自由度が高いのがメリットの一人暮らし。せっかくですから自分好みのインテリアで、毎日を心地よく過ごしたいですよね。お気に入りの壁紙を貼れば、部屋全体の雰囲気が大きく変わります。
こんにちは!理想の空間を目指し、インテリアや収納を考えるのが大好きなカーサミアライター、春野です。北欧式整理収納プランナーの資格を活かして、一人暮らし女性に役立つ情報を発信しています。
この記事では、壁紙を貼るときに知っておきたいポイントや手順、おすすめのアイテムをご紹介します。手軽な壁紙シールもご紹介しますので、賃貸にお住いの方やDIY初心者さんもトライしてみてくださいね。
賃貸の人にもおすすめの壁紙
壁紙には大きく分けて、以下の3つのタイプがあります。
1.生のり付き
2.壁紙シール
3.のり無し(フリースと紙、2種類の素材がある)
賃貸やDIY初心者さんにも、おすすめなのは「壁紙シール」と「のり無し(フリース)」です。既に貼ってある壁紙を剥がす必要がなく、原状回復できるため、手軽にトライできます。
「生のり付き」は賃貸に不向き
「生のり付き」は最初からのりが付いているもので、フィルムを剥がせば、すぐに使えるのが特徴です。しかし未開封でも一か月ほど経つと、のりが乾くので早めに施工しなければなりません。
また既存の壁紙を剥がしてから貼る必要があるので、賃貸には不向きです。
おすすめの壁紙1:貼って剥がせる「壁紙シール」
壁紙シールのメリット
・既存の壁紙の上に貼れる
・のりが必要ない
・貼ったあとに剥がせる
手軽に貼れる壁紙シールは、賃貸での一人暮らしの方にぴったり。既に貼っている壁紙の上から使えるので、事前の準備が簡単。
シールタイプのため、のりを用意する必要がなく、貼ったあとに剥がせるのも嬉しいポイントです。
おすすめの壁紙2:デザイン豊富、のり無し(フリース)
のり無し(フリース)のメリット
・色や柄が豊富で安い
・壁に直接のりを塗って貼るので簡単
・貼るタイミングを気にしなくて良い
・余ったら壁紙以外にも使える(ブックカバー・ガーランド・ブックマークなど)
のり無しの壁紙はデザインが豊富で、手頃な価格が魅力です。「フリース」と「紙」の2種類の素材があります。
賃貸の方にはフリースがおすすめ。紙素材の場合ですと、貼る前に壁紙の裏面にのりを塗る十分な作業スペースが必要ですし、原状回復にも向いていないためです。
貼って剥がせる「フリース壁紙専用のり」を塗ると、より安心して作業できます。
フリースなら壁に直接のりを塗って、貼るだけなので手軽。また、のり付きタイプのように貼るタイミングを気にせず、好きなときに施工できるのも嬉しいポイントです。
のりはたっぷり付け、なるべく手早く進めるのがポイント。乾燥すると、のりが固まり施工しにくくなるので、気を付けましょう。
壁紙シールの貼り方
ここからは、壁紙シールの貼り方をご紹介します。
必要な道具
- 雑巾
- 鉛筆
- 5円玉
- 画鋲
- タコ糸 (2m程度)
- メジャー
- ハサミ
- カッター
- ハケ
- ヘラ(竹ベラなど)
- ローラー
- 地ベラ
必要に応じて用意する道具
- 壁紙用のり
- パテ
- やすり
- プラスドライバー
キレイに貼るには準備が大切
貼って剥がせるため手軽な壁紙シールですが、キレイに仕上げるには下準備が大切です。
かならず配置をイメージしてから、作業を始めましょう。壁紙が途中で足りなくなったり、継ぎ目の位置が悪くなったりするのを防げます。
1.既存の壁の汚れをキレイにする
今貼ってある壁紙を絞った雑巾で拭き、キレイにしましょう。
めくれている場所があれば、「壁紙用のり」で補修します。
破れて一部がなくなっている箇所は、パテで段差を埋めましょう。パテを塗ったら一日以上おいて完全に乾かし、やすりで平らに整えてくださいね。
