ナマステ~
新年明けましたね、2024年こんにちは
今年ものほほんと色んなことを書いていきたいと思います
よろしくお願いいたします
さて新年1本目のお話は
「ボリビアの魔女市場」!!
市場好きなわたくしが世界旅行出発前から
楽しみにしていた魅惑的なネーミングの市場です
南米ボリビアのラパスにあります
世界には色んな市場がありまして
青空市場に日曜市場、家畜市場に泥棒市場
ジプシーマーケットなんてのもありました
因みにラパスには泥棒市もあって
こんな感じの大規模市場です
これはこれでおもしろい
でもやっぱり「魔女市場」
もう名前だけでぞわぞわしちゃいますよね
(何せわたくしファンタジー小説も呪術系の雰囲気も好きなもので・・)
高鳴る鼓動(!)を抑えて向かうは魔女市場の通り
まずはお土産屋さんの並ぶサガルナガストリートでかわいいお土産を物色して・・
全然関係ない話ですが、上の写真で気になるところありませんか?
座ってる女性の頭・・・・!
ビニール袋ですよね
帽子が濡れないようにビニールをかぶせているんですよ!
これが通常運転らしく、各地で誰も気にせず頭ビニール袋ちゃんが量産されていました
タイやベトナムでも雨が降ると頭にビニール袋かぶる人たくさんいたな・・
なんで日本ではみかけないんでしょうね?
さて頭ビニール袋ちゃんの話は置いといて、
少し先にあるリナレス通りとサンタ・クルス通りの交差点付近に行ってみます
そう!そこは!!!!!
わたくしが楽しみに楽しみに楽しみにしていた!
「魔女通り」です
そしてそこに連なるお店
「魔女市場」と呼びましょう
規模は大きくないですがもう感激
遠目に見てもその漂うただならぬ雰囲気に飲み込まれます
く~~~何が売ってるんだろう
とじりじりと近づきますが何せ買いたいものがあるわけではないので
ちらりちらりとのぞきこみます
しっかり店舗があるお店もあるし
キオスク感覚の露店のお店もあります
売っているものは呪術や信仰に使われるもの、
お茶や薬や石やろうそくなども
私たちの思い浮かべるキオスクとは全く異なります、そりゃそうだ
売っているおばちゃんたちの風情も
「魔女市場」の濃度を高めます
そこにひと際目を惹くなにかが吊るされているのが見えますか?
どこのお店にもあったリャマのミイラです
(※その類のものが苦手な方は写真閲覧注意してください※)
え??嘘でしょ???
と思うかもしれませんが
リャマの胎児のミイラ、本物です
最初見たときは本物かどうか分かりませんでしたが
よく見ると一つ一つ違う顔だったり状態が違ったりと、
似せて作られた偽物ではないことがよく分かります
決してお土産用ではありません
100%検疫で止められるので絶対に買わないでください
リャマのミイラは家を建てるときに土に埋めて家内安全を祈るそうです
建てる前にその場所が家を建てるにいい場所かどうか占うという場合も
ボリビアには先住民アイマラ族の人たちが住んでいます
今も土着信仰が色濃く生活に混ざっていて
人生の節目節目でその神に祈りを捧げます
その祈りに使う様々なものが売られているのがこの魔女市場ということです
私たち日本人からしたら見慣れないものばかりですが
地元の人から見たら昔から当たり前にそこにあるものなんでしょうね
きっと日本にもそんなものがたくさんある気がします
外国の人から見たら異様でしかないもの・・・
お正月に神社で買うお札や破魔矢なんてものはそういった類のものだろうな
きっと達磨(だるま)なんかも
私の住む地域では当たり前にやられている大祓いの人形の紙を使う儀式や
茅の輪くぐりなんかもそうですね
考え始めるときりがないです
ネパールに行った時にも祭事やその他儀式で見慣れないものをたくさん見ました
生きた山羊や鶏をその場で生贄にする儀式もありました
メキシコで行った「サン・ファン・チャムラ教会」では
松の葉を敷き詰めお香を焚きロウソクと鶏、卵、炭酸飲料を床に直置きと
外国人のわたしにとっては異様な雰囲気
その土地その土地の大事にしている儀式を行う際に必要なものって
その場所に住む人にしかわからないですよね
そう考えると魔女市場にもなぜか親しみが湧いてくるというものです
世界のどこにも存在している祈るということ
祈りの力の大きさ大切さを考えます
祈りは無駄なことじゃないと信じます
だからこそ昔も今もその行為はなくなることなく
廃れることなく存在するんだと
新年明けて悲しいニュースが飛び込みました
世界でも平和とはかけ離れたニュースが日々報道されています
祈りは力
遠いこの場所から祈っています
また書きます~!