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メガネを拭いてもきれいにならない…なぜ?元眼鏡屋さんがチェック!

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この記事では、メガネを拭いてもきれいにならないのはなぜ?という疑問にお答えします。

こんにちは、カーサミアライターで眼鏡作製技能士のあんどうです。

あんどう
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教えてくれたのは…

インドアフリーライター。
眼鏡作製技能士1級(旧・認定眼鏡士SS級)です。眼鏡ショップ・コンタクトレンズショップに勤務経験あり。
読書、映画鑑賞、ハンドメイドが趣味。

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正しくメガネをお手入れしているはずなのに、“汚れ”が取れない…。

もしかすると、それは“汚れ”ではないかもしれません。

メガネの正しいお手入れ方法とNG例、そしてメガネを拭いてもきれいにならないときに注意したいことを解説しますので、最後までチェックしてくださいね。

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メガネのお手入れ、正しい方法・NGな方法

メガネを拭いてもきれいにならないときは、一度正しいお手入れ方法を確認してください。|イメージ画像:写真AC

メガネを拭いてもきれいにならない!という時は、お手入れ方法があっているかを確認してください。

正しいお手入れ方法

正しいお手入れ方法は、まずメガネを水洗いしてて、表面についた埃や汚れを洗い流します。

その後、中性洗剤を薄めたものや専用の眼鏡クリーナーをメガネのレンズとフレームに塗布してください。

汚れと馴染ませたら十分にすすいで、ティッシュなどで水気をしっかり拭き取ります。

最後に清潔なメガネ拭きで拭き上げて完了です。

詳しくはこちらを参考にしてください。

メガネ長持ちなお手入れ方法、知ってた?寝る前にこれだけやってみて!
今回は認定眼鏡士の私が、お気に入りのメガネを少しでも長く使えるように、おうちで簡単にできるメガネの洗浄方法とお手入れグッズを紹介します。メガネについた汚れを放っておくと、レンズやフレームが劣化が早まります。メガネを長持ちさせるために、外したらすぐお手入れしましょう。しかし、メガネの寿命を縮めてしまう、NGお手入れも存在します。正しいお手入れ方法を解説する前に、まず、NG例を紹介します。・ホコリや花粉をつけたままレンズを拭く:レンズにホコリや花粉などの汚れがついた状態でクロスで拭き上げると、レンズ表面と汚れが擦れ合って、キズやコーティング剥がれの原因になります。女性の場合、マスカラの繊維やアイシャドウのラメなども要注意。・お湯で洗う:メガネをお湯で洗うと、レンズが膨張してコーティングにひび割れができてしまうので、絶対にいけません。フレームも熱に弱い素材が多く、お湯をかけると変形や変質などさまざまな劣化の原因に。メガネを洗う時は常温の水道水を使ってくださいね。・アルカリ性・弱アルカリ性の洗剤で洗う、アルコールで拭く:アルカリ性・弱アルカリ性の洗剤やハンドソープは、レンズ表面のコーティングを傷めてしまい、剥離の原因になるので使ってはいけません。消毒用アルコールでメガネを拭くのも絶対にNGです。メガネのレンズやフレームを劣化させてしまいます。それではここからは、正しいメガネの洗浄方法を紹介します。お手入れが習慣化すれば、お気に入りのメガネが長持ちすること間違いなしです。1.水道水でホコリや花粉を流す:まずは常温の水道水でメガネに付着したホコリや花粉などの汚れを洗い流します。2.しつこい汚れには薄めた中性洗剤を使う:皮脂汚れやメイク汚れなどの水では取れない汚れは、中性洗剤を薄めたものをレンズ片面に1滴落として、指でやさしく馴染ませてから、水道水でしっかり洗い流します。3.ティッシュで水気を軽く取る:メガネを洗浄したら、レンズを拭く前にティッシュで全体の水気を拭き取ります。4.メガネクリーナーで仕上げ:仕上げには、メガネレンズ用クリーナーを使います。左右両方のレンズの片面にクリーナーをワンプッシュずつ噴射して、指でレンズ両面に塗り広げます。レンズ両面にクリーナーが馴染んだらティッシュで拭き取って、きれいなクロスで拭き上げたらお手入れ完了です。メガネを使わない時は、必ずメガネケースに収納してください。落として傷つけたり踏んづけたりといった事故が防げますし、ホコリの付着も防止できます。収納するときは、レンズが傷つかないように表面が下になるように収納するのがポイントです。

