電子レンジで卵を加熱すると爆発する可能性があるのは有名な話だと思いますが、他にも電子レンジで加熱すると危険な食べ物が結構あるってご存知でしたか?
こんにちは、カーサミアライターの桐里です。過去に電子レンジで卵を爆発させたことや、カレーを温めすぎて中身が飛び散り、掃除が大変だった経験をしたことがあります…。
この記事では、電子レンジで爆発・発火する危険性のある食べ物リストについて紹介していきます。
電子レンジで危険な目に合わないために、知っておいて欲しい内容です。是非チェックしていって下さいね。
電子レンジで「爆発リスク」のある食べ物リスト
電子レンジは電波で食材を加熱していますが、電波の影響を受けることで上手く加熱できない、もしくは加熱しすぎてしまう食材があります。
こうした食材をレンジで加熱すると食材が爆発し、最悪の場合はレンジが故障したり破損してしまうかもしれません…!
例えばウインナーなど皮や被膜に覆われている食べ物をそのまま加熱すると、皮や膜の内部に水蒸気が溜まり爆発してしまう可能性があります。
ここでは、電子レンジで加熱すると破裂する可能性があり危険な食材について紹介します。有名なものから、意外と知らないものもあるかもしれません。
レンジで爆発する食材 | 具体例 |
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卵 | 生卵、ゆで卵 |
薄い皮や膜に包まれている食材 | ウインナー、トマト、明太子、イカなど |
殻付きの食材 | 栗、銀杏など |
飲み物 | コーヒー、豆乳など |
とろみのある液体 | みそ汁、カレー、シチューなど |
厚みのある塊状のお肉 | 豚の角煮、鶏もも肉など |
それぞれの破裂を防ぐ為の対処法はこのあと順番に紹介しますので、是非この機会に確認していって下さいね。
卵
卵は電子レンジで加熱すると危ないことが有名な食材だと思います。殻付きの卵や割り落した生卵・ゆで卵も破裂する可能性があるため、電子レンジで加熱すると危険です。
実際に卵をレンジで加熱した方の事例
下記は、ゆで卵が加熱不足だったため「卵の殻をある程度割ってからレンチンした」という方のX(旧Twitter)のポストです。爆発の威力が分かりますね。
このように、卵を電子レンジで加熱することは、大変危険です。
卵を電子レンジで加熱したい場合は…
卵を電子レンジで加熱したい場合は、中身を耐熱容器に割りほぐすか、爪楊枝などで黄身に数か所穴を開けてから少しずつ加熱するようにしましょう。
薄い皮や膜に包まれている食材(ウインナー、トマト、明太子、イカなど)
薄い皮や膜に包まれているウインナーやトマト、明太子、イカなどをそのまま電子レンジで加熱すると破裂する可能性があるので危険です。
電子レンジで温められた水分が水蒸気となって、薄い皮や膜の中に溜まっていき圧力が上がり破裂してしまうことがあるからです。
加熱中に破裂しなくても、電子レンジから取り出したあとに破裂する可能性もありますので、十分注意しましょう!
これらの食品を電子レンジで加熱したい場合は、破裂を防ぐ為に水蒸気の出口を作ってあげる必要があります。ウインナーには切り込みを入れる、トマトは切り分ける、など対処をすると破裂を防ぐことができますよ。
殻付きの食材(栗、銀杏など)
栗や銀杏などの殻付きの食材も、薄い皮や膜に包まれている食材と同じ理由で殻の中に水蒸気が溜まり破裂する可能性があるのでレンジ加熱は危険です!
殻付きの食材を電子レンジで加熱する場合は殻をむくか、殻に切れ目や穴を開けて水蒸気の出口を作ってから加熱するようにしましょう。
飲み物(コーヒーや豆乳など)
コーヒーや豆乳など飲み物を電子レンジで加熱する際にも注意が必要です。
その理由は、液体を温めると突然爆発するように沸騰する「突沸(とっぷつ)」という現象が起こる可能性があるからです。
液体の温度が沸点に達すると沸騰しますが、電子レンジのように静かに加熱されるときには、沸点を超えても沸騰が起こらず、熱が溜まっていく過加熱状態になっていることがあるんです。
この状態で、容器を動かす、スプーンを入れる等の何らかの刺激が加わると「突沸」が起こり、高温の液体が周囲に飛び散って火傷する可能性もあり、大変危険です!
