この記事では、「カーテンの色が部屋に馴染まない……」とお悩みの方に向けて、北欧式整理収納プランナーの筆者が、失敗しない選び方のコツをご紹介します。
カーテン選びにおいて、色は重要なポイントです。しかし、部屋に馴染ませるには、色だけでなくインテリアとの相性を考える必要があります。
こんにちは!雑誌やSNSでインテリアを眺めるのが大好きな、カーサミアライターの春野です。北欧式整理収納プランナーの資格を活かし、一人暮らし女性に役立つ情報を発信しています。
インテリアと相性の良いカーテンを選べば、空間の統一感がアップします。カーテン選びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
質問:カーテンの色が部屋に馴染まない……。失敗しない選び方は?
カーテン選びでいつも失敗している気がします。明るく清潔感があり、汚れの目立たない色が良いと思って選ぶのですが、部屋に馴染まず、統一感が出せません…。
カーテンの失敗しない選び方を教えてください。
カーテン選びで失敗しないためには、色だけに注目しないことが大切!
カーテン選びで失敗しないためには、色だけでなく、床や壁、家具などのインテリアも含めて、全体的なバランスを考えることが大切です。
カーテンは空間に対して面積が広く、存在感が大きいアイテム。
色だけに注目して選ぶと、「インテリアに馴染まない」といった失敗につながりやすいため、選び方のポイントを押さえる必要があります。
色だけじゃない!失敗しないカーテンの選び方
「カーテンを選ぶとき、色以外に注目するべきポイントはどこだろう?」という方もいるでしょう。
ここからは、具体的な選び方のポイントをご紹介します。
床や壁などの色との相性を考える
カーテンを選ぶときは、床の色と明るさを揃えるなど、相性を考えることが大切です。
明るい床に濃い色のカーテン、または反対に濃い色の床にパステルカラーのカーテンだと浮いてしまう場合があります。
その結果、「気に入って買ったものの、実際につけてみるとしっくりこない」といった失敗につながります。
また、「どんな床にも合わせやすそう」といった理由で、ブラックやダークグレーなど濃い色のカーテンを選ぶと、圧迫感が出て部屋が狭く見えることも。
床はもちろん、壁やラグなど、部屋の中で面積の大きいモノとのバランスを意識しましょう。
インテリアのテイストを統一する
カーテンを選ぶ前にインテリアのテイストを決めて、統一するのもポイントです。そのためには、色だけでなく素材も大切なポイントです。
お部屋の雰囲気にまとまりがないと、慎重にカーテンを選んでもゴチャゴチャした印象になります。
インテリアのテイスト別に、おすすめのカーテンの例を以下の表にまとめました。選ぶときの参考にしてくださいね。
ナチュラル
おすすめの色 | ベージュ、ブラウン |
おすすめの素材 | リネン、コットン |
おすすめの柄 | 細かいチェック、ボーダー |
北欧インテリア
おすすめの色 | グリーン、ブルー、イエロー |
おすすめの素材 | リネン、コットン |
おすすめの柄 | 自然モチーフ、幾何学模様 |
韓国インテリア
おすすめの色 | ホワイト、アイボリー、ベージュ |
おすすめの素材 | リネン、コットン |
おすすめの柄 | ギンガムチェック |
モダン
おすすめの色 | ホワイト、グレー |
おすすめの素材 | ヘリンボーン、サテン、リネン |
おすすめの柄 | 幾何学模様、ストライプ |
迷ったときは…
迷ったときは、部屋の中でメインに使っている色と、同じカラーのカーテンを選ぶのがおすすめです。
同系色でまとめれば、簡単に統一感のあるコーディネートが作れます。
まとまりのあるインテリアの作り方について、より詳しく知りたい方は以下の記事もチェック!
カーテンのヒダも大切
「ヒダ」とは、カーテンのプリーツ部分を指します。見た目の雰囲気に関わるため、大切なポイントです。
ヒダには以下のように、いくつか種類があります。
- 1.5倍
- 2倍
- ノンプリーツ(1倍)
1.5倍や2倍の「倍」は、仕上がり幅サイズの〇倍の生地を使って、カーテンを仕立てることです。
ここからは、ヒダの種類別にそれぞれの特徴を解説します。
1.5倍
1.5倍はシンプルで幅広いテイストと相性の良いので、ヒダの種類で迷ったときにおすすめです。
2倍
ヒダが2倍なら、エレガントな印象に仕上がります。シンプルながらも高級感が漂う、ホテルライクなインテリアと相性抜群です。
ノンプリーツ
最近では、ヒダをとらないノンプリーツも人気があります。1.5倍よりもスッキリとした印象で、ナチュラルやモダンテイストのお部屋に似合います。
なるべく実物を見て決める
カーテンを選ぶときは、お店に足を運び、実物を見て決めるのがベストです。
ネットショップで購入した場合、「実際に届いてみたら思っていた色や質感と違う」といった失敗もあります。
とはいえ、お店にカーテンを見に行く時間を、なかなかとれない方もいるでしょう。
そういった場合は、サンプル生地を取り寄せられるネットショップを選び、自分の目で確認してから注文すると安心です。
丈や幅の長さの確認を忘れない
「カーテンを選ぶとき、デザインや色にばかり注目して、丈や幅の長さを確認していなかった」という失敗もよくあります。
ほんの数cm縦や横に隙間ができるだけで、ちぐはぐな印象になるため、サイズのチェックを忘れずおこないましょう。
採寸するときは、カーテンレールを基準にするのがポイントです。
もともと使っていたカーテンや窓の大きさを測ってしまうと、正確なサイズが確認できないので注意が必要です。
カーテンの採寸に便利!
- Qカーテンの色が部屋に馴染まない…失敗しない選び方は?
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カーテン選びで失敗しないためには、床や壁、家具などとのバランスを考える必要があります。
インテリアのテイストが決まっていない場合は、イメージを固めてからカーテンを選びましょう。実物を見て決めることや、長さの確認も大切です。
お部屋に合うカーテンを選んで、理想の空間を手に入れてくださいね。