冬に欠かせない毛布。肌に触れるものだから、いつも清潔にしておきたいですよね。しかし洗うのが難しかったり乾きにくかったりと、洗濯のしづらさに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
こんにちは、カーサミアライターのいずみです。クリンネスト1級の資格を持っており、さまざまなお掃除情報を発信しています。
今回は、毛布の洗い方をご紹介します。寒い季節でも乾きやすい干し方も解説するので、ぜひ自宅でのお洗濯に挑戦してみてくださいね!
毛布を洗う前に確認すべきポイント
毛布を洗う前に、以下の2つを確認してください。
- 洗濯表示
- 洗濯機の容量
自宅で洗うのが難しそうなら、無理せずクリーニングに出しましょう。
洗濯表示
洗濯の前に必ず洗濯表示をチェックしましょう。2016年に変更されていますが、桶や手のマークがあれば自宅で洗えます。変更前の商品の場合、洗濯機のマークがあれば洗濯可能です。
桶にバツ印が付いているものは自宅での洗濯ができません。クリーニングに出してくださいね。
洗濯機の容量
容量が合っていないと、汚れが落ちなかったり洗濯機が故障したりする可能性があります。以下を目安にしてください。
- 容量 5kg … 薄手のシングル1枚
- 容量 7kg … シングル1枚
- 容量 8kg … ダブル1枚(約4kgまで)
毛布の重さを調べるには、毛布を持って体重計に乗ったあと、自分の体重を引きます。取扱説明書でも確認できるので、見ておくと安心ですよ。
自宅でできる毛布の洗い方
洗濯表示が洗濯可の場合は、自宅で洗えます。
洗濯機と手洗いでの方法を紹介するので、毛布に合った洗い方を試してください。
洗濯機での洗い方
容量が合っていれば洗濯機で洗うことができます。
傷みを防ぐため、毛布が入るサイズの洗濯ネットを使いましょう。
step1:洗う前に毛布のゴミを落とす
毛布には多くのホコリがたまっています。ベランダの物干し竿に毛布をかけ、手でパンパンとたたきホコリを落としましょう。
髪の毛などのゴミも事前に取ってくださいね。
step2:屏風たたみにして洗濯ネットに入れる
洗剤を毛布全体に行き渡らせるため、屏風たたみにします。毛布を広げて置き、端から山折りと谷折りを交互に行いじゃばら状にしてください。
細長くなったらくるくると丸め、大きめのネットに入れましょう。
step3:優しく洗えるコースで洗濯する
あれば「毛布コース」、なければ「手洗い」など優しく洗えるコースを選びます。
このとき、洗剤はおしゃれ着用のものを使いましょう。おしゃれ着用洗剤は、弱水流でも十分汚れが落ちるようにつくられています。
毛布は浮きやすいです。縦型洗濯機で洗う場合は、洗濯槽に水がたまったら一時停止し、毛布を押し沈めてください。このひと手間で汚れ落ちがアップしますよ。
お風呂(手洗い)での洗い方
毛布が洗濯機に入らないときは、お風呂で手洗いするのがおすすめです。
手間がかかりますが、より優しく洗えます。
step1:洗う前に毛布のゴミを落とす
洗濯機の場合と同じ方法で、あらかじめ毛布のゴミを取っておきます。
step2:浴槽にぬるま湯を張り、洗剤を入れる
生地を傷めにくく、汚れも落としやすいとされる30度のぬるま湯を浴槽に張ります。
手洗いでもおしゃれ着用洗剤を使いましょう。
step3:屏風たたみにして足で踏み洗いする
屏風たたみにした毛布をぬるま湯に浸し、足で踏み洗いします。途中で上下を入れ替えながら、全体をまんべんなく踏んでください。
水が濁ってきたら流し、新しいぬるま湯と洗剤を入れましょう。水が濁らなくなるまでくり返します。
step4:足踏みでよくすすぐ
水が汚れなくなったらすすぎます。浴槽にぬるま湯のみを入れ、洗うときと同じように足踏みしましょう。
洗剤成分が残ると、カビや雑菌が発生したり嫌なにおいの原因になったりします。洗剤の濁りがなくなるまでくり返し、しっかりすすいでくださいね。
step5:水気を取る
すすぎが終わったら、空の浴槽のなかで毛布を踏んで水気を取ります。
ある程度水分が取れたら、手で絞ってみましょう。できるだけ水気を取っておくと、干すときに楽ですよ。
乾きやすい毛布の干し方
まず洗濯表示を確認します。四角の左上に斜線があれば日陰干ししてください。
毛布を日向で干すと、色あせや傷みを起こす可能性があります。ベランダの日当たりがよい場合は、曇りの日など直射日光が当たらないときに干しましょう。
干すときは、2本の物干し竿を使ってM字にします。風通しがよくなり乾きやすいですよ。竿が1本しかない場合は、ハンガーを数本かけた上から毛布をかぶせると風の通り道をつくれます。
早く乾かすためには、途中で裏表をひっくり返すのも効果的です。
毛布を洗濯する前に、洗濯表示と洗濯機の容量を確認しましょう。洗濯可の場合は、優しいコースで洗ってくださいね。カビを防ぐため、しっかりと乾燥させることも忘れずに。
良質な睡眠のため、毛布を清潔に保ちましょう!