この記事では、ニットを圧縮袋に入れて保管しても大丈夫?という疑問にお答えします。
こんにちは、カーサミアライターのあんどうです。編み物が好きで、手編みのニットを多数所有しています。
衣替えの時期、かさばるニットの収納方法にお困りの方も多いのではないでしょうか。
ですが圧縮袋を使うと、ニットが傷んでしまわないか心配です。
ニットをきれいな状態で収納するコツをご紹介しますので、最後までチェックしてくださいね。
【結論】ニットは圧縮袋に入れて保管できるが注意が必要
ニットを圧縮袋に入れて保管することはできますが、注意が必要です。
ニットは繊維が柔らかく、圧縮袋で強く圧縮すると形が崩れたり、シワになったり、毛羽立ちや毛玉が生じる可能性があります。
そうならないために、たたみ方や収納の仕方を工夫しましょう。
ニットを圧縮袋に収納する際のコツ
圧縮袋を使わずに済むならよいのですが、収納スペースの関係で使わざるを得ない場合もありますよね。
そこで、ニットを極力きれいに保ちながら圧縮袋に収納するコツをご紹介します。
収納前には洗濯やクリーニングをする
収納前のニットは必ず洗濯やクリーニングをしてください。
汚れがついた状態で収納すると、後に取り出した時に嫌なニオイがしたり、繊維が傷んだりする恐れがあります。
ゆるくたたんで詰め込みすぎないようにする
毛玉や毛羽立ちの原因は摩擦です。
ニットはできるだけフワッとゆるくたたんで収納してください。
圧縮袋の中にゆとりを持たせることで型崩れを防げます。
ぎゅうぎゅうに詰め込まないようにゆとりを持たせるのもポイントです。
防虫剤を入れる
衣替えでセーターを取り出したら虫に食われていた…という経験がある方も多いのではないでしょうか。
ニットの天敵カツオブシムシなどによる虫食いを防ぐため、圧縮袋には防虫剤を入れましょう。
無臭かつカビ防止剤配合のものならより安心です。
ニットを圧縮袋から取り出した後にやること
ニットを圧縮袋から取り出したら、丁寧に伸ばして形を整えて、風通しの良い場所で通気することで、多くの場合で形状が戻ります。
もしもシワや型崩れが気になる場合は、スチームアイロンを当ててください。
アイロンを直接押し付けないように、少し離れたところからスチームを当てるのがコツです。
ぺたんこになっていても、スチームを当てることで毛の間に空気が入り込んで、ふんわり仕上がりますよ。
害虫駆除にも効果的です。
編み物好きのニット圧縮袋保管事情
飽くまで私の周囲での話であり、個人差は当然ありますが、ベテラン編み物仲間に聞いてみると、「お気に入りのニット(手編み)は、圧縮袋は使わない」という声がほとんどでした。
理由は、「シワや型崩れが気になる」や、「着る前にスチームアイロンをかけるのが面倒」といったもの。
「モヘアなど毛足の長いニットは絡んで傷みそう」、「せっかく大切に編んだのだから、できるだけ長くきれいな状態を保ちたい」という声も。
私自身もお気に入りのニットは圧縮袋は使わず、ふんわりたたんで防虫剤と一緒にタンスに入れ、定期的に通気しています。
ですが、市販のそこまで思い入れのないニットは圧縮袋に入れています。
それに、そこそこかさばるがっちり編みの重量級ニットは、圧縮袋に入れてみてもいいかなとも思います。
どこまで気にするかは人それぞれ。
収納スペースは限られているので、臨機応変に対応すればいいと思います。
- Qニットを圧縮袋に入れて保管しても大丈夫?
- A
ニットを圧縮袋に入れて保管することもできますが、特別な思い入れのあるニットは圧縮しないほうがよいでしょう。ニットは繊維が柔らかいため、圧縮すると形が崩れたり、シワになったり、毛羽立ちや毛玉が生じる可能性があるためです。
思い入れの薄いニットを圧縮袋で保管する場合は、一度洗って、できる限りゆるくふんわりたたんで、ぎゅうぎゅう詰めにせずゆとりを持たせて収納するようにしてください。