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防災グッズの置き場所がない…。狭い賃貸でもしっかり備える方法は?

防災
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災害への備えとして、家に準備しておきたい防災グッズですが、どこに置くべきか迷いますよね。この記事では、場所を取ってしまう、防災グッズの置き場所問題について解説します。

こんにちは、カーサミアライターのささです。今回は、日頃から建築士として活動している私が、スペースを取る防災グッズを有効的に収納する方法を紹介しています。

おすすめの防災グッズの収納場所について細かく解説しているので、ぜひ、最後まで読んでくださいね。

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質問:意外と場所をとってしまう防災グッズや備蓄品、どこに収納すれば良い?

防災グッズを買って備えた方がいいのは分かっているのですが、置き場所がないので買えずにいます。どうすればよいでしょうか?

教えてくれたのは…

ささ

一級建築士・宅地建物取引士。賃貸物件の設計を行っております。
物件サイトを見ること、美術館巡りが趣味です。
皆さんが読みやすい記事を書かせていただきます。

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防災グッズを種類ごとに分ければスペースを有効的に活用し収納できます!

防災グッズは「種類」ごとに収納場所を分けると、置き場所を確保しやすくなります。

また、日常生活の中でベランダやスーツケースの中など、普段使わないスペースを活用するのもおすすめです。

収納場所を確認する前に、まずは防災グッズを種類ごとに分けてみましょう。

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防災グッズの種類

防災グッズは用途によって3種類に分けられます

防災グッズは、大きく3種類に分けられます。

携帯品(0次の備え)

携帯品は災害への備えとして、常に持ち歩くことを想定した防災グッズです。

防災ポーチなどが該当し、災害が起きて避難するまでの数時間から一晩を安心して過ごすための備えとして知られています。

非常持出品(1次の備え)

非常持出品は、いざというときにすぐ持ち出せる防災リュックなどが当てはまります。

災害が起きてから避難所などで過ごすための備えで、避難時に衛生的かつ安全に過ごすために持っていたいものを指します。

災害時に、家の中から避難することを考えると、お部屋から玄関の動線上で手の届く範囲に収納することが望ましいです。私の場合は、玄関にあるシューズクロークの下段に用意しています。

備蓄品(2次の備え)

備蓄品は、家にストックしておく備えで飲食や消耗品などが該当します。ライフラインが止まっても3日程過ごせる備蓄品があると望ましいです。

私の場合は、キッチンのカップボードに水や食品などを収納し、ベッドの下に衛生用品や生活用品をまとめて収納しています。

備蓄品は防災グッズの中でも一番場所を取りますが、食品に関しては、インスタント用品を普段から少し多めに準備し、賞味期限の近いものから使う「ローリングストック」を意識しています。

ローリングストックは、収納スペースを大きめに取るという手法なので、新たに収納場所を増やすよりも手軽で、防災グッズの収納の中でも取り入れやすい選択としておすすめです。

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防災グッズの置き場所

おすすめの置き場所は防災グッズの種類によってさまざまです

玄関周り

玄関は家からの避難時も通る場所なので、いざというときに防災グッズを持って避難できるよう、玄関周りに防災グッズを収納することをおすすめしています。

下駄箱の上段や下段を防災リュックなどの非常用持出品の収納スペースとして活用できます。

ただし作り付けの建具に収納する場合は、地震時に建付けがずれて開かなくなる可能性もあるため事前に確認が必要です。

収納付きベッドやソファに収納

ソファやベッドなどの収納付き家具を活用することで、防災グッズを収納できます。まとまったスペースが確保できるため、備蓄品の収納に向いています。

収納付き家具は、家具の上に置いているものを動かしたりする手間があり、あまり開け閉めを行わない場合が多いので、期限などがない衛生用品の収納がおすすめです。

私の場合は、マットレスを置いているベッドの台の下を活用しています。ベッド下のスペースは奥行きがあるため、手の届きにくい奥のスペースを備蓄品の収納場所としています。

また、スツールなどの簡単に開けらる場合は、防災リュックなどの非常用持出品の収納にも向いています。

スーツケースに収納

旅行に活用するスーツケースですが、家に置いてある場合は、中身はどうなっていますか?空の場合は、防災グッズの収納スペースとして有効活用ができます。

スーツケースはさまざまなサイズがありますが、防災リュックなどの非常用持出品なら余裕をもって入れられる場合が多いです。

スーツケースを使うときには、防災リュックごと取り出せば良いので、出し入れの手間も少なくおすすめの収納場所です。

災害時、場合によってはスーツケースのまま持ち出すことができますよ。

ベランダを活用

家の中に収納場所がない場合は、屋外のベランダを活用する選択肢もあります。 ベランダを活用する場合は、ベランダストッカーなど屋外用の収納に入れ置くと、安心して備蓄品を収納できます。

屋外収納の注意点は、食品を入れる場合、夏場の暑さや冬の寒さでも問題がないか確認が必要です。湿気に弱い食品や布製のものも避けたほうが良いです。

また、ベランダが隣の家からの避難通路になっている場合は、通路をふさがないサイズのストッカーを活用しましょう。衛生用品や食品など備蓄品ごとにストッカーを分けると取り出しやすさも上がるのでおすすめです。

Q
防災グッズおすすめの置き場所は?
A

防災グッズのおすすめの置き場所は、防災グッズの種類によって異なります。置き場所の案としては、玄関周り、ソファやベッドなどの収納付きの家具、スーツケースの中、ベランダなどがあります。

また、防災グッズは分散配置することで災害時に活用しやすくなるので、複数の置き場所を併用するのもおすすめです。

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