【メディア掲載】不動産専門誌にSDGs事例として掲載

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現金も防災グッズの一つ!非常用持ち出し袋にいくら用意するべき?

災害時に停電が発生した場合、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済が利用できなくなる可能性があります。キャッシュレス化が進み、現金を普段あまり所持していないという方も、防災用に現金を準備しておく必要があります。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、現金を防災ポーチや非常用持ち出し袋に準備しておいたほうが良い理由や、いくら用意しておくべきかなど、「災害時の現金の必要性」に関して紹介します。まだ非常用持ち出し袋に現金を用意していないという方は、ぜひ準備を始めるきっかけにしてみてください。災害時はクレジットカードや電子マネーなどを利用したキャッシュレス決済が利用できないことが想定されます。停電時にはお店などのレジやキャッシュレス決済の読み取り機が利用できなくなり、アナログな「現金のみ」の会計になる可能性があるのです。しかし現金をATMから引き出そうとしても、停電等の影響により、銀行やコンビニのATMが利用できない可能性があります。仮に電気が復旧し、ATMが利用できるようになったとしても、ATMには現金を求めている人で長蛇の列ができ、現金を引き出すまでに時間がかかることが想定されます。そのため、最低でも生活費の3日〜1週間分程度の現金を、非常用持ち出し袋の中に用意しておきましょう。また、外出時に持ち歩く防災ポーチにも現金を用意しておくといいです。現金は一万円札で用意するのではなく、千円札や百円玉、十円玉などの小銭も多めに用意しておくのが便利です。小銭は自動販売機や公衆電話などでも利用できます。現金は、使いやすくひと目でわかりやすいように「コインケース」に入れて備えるのがおすすめです。また、災害時に必ずしもすべてのキャッシュレス決済が利用できなくなるわけではないため、リスク分散のためにも現金だけでなく、多様な決済を準備しておきましょう。たとえば停電中もQRコード決済ならできる可能性があります。また店舗によっては、クレジットカード決済システムに災害時用の「オフラインモード」を備えている場合もあります。現金を用意していても災害時に持ち出せなかったり、災害が長期化して現金使い切ってしまった場合などは、移動式ATM車や「キャッシュアウトサービス」を活用してください。災害時に「通帳・カード・印鑑」を持ち出せなかった場合や紛失した場合でも、災害時は銀行で特別措置が取られるため現金の引き出しが可能です。現金の備えだけでなく、銀行の口座番号をメモしておいたり身分証明証のコピーを用意しておいたりすることで緊急時にもスムーズに手続きなどが行なえますよ。
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0次の備え・防災ポーチを作ろう。必要なグッズ10選【防災士解説】

災害に備えて、なんらかの備えをしている人は多いでしょう。しかし、「0次の備え」防災ポーチを持ち歩いている人は少ないのではないでしょうか。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「0次の備え(防災ポーチ)」に関して紹介します。災害は必ずしも自宅に居る際に起こるとは限りません。そのため、外出先で災害が起こっても困らないよう、0次の備えとしての「防災ポーチ」が必要なのです。具体的に用意すべき防災グッズも紹介しますので、まだ0次の備えを行っていない方は是非参考にしてみてください。防災ポーチを持ち歩いておくことで、外出先から避難所や自宅へ安全に移動でき、仮に身動きができなかった場合にも数時間その場で過ごせる備えがあるため安心です。0次の備えで用意するべき防災グッズの一例を、大きく分けて10選紹介していきます。1.現金 2.飲料水・携帯食(栄養補給食・ゼリー飲料・飴・チョコレート・塩分タブレットなど)3.モバイルバッテリー 4.衛生用品・救急セット(ティッシュ、ウエットティッシュ、ハンカチ、マスク、生理用品、簡易トイレ、歯磨きセットなど) 5.スキンケアセット(メイク落とし、ヘアゴムなど) 6.懐中電灯 7.防犯ブザー・防災ホイッスル 8.筆記用具・メモ帳 9.身分証明証のコピー・緊急連絡先 10.防寒具(カイロ、アルミシートなど) 普段持ち歩くもののため、邪魔にならないようコンパクトにポーチにまとめて、いつも持ち歩くバッグに入れておくのがおすすめです。0次の備えをまとめたポーチは「防災ポーチ」とも言われています。用意するポーチは、いつも持ち運びやすいように軽いもので、風水害などの際にも利用しやすい耐久性が高いものがおすすめです。また、緊急時にも即座に防災グッズが取り出しやすいように内ポケットがついているものや、チャックがガバッと開いて中を確認しやすいものだと便利です。外出する際には、忘れないようにいつもしっかり持ち歩いてくださいね。
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最寄りの避難所が川の近く…台風・大雨のときどうすれば?

