ご自宅のカーテンを見ていただくと、カーテンの上部の生地をつまんで縫製されているかと思います。その部分がカーテンの「ヒダ」です。
世の中のカーテンのほとんどはヒダを取って縫製されています。
一部ヒダを取らずに縫製されているカーテン(ノンプリーツ/フラット)や、「ハトメ」「タブ」「ギャザー」など、特殊な縫製方法で作られたカーテンも存在しますが、今回は、通常のヒダをとるカーテンを中心に、ヒダの選び方を解説します。
CASAMiA × ジャストカーテン
オーダーカーテン「JUST CURTAIN(ジャストカーテン)」による、最新カーテン情報ブログの連携記事。
カーサミア編集部がセレクトした、一人暮らし女性にお届けしたい「カーテン」にまつわるお役立ち情報をご紹介します。
この記事は、「ジャストカーテン お役立ちコラム」で掲載された記事の一部をカーサミアでもお届けする連携企画です。
今回は『カーテンのヒダの選び方~2倍・1.5倍・ノンプリーツの違いは?~』をご紹介いたします。
そもそもカーテンのヒダの役割は?
カーテンの見た目を美しく見せる
ヒダをとると、カーテン全体にドレープ(波うつような生地の形)がうまれ、装飾性が高まります。
カーテンを開けたときに、生地がスッキリ収まるようにする
カーテンをかけて窓の端に寄せた際に、ヒダによって生地が折り曲がり、コンパクトにたたむことができます。
2倍、1.5倍ヒダ…、“倍”ってどういう意味?
2倍ヒダ (=3ツ山) | |
1.5倍ヒダ (=2ツ山) | |
ノンプリーツ (フラット/ヒダなし) |
2倍や1.5倍の「倍」の意味は、「仕上がり幅サイズの〇倍の生地を使用してカーテンを仕立てる」というものです。
例えば、横幅100cmのカーテンを仕立てる際に、2倍ヒダであれば、約200cmの生地を使用する、1.5倍ヒダであれば、約150cmの生地を使用するということになります。
また、ヒダについて、「3ツ山」「2ツ山」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
「山」というのは、ヒダ一つあたりを何個の山でつまむかを表しており、2倍ヒダの場合は「3ツ山」、1.5倍ヒダの場合は「2ツ山」となります。
2倍ヒダと1.5倍ヒダの違いは?
2倍ヒダ
2倍ヒダは、仕上り幅サイズの約2倍の生地を使用、3ツ山でヒダをつまみます。
より多くの生地を使用するので、谷と山が深くゆったりとしたプリーツで豪華な仕上がりとなります。リビング等お客様が来られるお部屋におススメです。
メリット
生地をたっぷり使うので保温性も高まり冬場の寒さ対策にもなる。
オーダーカーテンならではの縫製で、高級感のある仕上がり。
デメリット
生地を沢山使用する分、カーテンが重くなり、大きい窓になると洗濯が少し大変。
プリーツが深くなるので、大きな柄が分かりづらくなる。
束ねたときのボリュームが多くなる。(ボリュームを抑えるためにも形状記憶加工がおススメです)
1.5倍ヒダ
1.5倍ヒダは、仕上がり幅サイズの約1.5倍の生地を使用、2ツ山でヒダをつまみます。
2倍ヒダに比べると、ヒダ同士の間隔が少し広くなり、プリーツもなだらかな仕上がりになります。寝室等プライベートなお部屋におススメです。
メリット
生地の使用量が少ないため2倍ヒダより安い。
束ねたときのボリュームが少なく、スッキリと収まる。
デメリット
2倍ヒダに比べると、オーダーカーテン特有のゆったり感が損なわれる。
生地の使用量が少ないので、保温性が低くなる。
◆JUST CURTAIN 通販サイト
3パターンのヒダから選べるオーダーカーテンを探す
・ドレープカーテン一覧
・レースカーテン一覧
既成カーテンはほとんどが1.5倍ヒダです。ただ、ヒダ倍率以外にもオーダーと既製の縫製仕様の違いがたくさんあるので、1.5倍だからといって既製カーテンと同じような仕上がりではないのでご安心ください。
どっちを選ぶべき?おススメの選び方
やはり、せっかくオーダーカーテンにするからには、2倍ヒダで仕立てたいところ…ただ、費用は抑えたいという方も多いはずです。
そんな方には
- 厚地カーテンを2倍に、レースカーテンを1.5倍にする
- リビングを2倍に、寝室を1.5倍にする
といった使い分けがおすすめです。
ここでの注意点は、ひとつの部屋で複数窓に同じカーテンを吊る場合は、ヒダ倍率は揃えましょう。
厚地カーテンで2倍と1.5倍が並んでしまうと、見栄えに差が出てしまいステキな仕上がりになりません。
また逆に、ほぼ厚地カーテンを開けっ放しにするようなお部屋であれば、厚地カーテンを1.5倍、レースだけを2倍にすることをおススメするケースもあります。
人気急上昇中!?ノンプリーツカーテン(フラットカーテン)のススメ
ノンプリーツカーテンとは、レールの長さに対して約1.0~1.5倍の長さの生地を、ヒダを取らずに仕上げます。
1.0倍、つまり、レールの長さと同じ長さの生地を使うと“パツンパツン”になってしまうので、通常は1.2倍前後の生地を使用します。
昔からあるヒダ仕様ですが、近年徐々に選ばれる方が増えてきている印象です。従来は、間仕切りとして使用する場合や、大柄の生地の場合などに選ばれることが多かったですが、最近ですと、天然素材のカーテンや、ナチュラルライクな雰囲気を求める方に人気です。
カーテンを開けたときに、ヒダがない分きれいに束ねるのが難しいなどのデメリットもあるので要注意ですが、ヒダをたっぷりとって、豪華な仕上がりにするよりも、ゆるやかで自然なウェーブの仕上がりが良いという場合は是非お選びください。
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・ドレープカーテン一覧
・レースカーテン一覧
お問い合わせ先
- Qカーテンのヒダの役割は?
- A
1つ目は、カーテンの見た目を美しく見せる効果があります。ヒダをとると、カーテン全体にドレープ(波うつような生地の形)がうまれ、装飾性が高まります。
2つ目に、カーテンを開けたときに、生地がスッキリ収まるようにする役割があります。カーテンをかけて窓の端に寄せた際に、ヒダによって生地が折り曲がり、コンパクトにたたむことができます。
- Q2倍ヒダと1.5倍ヒダ、どっちがおすすめ?
- A
リビングや応接間は2倍ヒダ、寝室やプライベートルームは1.5倍ヒダという使い分けがおすすめです。また、レースと厚地カーテンのいずれか片方だけを1.5倍ヒダにすることで、高級感を保ちつつ費用を抑えることも可能です。
1つの部屋で複数窓に同じカーテンを吊る場合は、ヒダ倍率を揃えると統一感が出せますよ。
- Qヒダのないカーテンは?
- A
ヒダを取らない「フラットカーテン(ノンプリーツカーテン)」も近年人気が急上昇中です。
間仕切りとして使用する場合や、大柄の生地の場合はもちろん、天然素材のカーテンや、ナチュラルライクな雰囲気を求める方にも人気です。ゆるやかで自然なウェーブの仕上がりが良いという場合はぜひお選び下さい。