実家にいたときよりも、インテリアの自由度が高い一人暮らし。「SNSで見るおしゃれなお部屋に憧れて、色味をそろえるなど工夫してみるものの、いまいち統一感がでない」とお悩みではありませんか?
理想の空間に近づくためには、同系色でまとめる以外にもポイントがあるんです。
こんにちは!雑誌やSNSでインテリアを眺めるのが趣味の、カーサミアライターの春野です。北欧式整理収納プランナーの資格を活かし、一人暮らし女性に役立つ情報を発信しています。
この記事では、色味をそろえる以外で、インテリアに統一感を出す方法をご紹介します。お気に入りの空間を手に入れたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
質問:統一感がない部屋。同系色でまとめる以外の方法は?
SNSで見る、おしゃれで落ち着いた雰囲気の部屋に憧れて、画像を参考に同じ家具や小物を購入し、同系色でまとめようとしているのですが、いまいち統一感が出ません。他に気をつけることがあれば、教えてください。
部屋に統一感を出すために、プロが意識しているポイントを押さえよう!
統一感のある部屋にするには、同系色でまとめる以外にも、いくつかコツがあります。実際にプロが意識しているポイントをご紹介します。
テイストを決める
まずはインテリアのテイストを、しっかり決めましょう。テイストがバラバラだと、同系色でまとめても、統一感を出すのは難しいものです。
ちなみに「テイスト=色味」ではありません。インテリアのテイストとは、部屋の全体的な雰囲気を指します。色味だけでなく、家具・小物のデザインや素材、レイアウトといった要素をすべて含みます。
統一感のある空間を作るには、理想の部屋のイメージを固めてから、インテリアアイテムやカラーを選ぶことが大切です。
インテリアのテイストによって、色味やデザイン、素材、レイアウトの特徴は異なります。
具体的な例を以下にまとめました。
ナチュラル
色味 | ホワイト・ベージュ |
デザイン | シンプル |
素材 | 木・コットン・リネン |
レイアウト | 光が入るように意識する |
北欧インテリア
色味 | ブラウン・ベージュ |
デザイン | シンプル |
素材 | 木・陶器・ガラス |
レイアウト | 家具を主役にする |
韓国インテリア
色味 | アイボリー・ホワイト |
デザイン | 丸いフォルム |
素材 | 木・ラタン |
レイアウト | ポイントに雑貨を飾る |
モダン
色味 | ホワイト・ブラック |
デザイン | シンプル |
素材 | 金属・ガラス |
レイアウト | 物を減らすor隠す |
ヴィンテージ
色味 | ダークブラウン・ブラック |
デザイン | 無骨 |
素材 | 真鍮・木・レザー |
レイアウト | 雑貨を多めに飾る |
決めたテイストに合わせて、インテリアアイテムやカラーを選ぶときの参考にしてみてくださいね。
素材をそろえる
インテリアアイテムや収納グッズの「素材」をそろえるのも統一感を出すポイント。最初に決めたテイストに合わせて、素材を選んでいきましょう。
たとえばナチュラルにまとめたい場合は、木やラタン、コットンなどの天然素材で。モダンテイストが好きなら、金属やプラスチック、ガラスでまとめて。テーマと相性の良い素材を選びましょう。
柄物はひとつに絞る
部屋に統一感を出すなら、柄物はひとつに絞るのがおすすめです。同じ空間にカーテンやラグ、クッションカバーなど、柄のアイテムをいくつも取り入れると、ゴチャゴチャしやすくなります。
柄物をひとつに絞ればインテリアのアクセントになり、部屋全体のバランスが整います。
見せる・隠すのバランスを意識する
インテリアの主役を決めて、それ以外はふた付きのボックスに入れるなど、目隠し収納にすると、すっきりとした印象に。
生活感が出やすいアイテムだけでなく、お気に入りの雑貨も飾りすぎると散らかって見える場合があるので、気をつけましょう。
フォトフレームなど複数並べて飾りたい場合は、同じシリーズにすると統一感が出せます。
家具のレイアウトを整える
テーブルやソファなど、家具のレイアウトを変えるだけでも、まとまり感がアップします。
ポイントは以下の2つあります。取り入れやすい方法からトライしてみてくださいね。
1.家具を背の順に並べる
「低いもの→高いもの」のように、家具を背の順に並べる方法です。部屋全体がすっきり見えます。
2.家具の端をそろえる
家具の奥行きを調節し面をそろえると、整った印象に。
画像のテレビボードとローテーブルのように、片方の端をそろえるだけでも部屋全体の雰囲気が変わります。
- Q同系色でまとめても部屋に統一感がない場合、どうすればいい?
- A
同系色でまとめる以外にも、統一感を出す方法は、以下のようにたくさんあります。
・テイストを決める
・素材をそろえる
・柄物はひとつに絞る
・見せる・隠すのバランスを意識する
・家具のレイアウトを整える
SNSや雑誌を参考にするときには、インテリアのテイストに注目してみてくださいね。