カーサミアでは一人暮らし女子の「リアルな暮らし」を知るべく、ライフスタイルに関するアンケートを行っています。
現時点での回答者は20~40代の一人暮らし社会人女性。正社員をはじめ様々な勤務形態の方がいらっしゃいます。首都圏在住の方を中心に、日本全国からご参加いただいています。
そのアンケート結果を発表する当シリーズ。第6回めは、一人暮らし女性の「貯金」に関する回答をピックアップしてお届けします。収入が少なくて貯金をする余裕がない方や、収入が多くてもあるだけ使ってしまう方がいる一方、限られた収入でもしっかりと貯金している方も見受けられました。
一人暮らし女性アンケート結果【貯金事情】
貯金、していますか?
なんらかの形で貯金している方が59%です。内訳としては、毎月コツコツ派が37%、まとまった金額を不定期に貯金する方が22%となりました。
一方でほとんど貯金をしていない方は41%でした。
貯金として資産運用をしている方は、現時点ではいませんでした。
現在の貯金、いくらありますか?
貯金額は、~50万円という方が最多で38%でした。
個別の回答を確認したところ、「貯金額~50万円(38%)」の回答者と、頻度の項目で「貯金をほとんどしていない(41%)」の回答者は、ほぼ同じ層でした。
一方で、100万円以上の貯金がある方も43%いました(貯金額~150万、~200万、~300万、~500万、~1000万の合計)。100万円以上の貯金をしている中では、150~200万円の貯金がある方が最多となります。
また、500万以上~1000万円の貯金がある方も、約1割いらっしゃいました。
一人暮らしでも、しっかり貯めている方は貯めていますね。
節税対策していますか?(複数回答)
節税対策をしていない方は34%、している方は66%でした。
節税対策をしている方の中では、「ふるさと納税」が圧倒的多数でした。また、セルフメディケーション税制を利用している方はいませんでした。
節税対策、わからないものは?(複数回答)
また、節税対策で「わからないもの」を聞いてみたところ、「iDeCo」「つみたてNISA」「NISA」を選んだ方が過半数になりました。
実際に行っている節税対策と比較してみると、
①大勢が理解しているし、行っているもの:
ふるさと納税
②大勢が理解しているが、行っている人が少ないもの:
医療費控除
③理解している人は過半数だが、行っている人が少ないもの:
企業型確定拠出年金、セルフメディケーション税制
④大勢が理解できておらず、行っていないもの:
iDeCo、つみたてNISA、NISA
という傾向も見えてきますね。
医療費控除は、毎年利用するというよりも、「昔1度だけ利用したことがある」みたいな方も多いかもしれませんね。
ちなみに…年収は?
参考までに、今回のアンケートに答えてくれた一人暮らし女性の年収は、このようになっています。
年収300~350万円が18.8%、年収350~400万円が25%。年収300万円台がボリュームゾーンで、合計で43.8%を占めます。
年収と貯金額の関係は?
年収と貯金額を比較したところ、このようになりました。(色の濃さが人数を表しています)
年収200万円未満では貯金額も少なめですが、年収400万円台後半になると貯金額も全体的に増え、「500~1000万円」という方も見受けられます。
一方で、貯金額には個人差も大きいです。年収300万円台で「300~500万円」の貯金がある方もいれば、年収500万円台でも貯金が「50~100万円」という方もいますね。
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今回の集計では多数派な「一人暮らし女性の【貯金】事情」は、以下のようになることがわかりました。
一人暮らし女性の【貯金】事情
- なんらかの形で貯金している
- 貯金額は150万円~200万円程度(ただし個人差も大きい)
- 節税対策として、ふるさと納税を行っている
- iDeCo、つみたてNISA、NISAはよく分からない
- 年収は300万円台