しっかりお洗濯したつもりなのに、汚れが落ちていないときってありませんか? 衣類につく汚れは、皮脂・汗・油・化粧品・血液などさまざま。洗濯洗剤だけでは、すべての汚れを落とすのは難しいのです。
そこでおすすめなのが「セスキ炭酸ソーダ」。毎日のお洗濯はもちろん、つけ置きやスプレーなど使い方を工夫すれば、幅広い汚れに対応できますよ! しかも、一般的な洗濯洗剤より環境に優しいので、安心なんです。
こんにちは。カーサミアライターのいずみです。体と環境に優しいものが好きで、ナチュラルクリーニングにハマっています。
この記事では、セスキ炭酸ソーダを使ったお洗濯について解説します。簡単に取り入れられる内容なので、最後まで読んで実践してみてくださいね!
セスキ炭酸ソーダとは?洗濯に使える?
セスキ炭酸ソーダとは、重曹と炭酸ナトリウムが混ざったアルカリ性のナチュラル洗剤です。重曹より洗浄力が強く、炭酸ナトリウムより肌に優しいという特徴があります。
そんなセスキ炭酸ソーダは、お洗濯にぴったり。衣類の主な汚れは、油や皮脂、汗などのタンパク質です。タンパク質汚れは酸性なので、反対の性質であるアルカリ性のセスキ炭酸ソーダを使うとよく落ちるんですよ。
セスキ炭酸ソーダは洗濯以外にも、コンロ・換気扇などキッチンの油やドアノブの手あかを落とすのが得意です。セスキスプレーを作っておけば、毎日の掃除に大活躍します。スプレーの作り方は後ほど紹介しますね。
セスキ炭酸ソーダを使った洗濯方法
ここからは、セスキ炭酸ソーダを使った洗濯方法を紹介します。
汚れの度合いや種類に合わせて、使い方を工夫しましょう。
洗濯機で毎日のお洗濯
日常の軽い汚れなら、水とセスキ炭酸ソーダだけで落ちます。洗濯機に水30Lに対してセスキ炭酸ソーダ大さじ1の割合で入れ、運転させればOK。つけ置きは不要です。すすぎは1回で十分ですが、気になる場合は2回に設定しても大丈夫ですよ。
水とセスキ炭酸ソーダのお洗濯でちゃんと綺麗になりますが、週に一度は石鹸か洗濯洗剤でお洗濯するのがおすすめ。セスキでは落ちなかった汚れがとれてさっぱりします。
食べこぼしのシミにはセスキスプレーを
油はねや食べこぼしなどのシミには、すぐにセスキスプレーをしましょう。吹きかけたらしばらく置き、その後通常のお洗濯をします。
セスキスプレーの作り方は、水500mLにセスキ炭酸ソーダ小さじ1を入れて溶かし、スプレーボトルに入れるだけ。2~3ヶ月以内に使いきってくださいね。
つけ置きでタンパク質汚れがすっきり
油汚れや皮脂汚れがひどいときは、洗濯機に入れる前につけ置きを。水30Lに対してセスキ炭酸ソーダ大さじ1を入れ、3時間~一晩つけておきます。その後、石鹸か洗剤を使って洗濯機で洗えば汚れがよく落ちますよ。
ちなみに、襟や袖などの軽い汚れにはセスキスプレーがおすすめです。気になる部分に吹きかけてから洗濯すれば、いつもより綺麗に洗いあがります。
セスキ炭酸ソーダは、鼻血や布ナプキンなどの血液汚れにも最適。油・皮脂汚れのときと同じように、つけ置きしてから洗濯しましょう。血液汚れのものを長時間つけ置く場合は、水が汚れたら作り直してくださいね。
セスキ炭酸ソーダで洗濯するときの注意点
便利で環境にも優しいセスキ炭酸ソーダですが、いくつか注意点があります。
効果を最大限発揮するためにも、覚えておいてくださいね。
セスキ炭酸ソーダを入れすぎない
洗浄力を高めたいからといって、セスキ炭酸ソーダを入れすぎるのはNGです。
水に対してセスキ炭酸ソーダの割合が多すぎると、洗いあがりがべたついたり、においが出たりすることも。セスキ炭酸ソーダを溶かした水を触ってみて、少しぬめりを感じるくらいがちょうどいい量ですよ。
手荒れが心配ならゴム手袋を使おう
セスキ炭酸ソーダは、それほど手荒れの心配はないと言われています。しかし、タンパク質を溶かす性質があるため、肌が弱い人やすでに手が荒れている人はゴム手袋を使うと安心です。
泥汚れや口紅のシミは落とせない
セスキ炭酸ソーダは、泥や口紅のシミなどの強い汚れは落とせないので注意しましょう。
泥には洗濯用の固形石鹸、口紅やファンデーションにはクレンジングオイルか台所洗剤がおすすめです。
セスキ炭酸ソーダでお洗濯すれば、日常の軽い汚れから油・血液といった頑固な汚れまで落とせます。手あか汚れにも強いので、洗濯機の拭き掃除もお任せ。洗濯のついでにセスキスプレーで水拭きすれば、簡単に綺麗な状態を保てますよ。
セスキ炭酸ソーダで、お肌と環境に優しいお洗濯をはじめましょう!
セスキ炭酸ソーダは、ドラッグストアでも通販でも手に入りますよ|出典:Amazon