お気に入りの洋服が詰まったクローゼット。開くたびにワクワクした気持ちになりますよね。でもクローゼットは、カビが発生しやすい場所でもあるんです。きちんと対策しないと、大切な衣類にもカビが移ってしまうかもしれません。
こんにちは、カーサミアライターのいずみです。クリンネスト1級の資格を持っており、暮らしに役立つ情報を発信しています。
今回はクローゼットのカビ対策と、カビが生えてしまったときの対処法をご紹介します。衣替えのついでに、ぜひ実践してみてくださいね!
クローゼットにカビが発生する原因
洋服を収納するクローゼットは、カビが発生しやすい場所と言われています。なぜなら、カビにとっての好条件がそろいやすいからです。具体的には以下のような状態です。
- 風通しが悪い
- 湿気が多い
- ホコリが多い
- 衣類が汚れている
クローゼットは閉ざされた空間であることが多く、空気がよどんでいます。そのため湿気がこもり、カビが生えやすくなるのです。
また衣類を収納するので、ホコリが出やすいのも原因です。ホコリや衣類に付いている汗・皮脂はカビのエサになるので、繁殖を促進してしまうんですよ。
カビは65%以上の湿度、20~35度の温度、栄養分の3つがそろうと発生しやすくなります。きちんと対策し、カビにとって居心地のよい環境をつくらないよう心がけましょう。
クローゼットのカビ対策6選
ここからはカビ対策を6つご紹介します。
すぐにできることばかりなので、さっそくやってみてください。
余裕をもって収納する
衣類は隙間を空けて収納してください。風通しがよくなり、湿気がこもりにくくなりますよ。
しかし洋服の量が多いと、余裕をもって収納するのは難しいですよね。この機会に、まずは衣類の整理をしましょう。着なくなった服の活用法はこちらの記事を参考にしてくださいね。
空気を循環させる
換気して空気を循環させ、湿度を調整しましょう。クローゼットの扉を開けたまま部屋の窓を開けておくのが効果的ですよ。
ウォークインクローゼットなどで窓がない場合は、扇風機やサーキュレーターの風を当ててくださいね。
クローゼットの掃除をする
クローゼットにホコリがたまるとカビのエサになるので、こまめに掃除をしましょう。
乾拭きやハンディモップでホコリを取ったら、消毒用エタノールで拭きます。しっかり乾燥させればOKです。
着た服は手入れしてから収納する
着用した衣類はそのまま収納してはいけません。ブラシなどで表面の汚れを取ってからしまいましょう。
一日着た服には、汗や皮脂などが染みこんでいます。これらもカビのエサになってしまうので、ハンガーにかけて一晩湿気を飛ばしましょう。洗えるものはお洗濯してくださいね。
完全に乾いてから収納する
洗濯した衣類は、完全に乾いてからしまいましょう。
湿気が残っているとカビが生えやすくなりますよ。
除湿グッズを置く
クローゼットの中に除湿グッズを置くのもおすすめです。ビンに重曹を入れ、通気性のよい布をかぶせれば手作りの除湿剤になります。重曹が固まってきたら交換してください。
もちろん市販の除湿剤や乾燥剤でもOK! 防虫効果のあるものなら一石二鳥ですね。湿気は下にたまるので、除湿アイテムは低い位置に置きましょう。
クローゼットにカビが生えたときの対処法
きちんと対策していても、カビが生えてしまうことがあるかもしれません。そんなときは放置せず、すみやかに除去しましょう。
まず衣類をすべて出します。乾いた布に消毒用エタノールを吹きかけ、カビが生えている範囲の外側から中心に向かって拭いてください。換気をし、しっかりと乾燥させれば完了です。
それでも取れないカビには、台所用の塩素系漂白剤を使います。まずは窓や扉を開けて換気してくださいね。マスクやゴム手袋を使用すると安心です。
1Lの水に対し漂白剤10mLを混ぜて液をつくり、布を浸してからカビを拭き取りましょう。その後水拭きと乾拭きをし、仕上げに乾燥させます。材質によっては傷めてしまう可能性があるので、先に目立たない場所で試してくださいね。
塩素系漂白剤が手についてしまったときの対処法はこちら
クローゼットはカビにとって居心地のよい空間です。湿気をためないこと、清潔に保つことを心がけましょう。もしもカビを見つけたときは、衣類に移る前に対処してくださいね。
カビは予防できます。しっかりと対策して大切なお洋服を守りましょう!