長持ちすると言われているお酒。でも開封すると味が落ちるので、一人では飲みきれずに残ってしまうこともありますよね。
こんにちは、カーサミアライターのいずみです。暮らしに役立つ情報を発信しています。
今回は飲み残したお酒の処分方法と、活用法をご紹介します。「もったいない!」をなくすためにも、ぜひやってみてくださいね、
お酒に賞味期限があるのか
お酒の賞味期限は種類によって異なります。以下を参考にしてください。
- ビール … 製造から9か月(容器に記載あり)
- 缶酎ハイ・缶ハイボール … 製造から1年(容器に記載あり)
- 日本酒 … 製造年月より1年間がおいしく飲める期間(未開封の場合。賞味期限の表示義務はない)
- ワイン … 賞味期限は存在しない
- 蒸留酒(ウイスキーや焼酎) … 賞味期限は存在しない(アルコール度数が高く、菌が繁殖する心配がないため)
アルコールには殺菌効果があるため、賞味期限が設定されていないものも多いです。しかし封を開けた瞬間から風味や香りは落ちていくため、開封後はできるだけ早く飲みきった方がいいでしょう。
NGなお酒の捨て方
お酒を捨てるときにやってはいけないことは以下の2つです。
- 中身が入ったまま捨てる
- 河川に直接流す
アルコールは引火性のため、絶対に空にしてから捨てましょう。また、中身を河川などに流してはいけません。環境汚染につながってしまいますので、このあと紹介する方法で処分してくださいね。
自宅から河川に流すことはないと思いますが、アウトドアの際などには注意してくださいね。
安全なお酒の捨て方
油と違い、お酒の処分方法は簡単です。ぜひ覚えておきましょう。
キッチンに流す
お酒には油のような固まる成分が入っていないため、キッチンの排水口に流しても問題ありません。
空になった容器は、自治体の捨て方に沿って処分してくださいね。
トイレに流す
お酒をキッチンに流すと、アルコールのにおいが気になってしまうこともあります。その場合は、トイレに流すのもいいでしょう。
においがこもらないよう、換気扇をまわしたり窓を開けたりしてくださいね。
お酒を捨てるときの注意点
先ほども伝えましたが、お酒を捨てるときにアルコールのにおいで気分が悪くなる可能性があります。そのため、以下の点を守りながら処分しましょう。
- キッチンでは水を流しながら捨てる
- 量が多いときは複数回に分けて捨てる
- 換気扇をまわしながら捨てる
- 夏場や雨の日をなるべく避ける
飲み残したお酒の再利用法
お酒の処分方法は簡単ですが、そのまま捨ててしまうのはなんだかもったいないですよね。再利用できる場合もあるので、有効活用してみましょう。
料理に
ビールやワインは肉料理にぴったりです。お肉をやわらかくしたり、臭みを消したりする効果があります。しっかりと煮込めばアルコールは飛ぶので、お酒に弱い方も安心してください。
日本酒は和食全般に使用できます。またお米2合に対して大さじ1を加えて炊飯すると、ふっくらとつやのあるご飯になりますよ。冷めてもおいしいので、お弁当用にもおすすめです。
ウイスキーはスイーツに足してみましょう。ケーキなどを作るときに少量使うと、洋酒の香りが広がりますよ。
化粧水として
純米酒は、化粧水としても使えます。清潔なボトルを用意し、純米酒と精製水を1:1の割合で入れましょう。そこにグリセリンを数滴加え、振って混ぜれば完成です。
作った化粧水は冷蔵庫に保管してください。保存料が入っていないので、2〜3日で使い切りましょう。
五徳の油落としに
アルコールには油を溶かす性質があるので、五徳などの油汚れを落とすときにも使えます。詳しい方法は、こちらから確認してください。
基本的にお酒は長持ちしますが、開封すると味や香りが落ちてしまいます。できるだけ早く飲みましょう。飲み切れないときは、紹介した方法で処分したり、再利用したりしてみてくださいね!