【メディア掲載】不動産専門誌にSDGs事例として掲載

防災ポーチにいらないものは? 3.11経験者がポーチの中身を公開

防災
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執筆者
防災士・大沢しの

東日本大震災の際は宮城で被災し、避難生活を送った経験から、2025年に防災士資格を取得。実体験に基づいた防災情報を発信しています。

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防災ポーチを作ってみたけれど、いろいろ入れすぎて重いので中身を減らしたいなぁと感じていませんか?

こんにちは、株式会社トラスト・ファイブが運営するビル・土地の記事メディア担当の大沢しのです。不動産とは切り離せない「防災」に関する情報を、被災経験を持つ防災士の立場から発信しています。

私は東日本大震災を宮城県の自宅アパートで経験しました。震災後は外出先で何が起きてもいいように、防災ポーチを持ち歩いています。

この記事では、私が防災ポーチに備えている最低限のものを紹介します。最後まで読んでいただき、自身でカスタマイズしてくださいね。

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【質問】防災ポーチにいらないものは?

防災ポーチを用意したのですが、重すぎて、持ち歩くのが負担だと感じています。少し減らしたいのですが、防災ポーチにいらないものって何でしょうか?

【回答】普段から持ち歩いているものは、重複してポーチに入れる必要はありません。

「防災ポーチに入れる」と一般的にされているもののうち、たとえば、モバイルバッテリー・ティッシュ・マスクなどは、外出する際に必ず持って出かける方も多いのでは?

大切なのは備えを「防災ポーチとしてひとつにまとめる」ことではなく、「いざというときに備えて持ち歩く」こと。必ず持ち歩いているのであれば、防災ポーチの中身から外してもよいと考えています。

また、カイロや汗拭きシートなどの季節用品は、季節によって見直しするとポーチの中身がコンパクトになりますよ。

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そもそも、防災ポーチ(0次の備え)とは?

出典:減災グッズチェックリスト | 人と防災未来センター

上記のリストは、阪神・淡路大震災をきっかけに設立された防災研究機関「人と防災未来センター」が提唱しているものです。

阪神・淡路大震災の被災経験者の声を反映させて作った「非常持出し品リスト」を基に、その後社会情勢や、進展した防災・減災の知恵を考慮に入れ、改定されています。

「0次の備え(携帯品)」は、外出中に被災した際、安全な場所へ移動するまでの数時間〜一晩をしのぐことを目的として携帯する防災グッズのこと。

人と防災未来センターが提唱する「減災チェックリスト」のうち、「携帯品」として紹介されているものをピックアップすると、以下の通りです。

  • 飲料水
  • 携帯食・補食
  • ホイッスル
  • 懐中電灯・ミニライト
  • 携帯ラジオ
  • 携帯電話(充電器・バッテリーも)
  • 連絡メモ・備えリスト
  • 身分証明書(コピー)
  • 筆記用具
  • 現金(小銭含む)
  • 救急用品
  • 持病役・常備薬
  • マスク
  • 簡易トイレ
  • ティッシュペーパー
  • カイロ
  • ハンカチ(大判)・手ぬぐい
  • 安全ピン
  • ポリ袋
  • 雨具(ポンチョなど)
  • ふろしき

このような携帯品の防災グッズをひとつにまとめたものが、一般的に「防災ポーチ」と呼ばれていますよ。

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東日本大震災経験者の防災ポーチの中身は?

防災ポーチの中身を必要最小限にしてコンパクトにしています | 筆者撮影

私が作った防災ポーチの中身はこちらです。できるだけ負担のないようコンパクトにしています。

  • 携帯用アルミシート
  • 絆創膏・常備薬
  • ウェットティッシュ
  • 固形タオル
  • ペーパーソープ
  • 現金(千円札と小銭数枚)
  • サニタリーバック
  • ナプキン
  • 補食(カロリーメイト・飴・タブレットなど)
  • 防災ホイッスル

以上のものを100均で購入したチャックがついた袋にまとめています。重さを測ってみると263gでした。このくらいであれば毎日持ち歩いても負担になりません。

私の防災ポーチの中身は、「人と防災未来センター」の携帯品リストに比べて、少ないです。なぜなら、防災ポーチにわざわざ入れなくとも、普段から持ち歩いているものも多いからです。

防災士がバックに常備しているものは?

私が常に持ち歩いているもの。右上から、折り畳み傘、化粧ポーチ、防災ポーチ、財布、マイボトル、マスク、モバイルバッテリー | 筆者撮影

私が通勤時に持ち歩いているものの中には、防災グッズとしてもあげられているアイテムがあります。

  • 飲料水(マイボトル)
  • モバイルバッテリー
  • マスク
  • ティッシュペーパー
  • 雨具(折り畳み傘)
  • 身分証明書

この6点はバッグや財布に常備しているため、防災ポーチに入れていません。

「防災ポーチにいれるもの」と「普段から持ち歩いているもの」を切り分けるとポーチの軽量化につながります。

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携帯が推奨されている防災グッズと、防災士の「いる・いらない」