自宅の最寄りの避難所が川の近くで、台風・大雨のとき、避難所に行く方がかえって危ないのでは…と考えている方もいるでしょう。実は、避難所は災害の種別によって異なる場合があります。最寄りの避難所が浸水が想定される場所にある場合、台風や大雨のときに避難所として開設されているとは限りません。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「台風・大雨の避難所や避難行動」に関して紹介します。台風や大雨の際の避難所や避難行動に不安があるという方は、再度確認を行ってみてください。川の近くなど、氾濫して浸水が想定される場所にある小学校などの施設は、台風・大雨の際の避難所として使用されないことが一般的です。そのため、ご質問者様の自宅から最寄りの避難所は、地震の際に開設される避難所であり、台風や大雨などの風水害時には開設されない可能性もあります。台風・大雨の場合の避難所は、ハザードマップなどを活用して確認を行いましょう。ハザードマップとは、自然災害による被害範囲の予測や避難場所などの避難情報が記された地図のことです。ハザードマップでは、避難所だけでなくそこまで避難するための避難経路も同時に確認しましょう。もし、避難経路が川の近くや危険な区域を通らなくてはいけないのであれば、危険です。最寄りの避難所までの道のりが危険な場合には、別の避難所へ避難することを考えましょう。ハザードマップは災害種別ごとに用意されています。台風・大雨の場合は「洪水ハザードマップ」「高潮ハザードマップ」「内水ハザードマップ」などの、水害に関するハザードマップを確認するといいでしょう。また、土砂災害が発生する可能性もあるため「土砂災害ハザードマップ」も確認しておくと安心です。台風・大雨の際に、避難所へ行くことだけが避難行動ではありません。避難行動には「水平避難(立退き避難)」「垂直避難」「屋内安全確保(在宅避難)」があり、避難所に行くことは水平避難のひとつです。浸水時に避難する場合、単独行動は危険なため隣人などと声を掛け合いながらできるだけ2人以上で避難するようにしましょう。浸水した道路を歩く場合、側溝やマンホールに落ちないように、長い棒や傘などで足元を確認しながら避難すると安全です。また、長靴は水が入ってきて重くなり動きづらくなる可能性があるため、運動靴を履いて動きやすい格好で避難してください。避難する際に持ち出す非常用持ち出し袋はリュックで用意して、いざというときに両手が自由に使える状態にしておきましょう。
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防災士「部屋に防災グッズ置けないなら…」宅配型トランクルーム活用術

「部屋が狭くて防災用品の収納場所がない」「防災用品を分散して収納したい」「災害時に大切なものをなくさないために別の場所に保管しておきたい」という場合、宅配型トランクルームなど外部へ預けて備えるという手段もあります。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「防災用品の収納におすすめの宅配型トランクルーム」に関して、おすすめの宅配型トランクルームや預ける際の注意点を紹介します。宅配型トランクルームとは、預けたい荷物を自分で宅配便で送って、サービス会社の倉庫に荷物を保管してもらえる収納サービスのことです。防災におすすめの宅配型トランクルームは「防災ゆうストレージ」。日本郵便と寺田倉庫が共同企画した防災向け宅配型トランクルームで、2022年2月1日よりサービスの申し込みが開始されています。避難先での生活が長期化した場合に必要になる物資や、アルバムなど災害時になくしたくない大切なものを預けられます。日本郵便は全国各地に配達が可能なことに加え、災害時でも郵便集配送を止めない体制づくりがなされているため、災害時でも手元に荷物を届けてもらえる可能性が高いです。また、荷物が保管される寺田倉庫についても、硬質な地盤の土地で、耐震基準を満たした倉庫に保管されるため、災害の被害を受ける可能性も低いです。このほか、「CARAETO(カラエト)」「サマリーポケット」「宅トラ」もおすすめです。宅配型トランクルームを利用する際は、運営会社が被災してしまった場合や、災害状況や道路状況により宅配自体が困難になってしまう場合もあることに注意しましょう。食品・可燃物・ワレモノ・液体・現金など、サービス会社によっては預かってもらえないものもあるため、利用する前に預かり可能な荷物の確認を行っておきましょう。すべての防災用品を宅配型トランクルームに預けようとは考えないようにしてください。「自宅に置いておくモノ」「宅配型トランクルームに預けるモノ」とうまく分散させて防災用品を収納するようにしてくださいね。
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【防災士解説】夏の停電対策に…エアコンが使えないときの防災グッズ7選

