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やっておけばよかった…防災のプロが後悔した防災対策とは?【Q&A】

防災
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こんにちは、カーサミアライターのえなです。防災士という防災系の資格保有者である私が、防災に関するQ&Aに回答していきます!

今回は「防災対策でやっててよかったこと・やっておけばよかったこと」に関してです。

えな
えな
教えてくれたのは…

関西でフリーランスWebライターとして活動しているえなです。大学時代は防災について学んでおり、防災士の資格を持っています。

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質問:防災対策でやっててよかったと思うことはなんですか?

非常持ち出し袋の準備や、水と食べ物の備蓄など、必要な防災対策はたくさんあります。
もちろん、すべて大切な対策だと思います。

その中でも実際に災害時に役立った、”やっててよかった防災対策”はなんでしょうか?

回答:防災知識をつけること

私が実際にやっててよかった防災対策とは、「防災知識をつけること」です。防災対策といえば、「家具の転倒防止」や「非常用持ち出し袋(防災リュック)の準備」など、形ある物の対策を考えがちですが、実は防災知識をつけることがとても大切です。
私自身も知識不足で後悔したことがあるので、体験談もあわせてお伝えしますね。

いざという災害時に「知っておけばよかった…」と後悔しないためにも、まずはこの記事を読んで防災知識の必要性を意識してほしいです。

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防災知識が必要な理由

防災対策でやっててよかったと思うことは「防災知識をつけること」|イメージ画像:イラストAC

災害に直面したとき、全く防災知識がないとどのように身を守り避難すればいいのかわからないですよね。災害時に、対策や避難場所をスマホで調べたり・家族に相談しようにも、災害の影響でスマホが使えないという最悪の状態も考えられます。

しかし、防災知識がしっかり頭の中に身についていれば、災害直後にどのように自分が行動すればいいのかが、スマホで情報を調べずともすぐに分かります。また、時には防災知識があることで危険を回避したり安全に行動できたりと、命を守ることにもつながるでしょう。

体験談:防災知識が役に立ったエピソード

実際に私も、災害に直面したとき防災知識があったことにより、機転の効いた行動が取れたことがあります。

過去に災害に遭遇した際に、電気・水道が止まってしまったことがありました。しかし、幸いにもガスは利用できたこととキッチン設備がガスコンロであったため、加熱調理はおこなえる状態でした。

水道が使えないため、調理の際にはペットボトルの水を利用するしかありませんでしたが、飲み水として基調なペットボトルの水を調理でたくさん使うわけにはいきません。

そこで役立ったのが、「包装食」という私の防災知識です。

包装食とは?

包装食とは、食品用の高密度ポリエチレンポリ袋を使った調理方法です。

たとえば、ご飯を炊きたいなら…

  1. ポリ袋の中に、一合分のお米と水を入れる
  2. ポリ袋の空気を抜いた後に、袋の口を輪ゴムなどで固く結ぶ
  3. 沸騰したお鍋の中にポリ袋を入れる

こうすることで、炊飯器がなくてもおいしいお米が簡単に炊けるという方法です。ご飯だけでなく、その他にもいろいろな料理に活用できますよ。

材料はポリ袋の中に入っているため、お鍋の水はきれいな飲料水である必要はなく、貯めておいたお風呂の水などで代用が可能です。

こういった災害時の調理方法の防災知識があったため、このときは災害時でもいつもどおりの食事がとれ、食事の面ではストレスを感じることなく過ごせました。

食品用の高密度ポリエチレンポリ袋とは、以下のような商品です。通販でも買えますし、スーパーやドラッグストアのキッチン用品コーナーにもあるので、探してみてくださいね。

体験談:まさかの旅先で被災…防災知識不足だったエピソード

まさかの旅先で被災、防災知識不足だったことを痛感|イメージ画像:イラストAC

私が人生で一番大きな災害に直面したのは、1カ月ほど自宅を離れて、他県を訪れていたときでした。

自宅では災害対策をしっかりおこなっていましたが、まさか旅先で被災するとは思わず、旅先での防災対策は全くおこなっておらず、知識もほとんどありませんでした。

幸いにも、災害後から2日程度はライフラインが動いていたことと、周囲の人の手助けにより災害の影響が少ない安全な地域にすぐに逃げられたため、長期間災害の影響を受けることはありませんでした。しかし、この経験により外出先での防災知識や対策の必要性を強く実感させられたのです。

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まとめ

私が防災対策でやっててよかったと思うことは、「防災知識をつけること」です。非常持ち出し袋の用意や自宅の家具固定など、形ある防災対策とともに、ぜひ防災知識をつけることも対策のひとつとして行ってください。

災害時の食事についてや、避難方法についてなど大切なことはたくさんありますが、なかでも学んでほしい防災知識の一つが「外出先で災害に遭遇したときの対処法」です。

特に一人暮らしの女性であれば、自宅から離れた会社などの外出先で一日の大半を過ごすでしょう。必然的に、自宅にいる時間よりも外出先で災害にあうリスクのほうが大きくなりますよね。自宅の防災対策とともに、会社へ出勤する際や旅行に行く際など、外出先で災害にあったときの知識も身につけてくださいね。

かさみやちゃん
かさみやちゃん

職場での防災…あんまり考えてなかったです!
知っておかなきゃですね。

こちらの記事では、外出先の地震対策をシーン別で解説しているので、防災知識身につけるための参考にしてください。

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