新しい年度がはじまる春。環境が変わる人もいるのではないでしょうか。そんな季節には、靴をお手入れしてみませんか? きっと、気持ちのよいスタートが切れますよ。
こんにちは、カーサミアライターのいずみです。暮らしに役立つ情報を発信しています。
今回は生地別に靴のお手入れ方法をご紹介します。靴を長持ちさせるコツも解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
【生地別】靴のお手入れ方法
靴のお手入れ方法は生地によって異なります。この記事では、以下の4種類について解説します。
- 革靴
- キャンバス
- スエード
- エナメル
革靴
革靴は一度履いただけでも傷が付いてしまうことがあります。
革靴はできるだけ新しいうちにクリームを塗り、表面を保護しましょう。傷や汚れから守ってくれるだけでなく、その後のお手入れも楽になりますよ。
- 靴ブラシで全体をブラッシングする(細かいパーツや隙間などは特に念入りに)
- 布にクリーナーを取り、全体に薄く伸ばしながら塗る(量が多すぎるとシミの原因になるので注意)
- 拭いて汚れを落とす
- 布を指に巻きつけ、靴クリームを塗る
- 全体をブラッシングして余計なクリームを落とす
- 布で仕上げ磨き
- 防水スプレーをかける
キャンバス地
キャンバス地のスニーカーは日常使いしやすく、頻繁に履く人もいるのではないでしょうか。カジュアルなおしゃれを楽しめますが、汚れが染みやすい生地なので定期的にお手入れしましょう。
- ブラシで靴の汚れやホコリを落とす(ガンコ汚れには固形クリーナーがおすすめ)
- バケツにぬるま湯と粉石鹸を入れて溶かし、スニーカーとヒモを別々にしてもみ洗いする
- 汚れが落ちないときは固形石鹸を使い、スポンジやブラシでこする
- 石鹸成分が残らないようしっかりすすぎ、乾燥させる
- 防水スプレーをかける
スエード
スエードとは起毛して毛羽立った生地のことです。触るとふさふさしており、スニーカーやパンプスによく使われています。
起毛素材は汚れが付きやすいです。放置するとくすんでしまうため、できるだけ早く落としましょう。靴クリームが付くと変色する可能性があるので、専用のブラシを用意すると安心ですよ。
- ブラシで土やホコリを丁寧に払う
- スエード用のクリーナーを使って優しく汚れを落とす
- 防水スプレーをかける
エナメル
エナメル生地はツヤツヤしており、光沢があるのが特徴です。防水性があり、パンプスによく使われています。
もともと防水性が高い素材なので、防水スプレーは必要ありません。むしろ光沢がくすんでしまうので、避けてくださいね。
- ブラシや布で全体のホコリを払う
- やわらかい布で全体を乾拭きする
- 別のやわらかい布にエナメル用クリーナーを取って伸ばす
- 2の乾拭きで使った布で余分なクリーナーを拭き取る
- エナメル用のクリームを塗ってツヤを出す
靴を長持ちさせるコツ
靴のお手入れは大事ですが、長持ちさせるためには他にも実践すべきことがあります。
紹介する4点を意識しましょう。
毎日履かない
お気に入りの靴は毎日履きたいですよね。しかし頻繁に使用すると靴の劣化を早めてしまいます。
1日履いたら翌日は休ませましょう。
こまめにお手入れする
靴に付いた汚れは、時間が経つと落としづらくなります。その日の汚れはその日のうちに落とすようにしましょう。
特に革靴はメンテナンスが重要です。汚れをそのままにするとカビが生えることもあるので、週に1回はクリーナーを使ってお手入れしてくださいね。
水に濡れたら対処する
急な雨などで靴が濡れてしまったときは、きちんと対処しましょう。放置すると型崩れや生地の傷みにつながるだけでなく、カビの原因になる可能性もあります。
まず水分や汚れを拭き取り、丸めた新聞紙を靴に詰めて水気を取ります。そのまま風通しのよい日陰で自然乾燥させましょう。
革靴の場合は、乾いたあとブラッシングして汚れを落とします。さらに布にクリーナーを取って拭いたら、仕上げにクリームで栄養を与えてください。
保管場所に気をつける
靴の保管に最適なのは風通しのよい日陰です。湿気が多い場所ではカビが発生しやすくなるので気をつけましょう。
玄関の靴箱には湿気がこもりがちなので対策が必要です。こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてくださいね。
靴のお手入れ方法は生地によって異なります。それぞれに合わせたアイテムや手順で、しっかりと汚れを落としましょう。
足元が整うと、自信を持って一歩を踏み出せますよね。ぜひお手入れしてみてください!