2.コンセントやスイッチカバーを外す
コンセントやスイッチのカバーは、外しておきましょう。
一般的なコンセントの場合は、一番上のカバーを手で外し、その下のネジをドライバーで外してください。
3.基準となる垂直の線を引く
貼りはじめる場所の右から、壁紙の巾より5cm短い長さのところに鉛筆で印をつけます。できるだけ天井の近くに印を付けるのがポイントです。
5円玉に2m程度のタコ糸を結び、反対側の端は輪にして画鋲を通しましょう。印を付けたところに画鋲を差して、タコ糸を垂らします。
タコ糸が真っすぐになっているのを確認します。揺れないようにタコ糸を手で押さえ、天井から糸に沿って、壁に点線を引いてくださいね。
4.壁のサイズを測り、壁紙をカットする
壁紙を貼る場所の床から天井までの長さと幅を、メジャーで測りメモします。
天井と床それぞれに余裕をもたせるため、メモした長さに6cmを加え、必要な枚数分カットしましょう。壁紙の裏にメモリが付いている場合は、その線を目安に切ると簡単です。
仮貼りで仕上がりをチェック
いきなり全部めくるのではなく、まずは15~20cmほど剥がしましょう。
天井側に3cm程度、余裕をもたせた状態で仮止めをします。このとき、最初に引いた垂直線からズレていないか、継ぎ目の位置は自然かどうかをチェックしてくださいね。
壁紙に貼り付けるときは少しずつ
1.利き腕側から貼り付ける
約20cmずつ壁紙を剥がしながら、自分の利き腕側から貼り付けていきます。天井と床側に約3cmずつ余裕をもたせてくださいね。
2.天井から床に向かって貼る
ハケで空気を抜きながら、天井から床に向かって進めていきます。すべて貼り終えたら、ヘラを使って全部の角を押し込みましょう。
3.はみ出た分をカットして仕上げる
地ベラとカッターを壁側に沿わせ、はみ出た部分をカットします。ローラーを押し付けながら密着させたら完成です。
簡単に貼れる!おすすめの「壁紙シール」3選
DIY初心者さんには色のメリハリが強い壁紙や、全体的に柄が入っているものがおすすめです。シワや浮きが目立ちにくいので、キレイに仕上がります。
壁紙シール YYT 無地
気分まで明るくなる、キレイな色の壁紙シール。インテリアのアクセントとして、壁の一面にだけ貼ってもおしゃれです。
色によって雰囲気が大きく変わるので、お部屋のテイストや好みに合わせて選びましょう。
壁紙 シール 厚手 はがせる リメイク シート 木目
ナチュラルなテイストがお好みの方には、木目調の壁紙シールがおすすめです。温もりある雰囲気に仕上がりますよ。
裏面はメモリ付きで長さを測る手間がないので、DIY初心者さんも手軽にトライできます。しっかりと厚みがあるためヨレにくく、貼りやすいのも嬉しいですね。
壁紙屋本舗 シール はがせる NU WALLPAPER
柄の壁紙なら、いつものお部屋を簡単にセンスアップできます。
こちらは弱粘着なので、退去時もキレイに剥がせるのが魅力的。水に強いためお風呂やキッチン、トイレといった水回りにも使えます。
おしゃれで個性的、おすすめ「のりなし壁紙」
のりなし壁紙は、シール壁紙と比べると初心者向けではありません。ですが、個性的なデザインが選べます。DIYで貼るのが難しいときは、プロに相談してみてくださいね。
インテリアコーディネートの「FAITH(フェイス)」さんでは、こんなおしゃれな壁紙が紹介されています。
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この記事では、壁紙を貼るときに知っておきたいポイントや手順、おすすめのアイテムをご紹介しました。
貼って剥がせる壁紙シールなら、賃貸やDIY初心者の方も手軽にトライできます。お気に入りの色や柄を選んで、お部屋を素敵に変身させてくださいね。