夏野菜といえばきゅうり!ですが、いざ食べようと思ってカットしてみたら、きゅうりの切り口が白く変色していたという経験はありませんか?
こんにちは!カーサミアライターのあんどうです。
きゅうりの切り口が白くなるのは、カビや病気が原因なのでしょうか。何より、食べても大丈夫なのか気になりますよね。
今回は、そんな疑問にお答えするため、きゅうりの切り口が白くなる原因と対策について詳しく解説します。ぜひ参考にしてください!
白く変色したきゅうりは、食べても大丈夫?
切り口が白く変色したきゅうりは、食べても大丈夫なのでしょうか。
原因も踏まえて詳しく解説します。
きゅうりの切り口が白く変色する原因は?
きゅうりは、なんと全体の97%が水分です。
それだけの水分があることで、みずみずしさや綺麗な黄緑色を保たれています。
ですが収穫した後、時間が経つとともにきゅうりの水分は失われます。
そして「空洞果(くうどうか)」という現象が起き、切り口が白く変色します。
【結論】食べられるが、味と食感は悪い
切り口が白くなったきゅうりは食べても歯切れが悪い上に、苦味や渋みを感じたり、味がしなくなったりします。
新鮮なきゅうりと比べ、青臭さも感じやすいです。
食べることはできますが、そのまま食べても美味しくありません。
【注意!】こんな状態のきゅうりは食べないで!
きゅうりの切り口が白くなっているだけでなく、ぬめりのある液体が付着していたら、腐敗している可能性が高いです。
他にも、
- 明かにカビが生えている
- 黒く変色している
- 異臭がする
- ぶよぶよ柔らかくなっている
- 白い液体が滲み出ている
このような状態のきゅうりは食べると食中毒になる可能性があるため、食べずに廃棄してください。
きゅうりの切り口が白く変色した場合の対策
きゅうりの切り口が白く変色してしまっても、食べても大丈夫ならきちんと食べてあげたいですよね。
ここではきゅうりが白く変色した場合の対策をご紹介します。
白くなったきゅうりを復活させる方法
白くなったきゅうりに水分が戻れば、ある程度までは美味しい状態に戻すことができます。
まず、水で濡らしたキッチンペーパーを軽く絞って、きゅうりに巻きつけます。
ビニール袋に入れて密閉します。
この状態で一晩冷蔵庫で寝かせてみてください。
または、きゅうりを半分に切って塩水に浸けることで、気になる苦味も軽減させることができます。
とはいえ、風味や食感が完全に戻るとは言い難いです。
新鮮なきゅうりには劣るので、できるだけ変色する前に食べきりたいですね。
調理方法を工夫する
水分が抜けてしまったきゅうりも、調理方法を工夫することで美味しく食べられます。
生のままであれば漬物や酢の物にして、苦味や渋みを抑えるのがおすすめ。
炒め物や煮物など、加熱調理すれば食感も気にならなくなりますよ!
きゅうりの切り口が白く変色するのを防ぐ保存方法
きゅうりの切り口が白く変色するのを防ぐ、保存方法をご紹介します。
冷蔵保存の場合
きゅうりの保存に適した温度は10〜13℃。
基本は野菜室での保存がおすすめです。
まずきゅうりの水分をしっかりと拭き取り、キッチンペーパーで包みます。
包んだきゅうりをポリ袋などに入れたら、乾燥を防ぐため軽く口を結んで、立てた状態で保存します。
冷蔵保存できる期間は7〜10日です。
常温保存の場合
気温が低い時期なら常温保存も可能ですが、保存できる期間は2日程度。
お店に並んでいた期間などにもよるので一概には言えません。
常温保存する場合も冷蔵保存の場合と同じく乾燥対策をした上で、立てた状態で保存できる容器に入れ、冷暗所に置いてください。
冷凍保存の場合
長期間保存したいなら、スライスした状態で冷凍保存がおすすめ。
1か月程度保存できます。
きゅうりを水洗いしてスライスしたら、塩揉みしてしっかり水気をしぼります。
ラップに包んで小分けにして、冷凍用保存袋に入れたら冷凍庫へ入れます。
使用するときは、自然解凍または流水で解凍してください。
- Qきゅうりの切り口が白い!食べて大丈夫?
- A
きゅうりの切り口が白く変色するのは、収穫後に時間が経つとともに水分が抜けて起きる、「空洞果(くうどうか)」という現象が原因です。
新鮮なものと比べると味や食感は落ちますが、食べても大丈夫です。
万が一白く変色してしまっても、きゅうりを水に浸けて水分を与えたり、調理方法を工夫するで美味しく食べることができます。
きゅうりの正しい保存方法もマスターして、この夏も美味しいきゅうりをたくさん食べてくださいね!