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「押入れの一番上」何をどう収納すればいい?活用アイデアをプロが紹介

収納・インテリア
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この記事では「押し入れの一番上に、何をどう入れればいいのだろう」とお悩みの方に向けて、北欧式整理収納プランナーの筆者が、収納アイデアを解説します。

こんにちは!日常のプチストレスを減らすために工夫するのが趣味の、カーサミアライター春野です。北欧式整理収納プランナーの資格を活かし、一人暮らしの女性に役立つ情報を発信しています。

押入れの特徴を押さえたうえで収納を見直せば、スペースを有効に使えます。押入れの一番上を整理して、モノを取りやすくしたい方は、ぜひチェックしてくださいね。

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質問:押入れの一番上の収納に困っている。何をどう入れればスペースを有効に使える?

今回は押入れの収納のお悩みを解決します|画像:読者提供

押入れの一番上の収納に困っています。

現在は普段使わないモノを乱雑に詰め込んでいる状態で、中がよく見えないため、どこに何があるか把握できていません。

どう収納すれば押入れのスペースを有効活用できて、モノが取りやすくなるかを教えてください。

回答:押入れの一番上を有効活用するにはコツがある!

春野なほ
春野なほ
答えてくれたのは…

輸入雑貨店での販売経験をもつ、Webライター。 北欧のスローライフに興味があり、北欧式整理収納プランナーの資格を取得しました。インテリアや収納、ライフスタイルなど、心地よい空間づくりのヒントを発信しています。 現在のモットーは「背伸びしすぎない、ていねいな暮らし」です。

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押入れの一番上を有効活用するなら、押入れの特徴を押さえて収納する場所に合った方法を取り入れることが大切です。

押入れを、3つのゾーンに分けて考える

押入れは天袋・上段・下段の3つのゾーンに分けられます|画像:photoAC

押し入れは以下の3つのゾーンに分けられます。

  • 天袋(てんぶくろ)
  • 上段
  • 下段

「天袋(てんぶくろ)」は、相談者さんの質問にある「押入れの一番上」のことで、横にスライドして開け閉めするタイプがほとんどです。

ゾーンによって、収納に向いているモノと向いていないモノがあるため、しまいたいアイテムの使用頻度と重さを考える必要があります。

天袋|使用頻度が低く軽いモノを

押入れの一番高い場所にある天袋は、普段あまり使わないモノの収納に向いています。踏み台を使ったり背伸びしたりするなど、出し入れするのに手間がかかるのが理由です。

天袋収納に向いているアイテムの例

  • シーズンオフの衣類・寝具
  • 冠婚葬祭用のバッグ
  • 学生時代の思い出グッズ
    など

また、天袋に収納するアイテムは「軽さ」を意識するのも大切なポイント。
重さがあると地震などでモノが落ちてきたときに、当たってケガをするリスクがあります。分厚い本やアルバム、家電などは下段に収納するのをおすすめします。

上段|普段よく使うモノを

一番出し入れしやすい高さにある上段は、普段よく使うモノの収納にぴったりです。

上段収納に向いているアイテムの例

  • オンシーズンの衣類
  • 定期的に見返す書類
  • 読みかけの本
  • 毎日使う寝具
    など

下段|使用頻度が低く重いモノを

押入れの下段は、かがんで出し入れする必要があるため、以下のように使う機会が少なく、天袋に入れるには重たいモノを収納するとよいでしょう。

下段収納に向いているアイテムの例

  • オフシーズンの衣類・寝具
  • 分厚い本・アルバム
  • 水など重たい防災グッズ
  • アイロンや掃除機などの家電
    など

使用頻度に合わせて手前と奥で分ける

押し入れはもともと布団をしまう場所であり、奥行があるのも特徴です。
そのため、奥と手前のスペースの2つに分けて、収納方法を考えるのもコツ。

奥と手前で分ける場合、よく使うモノを手前、そうでないモノは奥に入れるのが基本です。

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押入れの一番上【天袋】の収納アイデア

天袋の収納アイデアを「手前」と「奥」に分けてご紹介します|筆者作成

ここでは、天袋の収納アイデアを「手前」と「奥」に分けてご紹介します。

持ち物の量によっては手前側だけで、すべて収まる場合もあります。アイデアを参考にしながら、自分が使いやすいようにアレンジしてみてください。

【注意点】
天袋に限らず、押し入れのほとんどは引き戸で全開にできません。しまうモノが襖(ふすま)の中心をまたぐと、引っかかって出し入れしにくいため、収納する場所に注意してくださいね。

手前|取っ手付きケースに使用頻度の低いモノを入れる

天袋の手前は、シーズンオフの衣類や寝具などをひとまとめにして収納するのに向いています。冠婚葬祭用のバッグなどをしまっても良いですね。

取っ手付きの収納ケースなら、高い場所でも楽に取り出せます|筆者撮影

上の画像のように取っ手が付いている不織布の収納ケースなら、高い場所でも楽に取り出せます。前面が開けられるボックスもおすすめ。重ねた状態のまま、必要なモノだけ出し入れできて便利です。

高い場所にある天袋の場合、しまうモノだけでなく、収納ケースやボックスも軽い素材を選ぶと安心です。



また、踏み台に登らなくても何が入っているのか分かるように、ボックスやケースにはラベルを付けておくとスムーズに出し入れできます。

奥|特に使用頻度の低いものを小分けにして入れる

手前だけでは収まりきらない場合は、天袋の奥も活用しましょう。奥側には手前側に収納したモノよりも、さらに使う機会が少ないアイテムを入れるのに向いています。

たとえば学生時代の卒業アルバムや表彰状といった思い出グッズ、空のスーツケース、旅行カバンなどがおすすめです。

ケースやボックスにまとめたときに「重たいかも」と感じたら無理をせず、安全のために小分けにするか下段に収納しましょう。

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押入れの【上段・下段】の収納アイデア

ここからは、押入れの上段と下段の収納アイデアをご紹介します。どのようなアイテムをどう収納しようか、イメージするときの参考にしてみてくださいね。

上段|カラーボックスを入れて押入れの中を仕切る

押入れの上段にカラーボックスを入れて仕切れば、定期的に目を通す、書類や本の定位置が完成します。

手前にはあえて何も置かず、空けておくのもおすすめの使い方。書類を書くときの作業机として使ったり、片付ける途中のアイテムの一時置き場にしたりできて便利です。

普段使う衣類の収納には、ポールや引き出しケースが活躍します。


下段|キャスター付き収納グッズで出し入れスムーズ

下段にしまう家電類は、キャスター付きの収納グッズを使うと、出し入れがスムーズ。奥にしまったアイロンや掃除機などの重さがあるモノも、楽に取り出せます。

シーズンオフの衣類を下段にしまうときは、キャスター付きの引き出しケースを選ぶと、掃除もしやすいので便利です。

Q
押入れの一番上は、何を収納すればいい?
A

押入れの一番上は「天袋(てんぶくろ)」といい、普段あまり使わない以下のようなモノを収納するのに向いています。

  • シーズンオフの衣類・寝具
  • 冠婚葬祭用のバッグ
  • 学生時代の思い出グッズ

取っ手付きの収納ケースやボックスを使うと、スムーズに出し入れできます。押入れの一番上には、落下してもケガの危険がないよう、軽いモノを入れることも大切です。

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