災害の影響により、夏場に停電してしまった場合、エアコンや扇風機などが利用できなくなり、熱中症のリスクが高まりますよね。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が「災害時の熱中症対策」に関して紹介します。熱中症はときには死に至ってしまう恐ろしい病気です。夏場に備えた防災グッズがまだ用意できていないという方は、ぜひ今回紹介する熱中症対策におすすめの防災グッズを参考にしてみてください。普段から自宅にあるようなアイテムも含まれていますので、特別な防災グッズを購入せずとも自然と自宅に準備できているという人もいるでしょう。一度ご自身で用意している防災グッズの見直しを行ってみてください。・飲料水:熱中症対策にはこまめな水分補給が必要なため、「水・麦茶・スポーツ飲料・経口補水液」などの飲料水を用意しておきましょう。用意する際には、500mlほどの飲み切れるサイズがおすすめです。水は1人1日3リットル×3日分を目安に用意しておく必要があります。・塩分補給:熱中症対策のためには、水分だけでなく塩分も補給する必要があります。スポーツ飲料のほかに「塩分タブレット・塩あめ・塩分入りビスケット・塩キャラメル・塩こんぶ・梅干し・漬物」などの塩分補給ができる食べ物やお菓子を用意しておくのもおすすめです。・小型扇風機・うちわ・扇子:コンセントからの電気を必要としない、USB充電や電池で稼働する卓上扇風機やハンディ扇風機、うちわ・扇子などで体を涼しく保つようにしましょう。・冷却グッズ:冷却スプレー・冷却ジェルシート・冷却タオル・瞬間冷却剤・ひんやり寝具などの冷却グッズを用意しておくのもおすすめです。充電や電池を必要としないものばかりのため、停電が長期化した場合にも役立つでしょう。・遮熱シート:太陽の日差しを遮ってくれる遮熱シートを窓に貼っておくことで、室内の温度上昇を抑えられるため効率的に暑さ対策ができます。・ポータブル冷蔵庫:停電時でも冷蔵庫の食材を保ったり、熱中症対策に利用したい氷や保冷剤や冷たい飲み物などをしっかり確保できるよう、ポータブル冷蔵庫を用意しておくのもおすすめです。・ポータブル電源:大容量のポータル電源は価格が高くなるため、もう少しお手軽に備えたいという場合には200~1000Wh程度のキャンプなどのレジャー用に適したポータブル電源を備えておくといいでしょう。ポータブル電源までは必要ないと思う方は、モバイルバッテリーを代わりに用意しておきましょう。スマホを充電するだけでなく、USB扇風機の充電としても利用が可能です。 災害時に熱中症を引き起こさないためにも、夏場用・冬場用と季節ごとに分けた防災グッズも用意しておきましょう。また、万が一体調不良を引き起こした際に周囲に助けを求められるよう、普段から挨拶だけでもいいので近隣住民と交流を持ち、災害時に孤立しないようにしておくことも大切です。
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防災士「地震の備え、一人暮らし女性はコレをして!」効率的な対策とは