「突沸」の危険性が分かる動画を、東京都が出しているので、リンクを貼っておきますね。
電子レンジでの突沸を防ぐ為に、飲み物をレンジで温める場合は、加熱時間を短めに設定して、様子を見ながら少しずつ加熱するようにしましょう。
もし加熱しすぎてしまった場合は、少し時間をおいてから取り出すようにしましょう。
とろみのある液体(みそ汁、カレー、シチューなど)
カレーやシチュー、ハヤシライスやデミグラスソースなど、粘度の高いドロッとした液体やみそ汁などを電子レンジで加熱した場合も、突沸現象が起こる可能性があります。
とろみのある液体を電子レンジで温める場合は、かき混ぜながら様子をみて少しずつ温めるようにしましょう。
カレーの温め方については、下記記事もご参照ください。
厚みのある塊状のお肉(豚の角煮、鶏もも肉など)
肉類は基本的には電子レンジで加熱できます。
しかし、厚みのある塊状の肉(豚の角煮、鶏もも肉など)は、表面ばかり温まり内側の水分が逃げられない状態になるため、加熱しすぎると破裂する可能性があります。
破裂まではいかなくても加熱ムラが起こりやすく、生焼け状態になってしまう可能性があるため、電子レンジ調理には適しません。
コンロ調理や湯せん調理の方が確実で安全です。
しかし、厚みのある塊状のお肉をどうしても電子レンジで温めたい場合は、フォークなどで数か所穴を開けて、ラップをふんわりかけて様子をみながら少しずつ加熱しましょう。
電子レンジで「発火リスク」のある食べ物リスト
続いて、電子レンジで加熱すると発火リスクのある食材について紹介していきます!
水分量の少ない食材のレンジ加熱は、発火する危険性があるので注意が必要です。
レンジで発火しやすい食材 | 具体例 |
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水分量の少ない野菜 | いも類、かぼちゃ、にんじんなど |
乾燥した食材 | 鷹の爪、ドライフルーツなど |
発火を防ぐ為の対処法も合わせて紹介しますね。
水分量の少ない野菜(いも類、かぼちゃ、にんじんなど)
さつまいもなど水分量の少ない野菜を電子レンジで加熱しすぎた場合、水分が蒸発してなくなって温度だけが上がってしまうことで、焦げて発火する恐れがあります。
とはいえ、火の通りにくいさつまいもやかぼちゃ等は下ごしらえで電子レンジを使いたい場合もありますよね。
水分量の少ない野菜を電子レンジで加熱する場合は、少量の水と一緒に耐熱容器に入れるようにしましょう!
乾燥した食材(鷹の爪、ドライフルーツなど)
鷹の爪やドライフルーツなどの乾物は、食材に水分がほぼないため電子レンジで加熱しすぎると発火する恐れがあります。
特に鷹の爪にはカプサイシンという辛み成分が含まれており、加熱すると発火する危険性が更に高まります。電子レンジには入れないようにしましょう。
また、ドライフルーツの中でもレーズンは、原料のブドウが薄い皮に包まれており水蒸気が内部に溜まりやすく、破裂・発火する危険性が高いため注意しましょう!
参考サイト:電子レンジでの突沸に注意!|東京くらしWEB
電子レンジで注意が必要な食品・食材は? – Panasonic
- Q電子レンジで爆発・発火する食べ物は?
- A
電子レンジで爆発する可能性のある危険な食材は、卵だけでなくウインナーや明太子など薄い皮や膜に包まれている食材、栗や銀杏など殻付きの食材、カレーやシチューなど粘度の高い液体、厚みのある塊状のお肉などがあげられます。
また、さつまいもやかぼちゃなど水分量や少ない野菜、鷹の爪やドライフルーツなど乾燥した食材は発火のリスクがあります。
電子レンジ調理に適さない食材や、注意が必要な食材を覚えておいて、安全に調理できるようにしましょうね。