防災グッズの置き場所は?一人暮らしの収納アイデア【防災士解説】
ワンルームなど狭い部屋での一人暮らしの場合、防災グッズの置き場所に困っているという方も多いと思います。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「一人暮らしの防災グッズの置き場所」に関して紹介します。防災グッズは適切な場所に置いていないと、いざという時に全く役に立たなかったということになりかねません。一人暮らしに最適な防災グッズの置き場所や収納アイデアと、それぞれ具体的にどのような防災グッズを置いておくべきかを紹介していきます。◆防災グッズの置き場所1 玄関:玄関は避難経路として避難の際に必ず通るため、すぐに持ち出せるメリットがあります。玄関の防災グッズ収納アイデア・靴箱の中・靴箱下のデッドスペースを活用・スツールを置いて中に収納・扉や壁面にフックを取り付け、かけておく◆防災グッズの置き場所2 寝室:災害の影響で停電が発生する恐れもありますよね。暗闇の中でも安全に動けるよう「懐中電灯」や「メガネ」を枕元など手の届く範囲に置いておきましょう。時には寝室の窓から避難する場合もあるため、寝室も玄関同様の防災グッズも置いておきましょう。日中は玄関に置いて、就寝時に寝室に移動させるというのもいいですね。寝室の防災グッズ収納アイデア・ベッド下のデッドスペースや引き出しを活用・懐中電灯などの小物はポーチにまとめて、サイドテーブルや枕元などに・壁面にフックを取り付けてかけておく・スツールを置いて中に収納◆防災グッズの置き場所3 リビング:寝室同様に、避難の際に必要なものや停電・家具転倒などを想定した防災グッズを置いておきましょう。また、「在宅避難」しやすい環境を作っておきましょう。リビングの防災グッズ収納アイデア・スツールを置いて中に収納・壁面にフックを取り付けてかけておく・バスケットなどかごに収納◆防災グッズの置き場所4 キッチン:食材や日用品の備蓄については、「食材を買って、それを食べて、食べた分だけまた買い足す」というローリングストック法の備蓄品を置いておきましょう。キッチンに防災グッズを置く際のアイデア・シンク下の収納やキッチン棚を活用・キッチンワゴンを活用・賞味期限がわかりやすいよう、期限が近い食材を入れるボックスを用意◆防災グッズの置き場所5 押入れ・クローゼット:災害時に在宅避難を考えているなら、押し入れやクローゼットを防災グッズの置き場所として活用するのもおすすめです。備蓄品や二次の備えを分散収納すると、災害の影響で取り出せなくなるという可能性に対応できます。押入れ・クローゼットに防災グッズを置く際のアイデア・備蓄品がなくなった際にすぐに分かるようアイテム別に透明なボックスケースに収納・無印良品の「ポリプロピレン頑丈収納ボックス」など、頑丈な収納ボックスを活用し、地震等で潰れるリスクを軽減。一次避難用の防災グッズは、できるだけいつでも手の届く範囲に置いておくことをおすすめします。ポーチやリュックなどに一つにまとめておきましょう。しかし、備蓄品や二次避難用の防災グッズは、一箇所に収納するよりもリスク軽減のために分散収納することがおすすめです。