毎日の料理に欠かせない塩。使うときに固まっているとちょっとストレスに感じてしまいますよね。この記事では、そんな固まった塩をサラサラに戻す方法を解説します。
こんにちは、食物検定1級保持、自炊歴20年のカーサミアライターの山本です。
予防策もご紹介しているのでぜひ最後まで読んでくださいね。
塩が固まる原因は湿気
塩が固まる原因は、湿気で塩の表面が溶けること。溶けた粒同士がくっつくことで塊になっているそうです。
湿度の変化で水分で溶けることで起きるので、なるべく水回りにはおかないほうがよさそうです。湿気を吸った塩が水分を放出して、また乾燥して…を繰り返してどんどん大きな塊になってしまいます。
砂糖は逆に乾燥したら固まる性質なので混乱しそうですよね…!
固まった塩をサラサラにする方法
湿気を飛ばす方法として2種類をご紹介します!
フライパンで炒る
細かい塊の場合はフライパンで炒って水分を飛ばしましょう。こげないように弱火でじっくり水分を飛ばすことがポイントです。
炒るときは、菜箸やへらでかき混ぜながら塊をほぐすと全体的に乾燥していきます。
電子レンジで加熱
大きな塊の場合は電子レンジで加熱する方法がおすすめです。
やり方は簡単。耐熱皿に固まりの塩を広げたら600wで2分ほど加熱していきます。その後、菜箸などで固まりをほぐせば完成です。まだ塊がある場合は30秒ずつ様子をみて調整して加熱しましょう。
水分が飛ぶのでサラサラに戻りますよ♪
塩を固まりにしないためにできる予防策
ポイント1:湿気対策として密封容器に入れる
湿気の影響を受けにくくするために容器選びは大切です。密封できる容器、例えばパッキンがついているものがおすすめです。
置き場所はもちろん水気が少ないところに。水回りは湿気がたまりやすいので、戸棚などに置くといいですよ。
ポイント2:保存容器に乾燥材を入れておく
保存容器の中に乾燥材としてショートパスタを入れておくのも有効な手段です。湿気を吸ってくれるので塩が塊になりにくくなります。
100均にある珪藻土の乾燥材でもOK。お気に入りを見つけてみてください。
ポイント3:冷蔵庫で保管する
冷蔵庫での塩の保存は、出し入れで結露して湿気が起こる可能性があるので一般的にはおすすめしていません。ですが、実は冷蔵庫の中の湿度は20%程度に保たれているんです。そのため、詰め替え用などの大袋の長期保存には冷蔵庫でもOK。
とはいえ、わたしも普段使いの小瓶の塩を冷蔵庫保管していますが、出し入れしても固まっていないのであまり問題なさそうです。
- Q塩が塊になったとき、ほぐす方法は?
- A
塩が塊になる原因は湿気によるものなので、塩に含まれる水分を飛ばすことで解決します。フライパンで炒ったり、電子レンジで水分を飛ばしたりすると、サラサラに戻ります。
そもそもの保存の段階で湿気を含ませないようにすることも大事ですので、いつも固まる人は保存方法も見直してみましょう。