ここまできちんとお手入れしてもきれいにならない場合は、それは汚れではないかもしれません…。

メガネのお手入れNG例

汚れがついている状態で、乾いた布等(シャツの裾やハンカチなども!)で拭き上げるのはNGです。

レンズの表面に付着したゴミや目の粗い繊維などを擦り付けることになるので、それ自体が傷の原因になります。

同様の理由で、汚れたメガネ拭きを使用するのもNGです。
きれいにするはずが、メガネに更なる汚れを塗りたくることに…。

メガネ拭きは長くても1週間に1度は洗濯する必要があります。
清潔なメガネ拭きでお手入れするようにしてくださいね。

メガネ拭きのお手入れ方法はこちら

メガネ拭きの洗い方、意外と知らない!? 洗濯法&頻度、眼鏡士が解説
メガネを外したら毎回クリーニングするのが、メガネ長持ちの秘訣。でもクリーニングに使うメガネ拭きが汚れていたら、意味がありませんよね。今回は認定眼鏡士の私が、メガネ拭きの洗い方と、洗濯するタイミングを解説します。正しくお手入れすれば、メガネだけではなく、メガネ拭きも長持ちしますよ。そもそも、メガネ拭き(セリート)とは、「マイクロファイバー」というとても目が細かい合成繊維でできています。繊維の表面がギザギザしているので、その隙間に汚れを吸着させるので、メガネがキレイになるんです。生地自体がやわらかいので、メガネを傷つける心配もありません。ティッシュやハンカチでは目が荒いので、レンズに傷がついてしまいます。必ずメガネ拭きを使いましょう。メガネを拭く時は、メガネについた汚れが少ない部分からレンズ→テンプル(つる)→鼻パッドの順に拭いていくのが基本です。メガネ拭きの素材は、汚れの吸着力と吸水性がとても高いです。ということは、メガネから拭き取った大気中のホコリやゴミ、花粉、皮脂や汗などの汚れが、メガネ拭き自体にどんどん溜まっていくということです。メガネ拭きを洗う頻度の目安は1週間がおすすめです。メガネ拭きはデリケートな素材でできているので、一番良いのは手洗いです。しかし手洗いが面倒!という時は、洗濯機でも大丈夫です。ポイントは、柔軟剤は使わないということ。メガネの汚れが拭き取りにくくなってしまいます。また、漂白剤もNGです。脱水するとき、ねじって絞らないようにしてください。水気を取る際は、タオルに挟んで上からポンポンと叩くようにして、水気をタオルに移してください。マイクロファイバーは熱に弱い繊維なので、アイロンを当てると劣化する恐れがあります。アイロンは極力避けてください。メガネ拭きはデリケートな繊維でできているので、この記事を参考に、やさしくお手入れしてあげてくださいね。
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メガネを拭いてもきれいにならないときに注意したいこと

レンズに汚れがついているように見えますが、残念ながら擦り傷です。|筆者撮影

メガネを拭いても拭いてもきれいにならない。
そんなときは、汚れ以外の原因を考えましょう。

例えばレンズやフレームについたキズや、レンズのコーティングの剥がれ、ひび割れ(クラック)、水やけなどが、汚れのように見えている可能性があります。

経年劣化によってレンズが黄ばんだり、フレームの色が褪せていたりといったこともあります。

そうした傷みを汚れと勘違いしてゴシゴシ拭いたり、自己流のお手入れをしたりすると、擦ることでコーティングがより剥がれるなど逆効果です。

これらの症状が見られる場合は、残念ですが交換を検討してください。

異変を感じたらとにかくすぐに眼鏡店に相談を

中には傷みではなく、とてもしつこい汚れだった!というケースも無いわけではありません。

いずれにしても、メガネに異変を感じたらすぐに眼鏡店に相談しましょう。

プロにクリーニングしてもらえばきれいになるかもしれませんし、プラスチック製フレームについた軽度の傷であれば、専用の機械で磨けば目立たななくできるかもしれません。

メガネを拭いてもきれいにならない、おかしい!と思ったら、自己流お手入れで状態を悪化させる前に眼鏡店に相談がポイントです。

Q
メガネを拭いてもきれいにならないのは、なぜ?
A

メガネの正しいお手入れ方法を実践しているにも関わらず、メガネがきれいにならない場合は、汚れではなくキズやコーティング剥がれ、水やけなどが原因の可能性があります。

汚れだと勘違いして強く拭き上げたり、自己流のお手入れをしたりすると悪化する恐れがあるため、早めに眼鏡店に相談してください。

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