
多くの人たちが世界中から訪れます

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嘆きの壁

中でも印象深いのはやっぱりユダヤ教徒のお祈りの場

「嘆きの壁」(Western Wall)

初めて見た時は震えた

元々ユダヤ教のエルサレム神殿があった場所でしたが破壊され、残った西側の壁ということで英語ではWestern Wallと言われている

ひっきりなしにユダヤ教徒が訪れ壁に向かって祈りを捧げている
その姿の美しいことったら・・・!

壁に手を当てて祈る女性

アルメニアを訪れたときに祈りの美しさに感銘を受けたのを思い出す
私たちに日本人はあまり宗教に親しみがなく、祈りというものも遠い存在です
手を合わせるのはお墓参りと初詣くらいという人も多いでしょう

外国で見たあの方たちは何を祈っていたんだろう、とふと気になる
感謝かな、願い事かな、なんだろう?
いつか聞けたらいいな

男性側

ユダヤ教徒にとって「嘆きの壁」は神聖で唯一の場所
ユダヤ教徒の中にはそこで1日中祈りをあげている人もいるとか
私もイスラエル滞在中は毎日行きました、見てるだけだけど

異教徒の私が壁を目の前にしてまず思ったのは「大きい~!」
そんな簡単な感想でした 笑
それから「整ってる」
加えて「男女分かれてる」「兵士がたくさんいるな」

笑顔で写真撮らせてくれました

男女別々なことが大きな驚き!
しかもパーテーションで区切られてます
これは後で知りましたが、ユダヤ教徒は夫婦以外で男女が接触することは歓迎されないらしい
だから祈りの場も別々・・というわけです、ふむふむ

男女を分けるパーテーション

髪の毛も髭も長くて帽子をかぶって正装している「いわゆるユダヤ教徒」超正統派と呼ばれるだけではなく
カジュアルな洋服の人もいるし子供連れの人もいる

きっと世界中の色んな場所から集まってきたんだぁと思わせる、
ユダヤ教徒たちの神聖なお祈りの場所でした

祈る兵士

とにかくみんなそれぞれ思い思いに祈りを捧げる場は圧巻です
これは行かないと感じられない
特に金曜日はお祈りの日、人で溢れます

壁に向かう途中で見かけた金曜日の正装をしている男性
ふわふわの四角い帽子

私はもちろん女性サイドにしか入れないけど、壁と言ってもオープンなので奥まった場所以外は見ることができる
観光目的で行ってる私らにはありがたいことです
超正統派の人たちが集まるとまぁそれはさながら映画の世界のよう

超正統派の方々

超正統派の男性は髭ともみあげを切らない、
黒のコートに帽子
と分かりやすい対して女性はこんな感じ

丈の長いスカートに髪を隠す帽子

女性は結婚したら髪の毛を隠す帽子やスカーフもしくはウィッグをかぶる
シャツのボタンは全部とめて膝が隠れる丈のスカートを履くようになる


スカートにシャツインしてるそのコーディネートは個人的にめちゃくちゃかわいかった・・・・!!すき・・・!!

膝と肘が露出しない洋服

でもこれは結婚したらほかの男性に髪や肌を見せないようにするためなんですって・・・好き好んで着ているわけじゃないのよね、大変だ

今は戒律は守りつつもオシャレをしたい!って女性たちが自ら立ち上がってデザインした洋服も売り出されています
どの国に住んでてもどの宗教を信じていてもオシャレをしたい気持ちは人類共通なんだなぁ~なんてのほほんと考えちゃいました

「超正統派」というのは戒律を重んじて生活しているユダヤ教徒のことで
伝統を重んじる生活をすることでユダヤ教の教えを守っていくというもの

新市街には超正統派の人たちだけが住む地域もある
その姿はまさに圧巻!

