油や食品、水あか、石鹸カスが付きやすいキッチン。こまめにお手入れしているつもりでも、実は汚れが残っているかもしれません。
こんにちは、カーサミアライターのいずみです。クリンネスト1級の資格を持っており、さまざまなお掃除情報を発信しています。
今回は重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸を使ったキッチンの掃除方法をご紹介します。ガンコ汚れが付きやすいキッチンですが、ナチュラル洗剤ですっきり落とせます。ぜひ新年を迎える前の大掃除に役立ててくださいね!
重曹・セスキ・クエン酸を使ったキッチンの掃除方法【水回り編】
まず、水回りの掃除方法から紹介します。
キッチン掃除で使う「セスキスプレー」と「クエン酸スプレー」の作り方は以下の通りです。
シンク
シンクには食材のタンパク質汚れや油汚れなどが多く付いています。アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダを使うと汚れが落ちますよ。
重曹かセスキ炭酸ソーダをシンクに振りかけ、スポンジで磨きます。重曹は水に溶けにくく粒子が残りやすいので、こすりすぎて傷つけないよう注意してください。セスキスプレーを吹きかけて拭き取ってもOKです。
その後クエン酸スプレーで中和させ、仕上げに水拭きすれば完了です。
排水口
排水口には油や食品といった酸性汚れと、石鹸カスなどのアルカリ性汚れの両方が付いています。そのため、重曹とクエン酸を使って掃除するのがおすすめです。
混ぜると中和して効果が減ってしまうので、それぞれ別々に使ってくださいね。
外したパーツは粉末を振りかけ、スポンジや歯ブラシなどでこすると汚れが落ちますよ。
蛇口
蛇口は水あかで汚れやすいので、クエン酸を使います。クエン酸スプレーを蛇口に吹きかけ、拭き取るだけでピカピカになりますよ。
ガンコ汚れにはクエン酸パックが効果的です。汚れに布やキッチンペーパーをかぶせ、クエン酸スプレーをかけて濡らします。そのまま10分ほど放置したあと拭き取ってください。
蛇口の根元や継ぎ目などの細かい部分は、重曹と歯ブラシを使って磨きましょう。仕上げにクエン酸をスプレーしておくとキレイになりますよ。
重曹・セスキ・クエン酸を使ったキッチンの掃除方法【コンロまわり編】
続いてはコンロまわりの掃除方法を解説します。
コンロ周辺はガンコな油汚れが多い場所ですが、ナチュラル洗剤で十分キレイにできますよ。
調理台・コンロまわり
調理台やコンロまわりは油や食品がついているので、水だけでは汚れが落ちません。
アルカリ性のセスキスプレーで拭き取ったあと、クエン酸スプレーで拭きあげましょう。クエン酸には除菌作用があるので、調理台掃除にぴったりですよ。
ガスコンロ
セスキ炭酸ソーダと重曹を使えば、ガスコンロのガンコな焦げつきも落とせます。他にも、飲みかけのお酒(アルコール)も使えますよ。
詳しい掃除方法はこちらの記事を参考にしてください。
IHクッキングヒーター
普段のお手入れはセスキスプレーで拭くだけで十分です。焦げつきが気になるときは、セスキスプレーでパックしましょう。
詳しい掃除方法はこちらの記事を参考にしてください。
魚焼きグリル
重曹で焦げつきを磨き落とします。油が気になるときは、食器用洗剤や石鹸も使いましょう。
グリルの油汚れを予防するためには、魚を焼く前に受け皿に重曹を敷き詰めておくのがおすすめです。重曹が魚の油を吸収するので、お手入れがぐんと楽になりますよ。
使用後は敷き詰めた重曹に水を少し加え、これを使って掃除すればもったいなくありません。
換気扇
換気扇のガンコ汚れにはセスキ炭酸ソーダのつけ置きが効果的です。年に数回はフィルターなどを外してお手入れしましょう。
部品がしっかり浸かるサイズの容器または袋を用意し、お湯を入れます。セスキ炭酸ソーダはお湯の温度が高いほど洗浄力が増すので、できるだけ熱いお湯を使ってください。
お湯3Lに対して大さじ2の割合でセスキ炭酸ソーダを溶かします。汚れの落ち具合を見ながら、数時間から半日放置しましょう。
浮き上がった汚れをブラシなどでよく落とし、仕上げに水ですすぎます。しっかり乾燥させたら完了です。
キッチンにはさまざまな汚れが付いており、ガンコ汚れも多いです。しかし重曹・セスキ・クエン酸の3つがあればキレイになりますよ。
食品を扱うキッチンの掃除には、体に優しいナチュラル洗剤がぴったりです。ぜひ試してみてくださいね!
過去記事では他にもナチュラルなお掃除として、重曹を使った電子レンジの掃除方法も紹介しています。こちらも併せてご覧くださいね。