この記事では、蕎麦のゆで汁を再利用する方法について解説します。ゆで汁は、「そば湯」として少し飲んで、残りは捨ててしまう…という方も多いのではないでしょうか?
でもゆで汁には蕎麦の栄養が溶けだしているので、そのまま捨てると実はちょっともったいない。美味しくすべて食べることでゆで汁まで楽しめます♪
こんにちは、食物検定1級、自炊歴20年のカーサミアライターの山本です。
今回はおかずとしてではなく、スイーツとしての蕎麦のゆで汁アレンジレシピをご紹介します。簡単なものばかりなのですぐにお試しできますよ!ぜひ最後までご覧ください。
蕎麦のゆで汁、そば湯以外に活用可能?
そば湯は基本的な活用方法です。でもそば湯だけでは飲みきれませんよね。
活用方法を紹介していきます!
蕎麦のゆで汁には栄養がいっぱい
蕎麦をゆでるときに水溶性の栄養はお湯に溶け出しています。栄養の溶けだしたゆで汁、捨てるのはもったいないですよね。
丸ごといただくことで無駄をなくせます!
そばは良質な植物性たんぱく質を豊富に含むほか、体の発育に欠かせない必須アミノ酸、先述したビタミンB1やB2以外のビタミンB郡も多く含まれています。
しかし、そばの栄養素は水溶性が多く、茹でてている際にお湯へと流れ出るのです。
つまり、そばの麺だけを食べたとしても、そばの栄養を丸ごと取り入れられているかどうかは少し疑問が残ります。
そこでそば湯の登場。
そばから流れ出た栄養素を豊富に含んだお湯は、栄養の塊といっても過言ではありません。
引用:本格派出雲そば専門店 本田屋
風味を活かして活用
活用方法としては、やさしい蕎麦の風味を活かしたおすましも美味しいです。ご飯を炊くときに活用すれば栄養もプラス!意外とクセはありません。
今回おすすめするのはスイーツ。
蕎麦とはテイストが変わって、飽きずに食べられます。
蕎麦のゆで汁を活用したスイーツレシピ
蕎麦のゆで汁で葛餅風
材料:蕎麦のゆで汁・粉ゼラチン・黒蜜・きな粉
作り方
温かいゆで汁に規定量の粉ゼラチンを加えてよく混ぜて、タッパーなどの容器に入れて冷やし固めるだけ。固まったら適当な大きさにカットして、黒蜜ときな粉をかけたら完成です!
筆者はハートのシリコン型で作ってみましたが、見た目も可愛くて満足する仕上がりに♪
蕎麦のゆで汁でチョコ羊羹風
材料:ゆで汁 500ml・粉ゼラチン 小さじ2・砂糖入りココア 大さじ4
作り方
温かいゆで汁に砂糖入りココアを入れて溶かします。粉ゼラチンをゼリーの規定量より多めに入れ溶かし、容器に入れて冷やし固めたら完成です!
無糖ココアの場合は砂糖も同量いれて甘めに作るのがコツです♪
蕎麦のゆで汁でみたらし団子
材料:団子→蕎麦のゆで汁50ml・上新粉100g
たれ→蕎麦のゆで汁100ml・醤油大さじ2・砂糖 大さじ2・片栗粉 大さじ1
上新粉をボウルに入れ、ぬるい蕎麦のゆで汁を加えて、耳たぶくらいのやわらかさになるまで混ぜます。沸騰したお湯に団子を丸めて入れて、浮きあがったらすくいましょう。
たれは鍋に、醤油、みりん、蕎麦のゆで汁、片栗粉を入れて弱火でとろみがついたらOK。できた団子にたれをかけると完成です。
どんなレシピでも水をゆで汁に変えるだけでできるので、ぜひ活用してみてくださいね。
蕎麦のゆで汁で和風ホットココア
材料:ゆで汁 ココアの粉
ココアの粉を溶かすお湯を蕎麦のゆで汁に変えるだけで完成。ほっこり温まりますよ♪
- Q蕎麦のゆで汁はどんなスイーツに再利用できますか?
- A
簡単なのは粉ゼラチンを使ったスイーツです。蕎麦のゆで汁にゼラチンを混ぜて固めるとゼリーのような形状に。粉ゼラチンの量で固さを調整できるので好みでアレンジも可能。食べるときに黒蜜やきな粉で味付けすれば葛餅風に。ベースのゆで汁に甘味をつけて同じように冷やし固めると羊羹風にもなりますよ♪