インターネットもテレビも禁止されていたり
恋愛結婚ができなかったり
一生を学びに捧げるために働かなかったり
(代わりに奥さんが働くらしい!えー!)
子だくさんが良しとされたり

それはまぁ私たち旅行者には理解できない戒律が多いんですけど

それでも近年はスマホを持つ人が増えてきたり
学びと労働をバランスよく生活したりと、
少しづつ変わってきている面もあるようです

かっこいいな・・・と思ってしまうのは私だけですかね・・

そんなこんなを思いながら眺める嘆きの壁はどれだけ見てても飽きることはありません

いやー興味深い!

壁全景

そしてこの壁の左奥に金のドームが見えますよね?
それがイスラム教の聖地「のドーム」です

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岩のドーム

そしてこちらはイスラム教徒の聖地

のドーム」

美しい!

イスラム教徒にとってはサウジアラビアにある「メッカ」「メディナ」に次ぐ
第3の聖地がこの岩のドームです

内部はイスラム教徒だけが入場を許されており観光客は周りをうろうろすることしかできません・・・が、それでも十分なくらい美しい!

ご自由にどうぞのコーラン

周りをうろうろしに行くにも入場制限があるので本気で行く方はしっかりチェックしてから行きましょう、肌を隠していくのもお忘れなく

日本語のこんなのもありました

イスラム教徒のお祈りの時間には入場することができないので
宗教を感じるというよりも建物見学という感じです

なので個人的にはイスラム教を感じることのできる他国のイスラム教施設(モスクや霊廟)に行くのがおすすめ!
特にイランの霊廟は大おすすめなので皆さん是非・・・!
過去記事→「Beautiful Iran」

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ヴィア・ドロローサ

そして最後にキリスト教の聖地(イエスが処刑されるまでの道)を歩く

ヴィア・ドロローサ

旧市街にはキリスト教の聖地とされる場所が点在しているのですがその中でも

イエスの墓があり磔にされた場所でもある「聖墳墓教会」は祈りで溢れています

十字架から降ろされた絵
絵の下には降ろされたとされる場所
皆ここに体を預けたりキスをしたりして祈っている

イエスはその聖墳墓教会(現)までの道を十字架を背負って歩いたとされており、毎週金曜日はその道をなぞって歩く「ヴィア・ドロローサ」がありこちらおススメ

「ここでイエスは倒れました」
「ここでイエスが・・・」

と当時の様子をなぞりながらゆっくりと進みます
ここにイエスがいたのかと思うと不思議な気持ちになります、本当に

え?映画なの?ってまた思っちゃう

そして最後は聖墳墓教会に到着

磔にされた場所
十字架の建てられた場所、触れる!
聖なる場所なんだなぁとしみじみ
イエスのお墓、並びます

もう本当にこの場所にイエスが・・・?
そう思うと異教徒の私も興奮してしまう・・ただのミーハーさん

旧市街の外にもキリスト教の聖地は多くあり
聖母マリアのお墓」は印象深い

きらきらぴかぴか

教会ではなくお墓なのでほかの場所よりがやがやしている

日本では聖母マリアよりイエス・キリストの方が突出した存在であるイメージですよね
ところが海外では聖母マリアを聖なる母としてより崇めている場合があるんです
それを感じることができたのは大収穫

祭壇

これだから知ることはおもしろい

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ダビデ王のお墓

最後にもう一つ、ダビデ王のお墓です

ここもまた祈りの場所

ダビデ王のお墓はユダヤ教徒にとっての聖地でありながら

2階はイエスが「最後の晩餐をした場所」とも言われており

しかも以前はこの建物がモスクとして使われていたという

なんとも不思議な場所

男性は入場の際キッパが必要(貸してくれます、女性はいりません)
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宗教を信じるということ

私は特定の宗教をもっていませんが
こうして心から信じられるものがあるということは
心を強くするだろうな
と海外に来るたびに思うし
羨ましいな、とも思います
そして知るほどにおもしろい
まだまだ世界中のいろんなことを知りたいなと改めて思う夜なのでした

また書きます~!
次回はパレスチナ自治区!

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