#28 「ジブン手帳」と書き初めのススメ
今年の抱負が自然と口を突いて出てくる新年でございます。私は、ここ数年手帳を使って「書き初め」をやっています。2016年ごろに「プロの作家になりたい!」と思い立ったものの、手掛かりもきっかけも掴めず、ただ時間が過ぎていく……。そんななか、手帳に「今年の目標」を書くことを思いつきました。手帳の中表紙、つまり一番はじめのページに2つから3つほどの「今年絶対に達成させること」を丁寧な字で書くのです。これ、とってもオススメです。というのにも、科学的な根拠があるそうです。私は、10年以上学習塾業界で働いてきたのですが、とにかく大変なのが生徒のやる気を出させること、やる気を維持させること!そんな中で、色々と勉強したり、成功事例を学んだりした結果、「書き初めはした方が良い!」という結論に至りました。アメリカの社会学者マートンが提唱した「予言の自己成就」という現象があるそうです。簡単に説明すると「仮に間違った予言でも、人々がそれを信じることで人々が新しい行動を起こし、結果として予言通りの結果を引き起こす」というものです。また、「パブリック・コミットメント」という考え方も存在するそう。とても単純にいうと、「人は他人の前で表明した言動に、矛盾しないように行動する」というものです。ある実験によれば、結婚式の参列者が多いカップルほど離婚率が低いという結果も…要するに、「みんなに宣言しちゃった手前、引っ込みがつかないよね」ということでしょうか。また、やる気は「どんなに小さなものでも、目標を達成するとあがるもの」です。達成できそうな目標達成できたら最高にアガる難易度の高い目標を両方記載しておくといいですね。また、手帳に記載しておき、定期的に目につくようにすることや、目標をSNSなどで共有してみることも重要です。目標は、あくまで「やった、やらない」が明確なものがおすすめです。人からの評価を受けることがタスクになると、落ち込む原因になってしまうことも。墨と筆を持ち出して、本格的な書き初めをするのは難易度が高いですが「手帳の最初のページ」に丁寧な字で目標を書くことなら簡単にできるし、手帳を開くたびに目にすることができてモチベーションの維持に繋がります。目標は、「達成できるタスク」と「難易度が高い大きな目標」の両方を記載するとよりよいです! SNSで共有すると、さらにモチベーションアップにつながりますよ!!