日本は災害が多い国のため、いつどこで災害に遭うかわかりません。そのため、頼れる家族や友人が直ぐ側にいない一人暮らしの場合、災害時に自分の身を自分で守るためにも、特に災害への備えは欠かせません。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「一人暮らしの効率的な地震対策」に関して紹介します。まず始めるべき地震対策をステップごとに紹介していくので、地震対策をまだ行っていない方はぜひ順番に対策を始めてみてください。ステップ1・非常用持ち出し袋の準備:まずは、被災した際に必要なものをすぐに持って逃げられるよう、日用品・食料・飲料水・防災グッズなどをリュックやナップサックに詰めて、「非常用持ち出し袋」の準備をしましょう。ステップ2・防災備蓄の準備:避難時に持ち出す非常用持ち出し袋だけでなく、在宅避難や長期避難することを想定し自宅に防災備蓄を備えておく必要もあります。防災備蓄とは、自宅に食料品や生活必需品を備えておくことです。ステップ3・避難場所・経路の確認:次に、自宅周辺の避難場所やそこまで避難するための安全な経路を確認しましょう。避難所の確認は、ハザードマップ・各自治体のHPや以下のようなサイトから確認できます。いつでもすぐに確認ができるよう、ブックマークしておくのがおすすめです。ステップ4・家具の固定:地震対策として、自宅の家具を固定し、転倒防止を行うことも重要です。もし、家具転倒防止対策を行っていなかった場合、地震の影響で家具が倒れてしまい閉じ込められてしまったり、最悪の場合は家具の下敷きになってしまい命が脅かされてしまったりする可能性もあります。ステップ5・家族との安否確認方法の確認:災害時の安否確認のとり方を、事前に家族と確認しておきましょう。災害発生直後は、音声通話が集中するため電波が繋がりにくくなり、緊急を要する人が消防や警察へ連絡できなくなる可能性があります。そのため家族との連絡手段には通話は利用せず、パケット通信を利用した「メール・SNS・通話アプリ」などを用いることが推奨されています。ステップ6・近所の人と交流を持つ:一人暮らしで両親と離れて暮らしていたり周辺に友人がいなかったりする場合、災害時に孤立してしまう危険性があります。近所の人と挨拶だけでもいいので普段から交流を持ち、顔見知りになっておくことも大切です。特に一人暮らしの場合は、災害時に自分一人で行動しなければいけません。いざというときに一人でもスムーズに安全な行動や対策が取れるよう、事前の地震対策をしっかり行ってくださいね。
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津波警報が出たらどうする?会社や外出先での避難方法【防災士が解説】

四方八方を海に囲まれた日本で暮らす私たちはいつ津波の被害に遭ってもおかしくありません。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「会社など外出先で津波の危険を感じた場合の避難方法」に関して紹介します。津波から逃げ遅れたり、危険な行動を取ったりしないために、津波から命を守る避難方法を覚えておきましょう。外出先で強い揺れを感じたり、弱くても長い揺れを感じた場合には直ちに海岸付近から離れましょう。過去には揺れが大きくなくても津波が発生したケースや、海外など遠くで起こった地震の影響により津波が引き起こされることもあったため、些細な揺れや異変も侮らないことが大切です。また、揺れを感じなかったとしても津波警報を見聞きしたなら同様に迅速に避難しましょう。津波から避難する場合、基本的に「遠く」へ避難するのではなく「高く」へ避難することが基本です。そのため、津波の危険を感じたり津波警報が出た場合には、ただちに高台など今いる場所よりもより高い場所へ避難しましょう。周辺の地理に詳しくない場合は「津波避難場所」のマークを目指して避難してください。「津波避難場所」とは、津波に対して安全な避難場所・高台であることを示しているマークのことです。高台への避難が間に合わない場合や、周辺に高台がない場合は3階以上の頑丈な鉄筋ビルへ避難しましょう。「津波避難ビル」という、高台まで避難することが困難な場合、緊急的に避難できる施設を示しているマークもあります。逃げ遅れたり、取るべき行動を間違わないためにも、「大津波警報」「津波警報」「津波注意報」の3種類の種類やそれぞれの違いを正しく理解しておきましょう。次に、津波から避難する際に注意すべきことを紹介します。・絶対に引き返さない:忘れ物などに気がついたとしても、津波警報注意報が解除されるまでは絶対に引き返さないことが大切です。・車では避難しない:原則徒歩で避難するようにしましょう。・木造の建物や川沿いには避難しない:木造の建物や川沿いには避難しないようにしましょう。また、河川を遡上した津波(河川津波)が沿川地域に被害をもたらす場合もあります。そのため、川沿いにも近づかないようにしましょう。最後に、津波に備えて日頃から行える対策を紹介します。自宅や職場周辺、よく外出する場所周辺のハザードマップを確認し津波のリスクを把握しておきましょう。たとえ海から離れていたとしても大丈夫とは思わずに、一度は確認してくださいね。「津波避難場所」「津波避難ビル」の場所を調べておいてください。避難場所は一箇所だけ調べておくのではなく、より高い場所にある避難場所も調べておきましょう。津波の危険を感じたり、津波警報等が出た場合に素早く避難するためにも、日頃から避難経路や高台にある避難場所の位置などを確認しておきましょう。
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災害時、避難の前にやることはコレ。準備チェックリスト【防災士解説】

