高温多湿な日本の夏。ムシムシするだけでなく、カビが生えやすくなるので不安ですよね。カビは健康被害の原因にもなるので、除湿して発生させないことが大切です。
こんにちは。カーサミアライターのいずみです。クリンネスト1級の資格を持っており、心地よく暮らせるお部屋づくりに励んでいます。
今回は、簡単にできる夏の湿気対策をご紹介します。カビを生やさないため、そして快適に過ごすために、ぜひ実践してくださいね!
簡単にできる夏の湿気対策
さっそく湿気対策を解説します。簡単にできるものばかりなので、取り入れてみてください。
ポイントはこの2つです。
- 湿気を外に逃がす
- 除湿グッズを使う
空気を循環させ、湿気を外に逃がす
湿気は空気がよどむ場所に溜まるので、窓を開けて換気することが大切です。可能なら複数の窓を開け、風が通るようにします。窓が1つしかない場合などは、扇風機を使って空気を循環させましょう。
換気するときは、湿気が溜まりやすいクローゼットや靴箱の扉も開けるのがポイント。水回りもカビやすいので、積極的に換気してください。
雨や外出時など窓が開けられないときは、エアコンの除湿機能がおすすめです。換気扇も湿気を外へ逃がしてくれるので、ぜひ活用しましょう。
除湿剤で湿気を吸収する
湿気を吸収するのも効果的な湿気対策です。市販の除湿剤はもちろん、炭・新聞紙・重曹も除湿効果があるので使えます。
炭と新聞紙は置くだけでOK。新聞紙はクシャクシャにしてから敷くと除湿効果がアップしますよ。
重曹は、ビンや豆腐のパックに入れて使いましょう。通気性のよい綺麗な布をかぶせれば、インテリアとしてもいいですね。粉が固まってきたら交換のサインです。使用後は掃除に再利用できるので、最後まで無駄なく使えます。
炭・新聞紙・重曹には、消臭効果もあるので一石二鳥! クローゼットや靴箱の中、室内干しした洋服の近くに置くと効果的ですよ。水分を含んだ空気は下の方に溜まるので、低い位置に置いてくださいね。
カビを生やさないためのひと工夫
湿気が多いとカビが発生しやすくなりますが、ちょっとした工夫で予防できます。
まず、朝起きたらすぐに掛け布団をめくっておきましょう。寝ている間に出た汗は、背中があったあたりに溜まっているからです。
ベッドなら、マットを立てて水分を飛ばします。マットレスの種類にもよりますが、夏なら1週間に1度が目安です。最低3時間は干してくださいね。
布団の場合は、起きた後すぐしまわずにしばらく置いておくことで水分を飛ばせます。また、床の上に直接布団を敷くのはNGです。床にすのこを置き、その上に布団を敷くとカビの発生を防げますよ。
他にも、物と物の間は隙間をあけるよう心がけましょう。洋服はぎっちり詰めない、ベッドの下はなるべく物を置かない、などです。風が通る空間をつくると、カビの発生率はぐんと下がります。
湿気対策しないとどうなる?
さまざまな湿気対策をご紹介しました。もしかすると「大変そう」「面倒くさい」と感じた人もいるかもしれません。
しかし、湿気対策をしないとこのようなデメリットがあります。
- カビが発生しやすくなる
- カビが原因のアレルギーや肺炎を引き起こすことがある
- ダニやムカデなどが発生しやすくなる
- 食品が傷みやすくなる
蒸し暑かったり不快感を抱いたりするだけでなく、健康被害を引き起こす可能性が高まるんです。だからこそ、湿気の多い夏にはきちんと対策をとってくださいね。
夏の湿気対策には、換気や除湿グッズの活用がおすすめです。湿気を取り除くとカビが生えにくくなるので、衛生面も安心できますね。
しっかりと湿気対策をして、蒸し暑い夏を乗り越えましょう!