人と防災未来センターが推奨しているグッズと、筆者が実際に作っている防災ポーチの中身を照らし合わせたものを表にしてみました。

普段から持ち歩いているものと、ポーチに入れるものを合わせて必要なものを持ち歩き、なるべく軽くなるよう工夫しています。

人と防災未来センターが
推奨する防災グッズ
私の携帯方法携帯する場合の補足事項、
携帯しない場合の理由など
飲料水バッグに常備
携帯食・補食防災ポーチ
ホイッスル防災ポーチ
懐中電灯・ミニライト携帯電話のライトで
代用できるため、不要
携帯ラジオ持ち歩くには重いのと、
自宅にあれば十分と
考えるため不要
携帯電話(充電器・モバイルバッテリー)バッグに常備
連絡メモ・備えリスト防災ポーチ連絡先はスマホに入っていますが、
充電切れに備えて紙でも携帯
身分証明書
(コピー)
財布に常備
筆記用具防災ポーチ
現金(小銭含む)防災ポーチ金額については
「防災ポーチに、小銭はいくら必要?」
の記事を参照
救急用品防災ポーチ
持病薬・常備薬防災ポーチ
マスクバッグに常備
簡易トイレ職場や車の中に
置いているため、不要
ティッシュペーパーバッグに常備
カイロバッグに常備※冬のみ携帯、
暖かい季節は不要
ハンカチ(大判)・手ぬぐい防災ポーチ固形のタオル
(圧縮タオル)を携帯
安全ピン必要性を感じないため不要
ポリ袋防災ポーチ
雨具(ポンチョなど)バッグに常備晴雨兼用の
折り畳み傘を携帯
ふろしき固形タオルで兼用できる
ため、個別には不要

さらに、個人的に必要と考えているアルミシート、ナプキン、ウェットテッシュを加えたものを持ち歩いています。

携帯トイレを防災ポーチに入れない理由は?

私は、携帯トイレ(簡易トイレ)を防災ポーチに入れず、職場や車の中に置くことにしています。
携帯トイレは重いので防災ポーチが重くなるのを避けたいのと、もし電車に乗っているときに被災したとしても、電車の中で携帯トイレを使うことはできないことが理由です。

防災ポーチを毎日持ち歩くために大切なのは「持ち続けること」重すぎて途中でやめてしまっては意味がありません。
ご自身にあった防災ポーチを作ってくださいね。

おすすめのモバイルバッテリーは?
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防災ポーチが必要なシーンは災害時だけではない

そもそも防災ポーチって必要なの?と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、防災ポーチが役立つシーンは災害時だけではありません。

以下で解説します。

電車やバスが立ち往生したとき

急な大雨や大雪などで交通機関が麻痺し、長時間動けなくなるニュースを、近年では時折見かけます。車内に閉じ込められた際も防災ポーチに補食があれは、空腹をしのげます。

エレベーターの中に閉じ込められたとき

エレベーターを使用する際に、急な停電やトラブルで閉じ込められることも考えられます。エレベーターの中には緊急の電話が備えられていますが、担当者がトラブルを解決するまでに長時間かかることもあり得ます。
飲食物や、寒い時はアルミシートがあると助かるでしょう。

Q
防災ポーチにいらないものは何ですか?
A

防災ポーチにいらないものは、「防災ポーチに入れなくても毎日持ち歩いているもの」です。たとえばモバイルバッテリー、マスク、ポケットティッシュ、時期外れの季節商品(カイロ、汗拭きシート)などです。
普段から持ち歩いていないけれど災害時に必要になるもの、たとえば携帯用アルミシートや絆創膏などは優先的に防災ポーチに入れましょう。

必要なものや、持ち歩き可能な重さなどは個人で違いがありますので、それぞれご自身にあったものを備えてくださいね。

0次の備え・防災ポーチを作ろう。必要なグッズ10選【防災士解説】
災害に備えて、なんらかの備えをしている人は多いでしょう。しかし、「0次の備え」防災ポーチを持ち歩いている人は少ないのではないでしょうか。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「0次の備え(防災ポーチ)」に関して紹介します。災害は必ずしも自宅に居る際に起こるとは限りません。そのため、外出先で災害が起こっても困らないよう、0次の備えとしての「防災ポーチ」が必要なのです。具体的に用意すべき防災グッズも紹介しますので、まだ0次の備えを行っていない方は是非参考にしてみてください。防災ポーチを持ち歩いておくことで、外出先から避難所や自宅へ安全に移動でき、仮に身動きができなかった場合にも数時間その場で過ごせる備えがあるため安心です。0次の備えで用意するべき防災グッズの一例を、大きく分けて10選紹介していきます。1.現金 2.飲料水・携帯食(栄養補給食・ゼリー飲料・飴・チョコレート・塩分タブレットなど)3.モバイルバッテリー 4.衛生用品・救急セット(ティッシュ、ウエットティッシュ、ハンカチ、マスク、生理用品、簡易トイレ、歯磨きセットなど) 5.スキンケアセット(メイク落とし、ヘアゴムなど) 6.懐中電灯 7.防犯ブザー・防災ホイッスル 8.筆記用具・メモ帳 9.身分証明証のコピー・緊急連絡先 10.防寒具(カイロ、アルミシートなど) 普段持ち歩くもののため、邪魔にならないようコンパクトにポーチにまとめて、いつも持ち歩くバッグに入れておくのがおすすめです。0次の備えをまとめたポーチは「防災ポーチ」とも言われています。用意するポーチは、いつも持ち運びやすいように軽いもので、風水害などの際にも利用しやすい耐久性が高いものがおすすめです。また、緊急時にも即座に防災グッズが取り出しやすいように内ポケットがついているものや、チャックがガバッと開いて中を確認しやすいものだと便利です。外出する際には、忘れないようにいつもしっかり持ち歩いてくださいね。

防災ポーチに、小銭はいくら必要?被災経験のある防災士が入れている金額は…
普段から持ち歩くことを想定している防災グッズ「防災ポーチ」。現金を入れておくことが推奨されていますが、「いくらの小銭を入れておくか?」について検討します。東日本大震災の経験者を含む2名の意見をうかがいました。参考にしてください。
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