災害時にいざ避難するとなった際、「何をしたらいいのかわからない」「何を持ち出したらいいのかわからない」と、慌ててしまったり忘れてしまったりすることが想定されます。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「避難の前にやるべきこと」に関して紹介します。避難前には、二次災害を防ぐために自宅での対策が必要であったり、安全に避難するために持ち物や服装の準備なども必要であったりします。災害時に安全に避難するためにも、避難の前にやるべきチェックリストを9つ順番に紹介していきます。ただし、今回紹介するチェックリストは、台風など事前に予測できる災害など、避難までに時間に猶予がある災害の場合に実践してください。津波など一刻を争う災害の場合には、今回紹介する避難前にやるべきことはすべて飛ばして、真っ先に避難することだけを考えるようにしてください。・正確な情報収集を行う:テレビやラジオ、または国や県・市町村のHPなど確かな情報源から災害情報の収集を行いましょう。「国土交通省防災ポータル」がおすすめです。・災害情報を元に避難方法を選択:情報収集した災害情報やハザードマップなどをもとに、どの避難方法が最も安全なのかも見極めましょう。災害時の避難方法で迷わないためにも、事前に避難方法を決めておくことも大切です。・避難場所や避難経路の確認を行う:事前に決めていた避難経路が、災害の影響により使えなくなっている可能性もあります。そのため、自分が利用しようと思っている避難経路や避難場所が安全か事前に確認してから、避難行動に移しましょう。・動きやすい格好に着替える:避難前に動きやすい格好に着替えましょう。服装は長袖、長ズボンで、靴は普段履き慣れた運動靴または底の厚い靴が基本です。・非常用持ち出し袋の準備をする:自宅に備えている非常用持ち出し袋を持ち出す準備をしましょう。両手が空くように、非常用持ち出し袋はリュックまたは肩掛けバッグで用意するのがおすすめです。・浸水対策・窓や屋外の対策をする(台風・大雨の場合):台風や大雨の場合は避難する前に、浸水に備えて、高い場所に家電などを移動させましょう。外に置いてあるものを屋内に移動させる、または飛ばされないように補強しましょう。・ガス・水道の元栓を閉めてブレーカーを落とす:自宅を離れる際は、ガス漏れ・漏水・漏電を防ぐためにもガス・水道の元栓を閉めて、ブレーカーを落とすようにしましょう。・家族に避難先を連絡する避難の前に、家族や友人に避難先を連絡しておきましょう。電話で連絡を取ることは避け、Eメール・SNS(Twitter・Facebook・LINE)・通話アプリなどを利用しましょう。・戸締まりをする:盗難などの犯罪に合わないためにも、自宅を離れて避難する場合には戸締まりを忘れないようにしましょう。日頃から事前にできる準備を行っておいたり、避難前にするべきことの知識を身につけておいたりすることが大切です。
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避難所に行く基準は?防災士が「避難所or在宅避難」を決める場合は…

