この記事では、メガネを拭いてもきれいにならないのはなぜ?という疑問にお答えします。
こんにちは、カーサミアライターで眼鏡作製技能士のあんどうです。
正しくメガネをお手入れしているはずなのに、“汚れ”が取れない…。
もしかすると、それは“汚れ”ではないかもしれません。
メガネの正しいお手入れ方法とNG例、そしてメガネを拭いてもきれいにならないときに注意したいことを解説しますので、最後までチェックしてくださいね。
メガネのお手入れ、正しい方法・NGな方法
メガネを拭いてもきれいにならない!という時は、お手入れ方法があっているかを確認してください。
正しいお手入れ方法
正しいお手入れ方法は、まずメガネを水洗いしてて、表面についた埃や汚れを洗い流します。
その後、中性洗剤を薄めたものや専用の眼鏡クリーナーをメガネのレンズとフレームに塗布してください。
汚れと馴染ませたら十分にすすいで、ティッシュなどで水気をしっかり拭き取ります。
最後に清潔なメガネ拭きで拭き上げて完了です。
詳しくはこちらを参考にしてください。
ここまできちんとお手入れしてもきれいにならない場合は、それは汚れではないかもしれません…。
メガネのお手入れNG例
汚れがついている状態で、乾いた布等(シャツの裾やハンカチなども!)で拭き上げるのはNGです。
レンズの表面に付着したゴミや目の粗い繊維などを擦り付けることになるので、それ自体が傷の原因になります。
同様の理由で、汚れたメガネ拭きを使用するのもNGです。
きれいにするはずが、メガネに更なる汚れを塗りたくることに…。
メガネ拭きは長くても1週間に1度は洗濯する必要があります。
清潔なメガネ拭きでお手入れするようにしてくださいね。
メガネ拭きのお手入れ方法はこちら
メガネを拭いてもきれいにならないときに注意したいこと
メガネを拭いても拭いてもきれいにならない。
そんなときは、汚れ以外の原因を考えましょう。
例えばレンズやフレームについたキズや、レンズのコーティングの剥がれ、ひび割れ(クラック)、水やけなどが、汚れのように見えている可能性があります。
経年劣化によってレンズが黄ばんだり、フレームの色が褪せていたりといったこともあります。
そうした傷みを汚れと勘違いしてゴシゴシ拭いたり、自己流のお手入れをしたりすると、擦ることでコーティングがより剥がれるなど逆効果です。
これらの症状が見られる場合は、残念ですが交換を検討してください。
異変を感じたらとにかくすぐに眼鏡店に相談を
中には傷みではなく、とてもしつこい汚れだった!というケースも無いわけではありません。
いずれにしても、メガネに異変を感じたらすぐに眼鏡店に相談しましょう。
プロにクリーニングしてもらえばきれいになるかもしれませんし、プラスチック製フレームについた軽度の傷であれば、専用の機械で磨けば目立たななくできるかもしれません。
メガネを拭いてもきれいにならない、おかしい!と思ったら、自己流お手入れで状態を悪化させる前に眼鏡店に相談がポイントです。
- Qメガネを拭いてもきれいにならないのは、なぜ?
- A
メガネの正しいお手入れ方法を実践しているにも関わらず、メガネがきれいにならない場合は、汚れではなくキズやコーティング剥がれ、水やけなどが原因の可能性があります。
汚れだと勘違いして強く拭き上げたり、自己流のお手入れをしたりすると悪化する恐れがあるため、早めに眼鏡店に相談してください。