マスクの欠かせない日々が続きますね。最近はめっきり気温も下がったので、眼鏡をかけながらマスクをしている人は、レンズの曇りが気になっているのではないでしょうか。
こんにちは!カーサミアライターで認定眼鏡士のあんどうです。もちろん、圧倒的メガネ派です。
今回はマスクの付け方の工夫や曇り防止におすすめアイテムを使って、マスクをしていても眼鏡が曇らない方法を4つ紹介します。
眼鏡ユーザーのみなさん、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
マスクをすると眼鏡が曇る原因は?
眼鏡とマスクを一緒にかけるとレンズが曇ってしまう原因は、ずばり「結露」です。
マスクの隙間から漏れ出た温かい息が、冬の寒さで冷たくなったレンズに触れると、温度差で呼気に含まれた水蒸気が水滴に変化します。
その水滴がレンズに付着すると、眼鏡が曇って視界が真っ白にしまうのです。
ホコリや皮脂、化粧汚れなどでレンズが汚れていると、より水滴が付着しやすくなります。そのため、ばっちりアイメイクをした日は眼鏡が曇りやすいという悲しすぎる事実も。
レンズのコーティング剥がれも眼鏡の曇りの原因になるので、眼鏡自体のコンディションにも気をつけたいところですね。
【裏ワザ】眼鏡が曇らないマスクの付け方とおすすめアイテム
眼鏡とマスクを一緒にかけたときの曇りが気になるときは、眼鏡を清潔に保って、吐く息と眼鏡のレンズが触れないようにするとよいでしょう。
それでは、認定眼鏡士の私が実際に行っている、眼鏡が曇らないマスクの付け方とおすすめの曇り防止アイテムを紹介します!
マスクの付け方を工夫する
おすすめ度:★☆☆
吐く息がレンズに触れると眼鏡が曇るので、顔とマスクの間にすき間ができないようにマスクの付け方を工夫して、息が漏れ出ないようにするとよいでしょう。
もっとも手軽な対策は、マスクの上部から約1cmのあたりを内側に折った状態で、マスクを装着する方法です。マスクが鼻に当たる部分が二重になるので息が漏れ出にくくなります。
顔とマスクの間に四つ折りにしたティッシュペーパーを挟んだり、不織布のマスクを二重で装着したり、曇りの原因となる呼気の水分を吸収してレンズに届きにくくする方法もあります。
ただし、マスク自体の付け方を工夫する方法は、マスクの付け心地が悪くなってしまうのが難点です。
眼鏡が曇らない効果も弱いので、曇り防止アイテムがないときの応急処置としておすすめです。
曇らない眼鏡や防曇レンズを使う
おすすめ度:★★☆
■ 曇りにくいフレーム形状の眼鏡
飛沫・花粉カット眼鏡のように、眼鏡のフレーム自体が目の周辺をカバーする形状になっているものもあります。
マスクから息漏れしてもレンズにかからないので、眼鏡が曇りにくいです。デザインが少ないのが難点ですが、機能性重視の方にはおすすめの方法です。
■ 防曇(ぼうどん)レンズ
どうしても眼鏡が曇ってほしくない!という場合は、眼鏡を作る時点で、曇り防止コーティングが付いた防曇(ぼうどん)レンズをセレクトするという手段もあります。
ですがこの防曇レンズ、専用のクリーナーを使用したメンテナンスが必要で、汚れも拭き取りにくく、寿命が短いなど、使用するときのハードルが高いです。
防曇レンズの取扱店は少なく、費用もかかるので手軽さはありません。眼鏡が曇ると危険な仕事をしている!ということでなければ、他の手段をおすすめします。
曇り防止アイテムを使う
おすすめ度:★★☆
眼鏡の曇り防止アイテムには、スプレータイプ・塗るタイプ・メガネ拭きタイプがありますが、使い勝手がよく人気があるのはメガネ拭きタイプです。
クロス自体に洗浄成分と曇り止め成分が含まれていて、眼鏡のレンズを拭き上げるだけで曇り止め効果が得られます。繰り返し使えますし、汚れも取れて一石二鳥ですね。
曇り止めスプレーは、レンズの裏表に直接スプレーして、付着した液を塗り広げて乾燥させてから、ティッシュで拭き上げて使用します。
スプレーよりも手軽に曇り止め効果を得たい場合は、ジェル状になった塗るタイプの曇り止めがおすすめです。乾燥時間が不要ですぐに使えます。
眼鏡の曇り防止アイテムはドラッグストアで購入できるので比較的手軽ですが、眼鏡のフレームについてしまった場合は劣化の原因になるのですぐに拭き取るようにしてくださいね!
ちなみに、ハンドクリームや洗剤などの身の回りのものを、眼鏡の曇り止めの代用品として使う人もいるようですが、おすすめはできません。詳しくは以下をご覧ください。
曇りにくい形状のマスクを使う
おすすめ度:★★★
もっともおすすめの方法はこちら!
立体構造のマスクならぴったりと鼻を覆えるので、マスク上部からの息漏れが防げます。
おすすめは運動時の使用を想定して作られたスポーツマスクです。通気性がよく、呼気に含まれた水分が発散されるので眼鏡も曇りにくいです。
眼鏡の曇りをより防ぎたい時は、立体構造のマスクに不織布の立体マスクを重ねて付ける方法も。
スポーツマスクはハードルが高いという場合、不織布の立体マスクで眼鏡曇りカットを謳った製品も販売されています。少し小さめのサイズを選んでタイトに着用するとよいでしょう。
マスクをしても眼鏡が曇らない対策の中でも、実践しやすいおすすめの裏ワザを4つ紹介しました。
眼鏡の汚れをしっかり落として清潔に保ちつつ、ちょっとした工夫とアイテムを使えば視界を快適に保てますので、ぜひ試してみてくださいね。
眼鏡は飛沫対策など、目の保護にも有効と言われています。普段はコンタクトレンズ派の方も、曇り止め対策をして、お気に入りの眼鏡でおしゃれを楽しんでもらえると嬉しいです!