ささみの筋って取らないとダメ?さっぱりしておいしいささみですが、下処理が面倒ですよね。でも下処理済みの「筋なしささみ」は高いので、手を出さない人もいるのでは…?
こんにちは、自炊歴20年・食物検定1級保持のカーサミアライターの山本です。
ささみは「筋を取らないとどうなるのか」を知ると、自ずと筋を取らずにおいしく食べる方法がみえてきます。下処理を気にせずにささみを食べたい人は、ぜひ最後までみてくださいね。
ささみの筋を取らないで料理できる?
面倒な筋取り、やらなくていいならしたくない、そんな人も多いのでは?結論からいうと筋を取っていないからといって食べられないわけではありません。ではなぜ下ごしらえで筋を取っているのか、はじめに説明していきます。
ささみの筋ってどんなの?
ささみの筋は、ささみの真ん中あたりに一本通っている白い紐のようなものです。少しささみから飛び出している状態なので見えている部分もあります
筋は触ると硬く、お肉の中に通っているのがわかります。出ている部分を手でひっぱっても取れないので一般的には取り除くための下処理が必要です。
筋を取らないとどうなる?
筋があると料理できないわけではありませんが、筋があるまま火を通すと筋に引っ張られるのでささみが縮みます。見た目にこだわる料理のときには筋は厄介です。
筋があることで味の変化はありませんが、その硬さゆえに食感が気になったり、嚙み切れなかったりという難点もあります。
ですので、筋を取らずに料理しようと思ったら、これらを考慮した上で使っていきましょう。方法によっては筋がアクセントになりおいしく食べられるんです!
ささみの筋を取らないなら包丁はNG
筋を取らない場合、包丁でそのまま小さくカットしようとしても筋が硬すぎて切れません。無理に切ろうとすると、ささみのお肉がやわらかいのでぐちゃぐちゃに崩れてしまうことも・・・。
ここからは上手に筋ごと料理する方法を解説していきます!
キッチンバサミを使う方法
崩れやすいささみには、キッチンバサミがおすすめです。そのまま筋ごとぶつ切りや細かく切ることができますよ!
また、一枚で使いたいけど縮ませたくない料理の場合、筋だけハサミでところどころ切ると縮みにくくなります。
フードプロセッサーを使う方法
筋の食感をそのまま活かすなら、フードプロセッサーがおすすめです。筋ごとミンチにできるので、ささみ団子が簡単にできますよ。そのままだと硬い筋ですが、細かくなることで程よい食感のアクセントに変身します♪
筋を取らないささみ料理
ここからは、筋を取らなくてもOKなささみ料理を2つ紹介します。
一口チキンカツ
材料
- ささみ…4本
- 塩こしょう…適量
- 小麦粉…適量
- 卵…1個
- パン粉…適量
- ささみは筋ごとキッチンバサミで2~3㎝にキッチンバサミでカット
- カットしたささみに塩こしょう、小麦粉を薄くまぶす
- 溶き卵、パン粉をつけたらフライパンで揚げ焼きにする
筋は2~3㎝の長さにお肉と一緒に切ってしまうので食べたときに気になりません。飛び出している筋の部分だけ切って取り除きましょう。2~3㎝の厚みであればフライパンで揚げ焼きできます!
ささみ団子汁
材料
- ささみ…4本
- 出汁入り味噌…適量
- お好みの具材(豆腐や野菜など)
- ささみを丸ごとフードプロセッサーで細かくする
- 鍋にお好みの具材と水を入れ煮る
- 沸騰したら細かくしたささみをスプーン2本使って団子状にし鍋に入れる
- 全ての具材に火が通ったら、味噌で味付けする
筋ごとフードプロセッサーで細かくするので、食感を楽しめるささみ団子になります。団子に豆腐や卵を混ぜ込むと、また違った食感に。刻み野菜を混ぜるのもおすすめです。
ささみ団子は、そのままフライパンで両面やいて、酒・醤油・みりんで照り焼きにしてもおいしいですよ♪
ささみは筋を取らなくてもおいしく食べられます♪包丁の代わりにキッチンバサミを使うと料理も時短になるので、ぜひ試してみてくださいね!
- Qささみの筋は取らなくてもいい?
- A
筋があるまま火を通すと、筋に引っ張られるのでささみが縮みます。形を重視したい料理には不向きです。
また、筋があることで味の変化はありませんが、その硬さゆえに食感が気になったり、嚙み切れなかったりという難点もあります。
しかし、これらを考慮した上で料理すれば、筋が歯ごたえのアクセントになり、おいしく食べられます。
- Qささみの筋を取らずに料理する方法は?
- A
ささみの筋は硬いので、包丁でそのまま小さくカットしようとしても切れません。キッチンバサミで、1口サイズに細かく切り分けるのがおすすめです。
また、フードプロセッサーで筋ごとミンチにして、ささみ団子にするのもよいでしょう。ささみ団子はスープに入れてもよいですし、フライパンで照り焼きにしてもおいしいですよ。