この記事では、「3点ユニットバスを心地よく使うにはどうすればいいのか分からない…」という方に向けて、収納術や入浴方法を解説します。
こんにちは!3点ユニットバス付きの物件で2年間一人暮らしをしていた経験をもつ、カーサミアライターの春野です。北欧式整理収納プランナーの資格を活かし、役立つ情報を発信しています。
一見使い方が難しそうな3点ユニットバスも、収納方法の基本を押さえておけば、使いやすさがアップします。心地よい空間を手に入れたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
3点ユニットバスとは、「お風呂・トイレ・洗面台」の3つが一緒になっているタイプのユニットバス。
「お風呂・トイレ」や「お風呂・洗面台」が一緒になっている場合は2点ユニットバスと呼びます。
質問:3点ユニットバスの部屋で一人暮らし。心地よく使うにはどう収納すればいい?

3点ユニットバスの部屋で一人暮らしをはじめましたが、ベストな使い方がわからず困っています。
心地よく使用するための収納の工夫を教えてください!
ユニットバスに置くものを厳選しよう
一人暮らしの3点ユニットバスは、スペースが限られているため、置くものを厳選するのがベターです。見た目がすっきりするのはもちろん、掃除の手間も省け、心地よい空間をキープしやすくなります。
具体的に何を置けばいいのかは、以下を参考にしてくださいね。
優先的に置くもの
入浴時に毎回使用する以下のようなアイテムは、優先的に置くことをおすすめします。
シャンプー
リンス
ボディーソープ
洗顔フォーム など
使用頻度が高いものなので、背伸びしたり屈んだりせずに届く場所に置いておくと便利です。
置くと便利なもの
必ず置いておく必要はないものの、ユニットバスにあると便利なアイテムとしては、以下があげられます。
手拭き用のタオル
お風呂掃除グッズ
スキンケア用品
コンタクトケア用品 など
なお、スキンケア用品やコンタクトケア用品などの収納場所が足りない場合は、使うときにその都度持って行くのも方法です。
置かないほうがいいもの
一人暮らしのユニットバスでは、湿気や水濡れのリスクを考慮し、置かないほうがいいものもあります。
例えば、予備のトイレットペーパーは1~3個にとどめ、ストックが減ったら補充するのがおすすめです。
タオルは、湿気によりカビが生えるのを防ぐため、入浴時に必要なバスタオルやフェイスタオルのみを使うときに持ち込みましょう。
「浮かせる収納」で置き場所を節約しよう

ユニットバスでは、置き場所をとらない「浮かせる収納」が最適です。
限られたスペースを広く使えます。また、シャンプーやリンスなどのボトルの底に水気がたまり、カビやヌメリが発生するのを防げるので、掃除もしやすくなります。

シャワーヘッドの近くに必要なものをまとめて収納できる、上の画像のようなシャワーラックが便利です。
タオルバーにラックを設置し、吊るして収納してもいいですね。
この他にも、マグネット式のラックや、吸盤で取り付けられるフックなど、さまざまな「浮かせる収納」アイテムがあります。
ご自身のユニットバスの壁の材質に合ったものや、使いやすいものを選んでみてくださいね。
マグネット式
ユニットバスの場合、特に「マグネット対応」と明記されていなくても、くっつくことも多いですよ。手近な磁石等で試して、確認してみてください。
吸盤式
心地よさにつながるユニットバスの使い方

3点ユニットバスを心地よく使うには、収納方法だけでなく、使い方のポイントを押さえておくことも大切です。入浴するときの手順に沿って見ていきましょう。
ステップ1.お湯をためる
シャワーカーテンが濡れるのを防ぐため、浴槽の外側に出した状態でお湯をためます。
好みの香りのアロマオイルを数滴たらしたり、バスソルトを入れたりすると、リラックスしやすくなります。
お湯がたまったら、湯船に浸かって体を温めましょう。
ステップ2.頭と体を洗いシャワーで流す
つぎに、頭と体を洗います。お湯に浸かったまま洗う、お湯を抜きながら洗うなど、お好みの方法を選んでくださいね。
シャワーを使うときは、シャワーカーテンを浴槽の内側に入れることで、トイレ側の床が濡れるのを防げます。
ステップ3.使用後に換気扇を回す
ユニットバスを使ったあとは、すぐに換気扇を回して、カビの発生を防ぎましょう。こもった空気を入れ替えることで、気分もすっきりします。
浴室のドアを開けっぱなしにするのではなく、閉めた状態で換気扇を使った方が効果的に湿気を取り除けます。
ステップ4.浴槽をシャワーで洗い流す
浴槽全体をシャワーで洗い流せば、汚れがたまるのを予防できます。
余裕があるなら、このタイミングで浴槽の掃除も済ませてしまうのが、ラクでおすすめです。お風呂用洗剤をスポンジにつけて軽く擦り、シャワーで洗い流すだけで、清潔な状態を保てます。
ステップ5.タオルで水気を拭き取る
最後に、ユニットバス全体の水気をタオルで拭き取りましょう。
特に、壁や床、鏡などに残った水滴は、カビや水垢の原因となります。拭き取るときは、吸水性の高いタオルを使用するのがおすすめです。
面倒に感じるかもしれませんが、このひと手間がカビの発生の予防につながります。ぜひ習慣にしてくださいね。
- Q一人暮らしのユニットバス、心地よく使用するための収納の工夫は?
- A
置くものを厳選することによって、限られたスペースを有効活用できるほか、掃除もラクになります。
ユニットバスに優先的に置きたいものは、以下の通りです。
・シャンプー
・リンス
・ボディーソープ
・洗顔フォーム
などラックやフックで浮かせて収納すれば、置き場所を節約しながらカビやヌメリも防げます。