災害時、避難所へ行くよりも、できるだけ慣れ親しんだ自宅で避難生活を送りたいと考える方も多いのではないでしょうか。もちろんいざというときは避難所に行かなくてはなりませんが、慣れない地域住民との共同生活を送ったり、感染症のリスクがあったりとデメリットも想像できますよね。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「避難所or在宅避難の見極め方」とそれぞれの「メリット・デメリット」に関して紹介します。また、避難所と在宅避難のどちらの避難方法も選択できる場合、自分がどちらの避難方法を取るのかも事前に決めて準備しておきましょう。質問「避難所へ行った方がいい災害と、家で待機してもいい災害とを教えてほしいです。避難所生活は気を張るものだろうと思いますし、できれば避けたいですが、命には変えられないので…。家で待機するのは危険な場合がわかっていると安心だと思いました。」災害時に、避難所に行くべきかそれとも在宅避難するべきかを見極めるための方法を紹介していきます。■見極め方1 自宅や隣家の危険度を確認:まず、自宅や隣家の危険度を確認しましょう。地震の場合は、自宅の損壊の大きさや倒壊の危険性がないかなど自宅の被害状況を確認しましょう。また、隣家で火事や倒壊の被害がある場合、自宅に影響はないかも確認しましょう。台風・大雨の場合、浸水や土砂災害など自宅に二次災害の危険性はないか確認しましょう。自身が住む地域に「高齢者等避難」「避難指示」などの避難情報が出された場合や、ハザードマップを確認し被害が想定される場合も避難所へ避難しましょう。該当の災害に関連するハザードマップを確認し、自宅周辺で被害に遭いそうな場所がないか調べましょう。避難情報として警戒レベル3「高齢者等避難」や警戒レベル4「避難指示」が出された場合には速やかに避難行動を取りましょう。危険がないと判断できた場合には、次のステップに進んでください。■見極め方2 自宅で生活できるかを確認:自宅で生活するうえで、他人の力を借りずに、最低でも3日から1週間程度、生活できるかどうかを確認しましょう。 「避難所」と「在宅避難」のどちらの避難方法も災害時に取れる場合、自分がどちらの避難方法を選択するのか事前に決めておきましょう。避難所と在宅避難のそれぞれのデメリット・メリットを紹介しますので、自分にどちらがあっているのか判断してみてください。最後に、避難所に行く場合、在宅避難する場合に、それぞれ事前に準備しておくべきものを紹介します。災害時に避難所に行くことを考えているのであれば、飲料水や食料、着替え、貴重品、日用品など避難に必要な物を非常用持ち出し袋に用意しましょう。非常用持ち出し袋は、1日程度過ごせる必要最低限の物(一次避難用)と避難所へ長期避難する場合に必要な物(二次避難用)の2種類に分けて用意するのがおすすめです。在宅避難する場合は、最低でも3日分の食料品・水の準備を必ず行いましょう。また、ライフラインが断絶することを考え、電気・ガス・水道のライフライン代替の準備も必要です。
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ビル火災に遭遇…逃げ方は?いざというとき死なないための行動

2019年7月に発生した京都アニメーションの放火や、2021年12月に発生した大阪市北区のビル放火など、近年は多くの死者が出る痛ましいビル火災がありました。そんな恐ろしいビル火災に遭ってしまった場合、どのように避難すればいいのでしょう。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「ビル火災からの逃げ方」に関して紹介します。少しでも命を守れる可能性が高い避難方法を学んでおきましょう。どのような状況でも「自分の命を守れる可能性が高い行動」をとれるよう、状況別に適した避難行動の例と避難の際の注意点を解説していきます。1.煙が充満しておらず、階段が利用可能な場合:階段を使って地上または下階へ避難することを第一に考えましょう。煙が充満し視界が塞がれてしまう可能性もあるため、素早く避難経路を確認し、建物外へ避難することが大切です。2.煙が充満しており、階段が利用不可な場合:階段以外の避難方法として、2階に居るのであれば窓やベランダからそのまま避難することや、3階以上であれば窓やベランダに設置されている避難器具で避難することなどが考えられます。避難できない場合には、ベランダで助けを待ちましょう。2階の窓やベランダから飛び降りて避難する場合には、そのままジャンプすると負傷につながる危険があるため、まずは手すり・窓枠等にぶら下がって、足を伸ばして極力地上までの距離を縮めて負担が少ないようにしてください。3.その場から避難できなくなった場合:階段での避難が困難な場合や、下階から煙が迫っている場合など、その場からの避難が困難な場合は「一次避難スペース」を確保しましょう。一次避難スペースとは、扉などで区画されており一時的に炎や煙の侵入を防げる部屋で、外気に面している窓があるスペースを指しています。煙が迫っている中で無理に避難しても命を危険に晒す可能性もあるため、一次避難することを考えることも時には大切です。4.煙で自分の位置を見失った場合:まずパニックにならず冷静になることが大切です。その場にストップして自分がどこから来たのか冷静に考えてみましょう。また、目印になる明かりはないか避難できる窓やベランダはないかなど周りをよく観察し、「窓まで行って避難しよう」など避難計画を立て行動に移します。5.衣服に火がついた場合:避難の際に衣服に火がついてしまい消火器や水での消化が困難な場合、まずはその場に止まり、寝転んで転がって火を消化しましょう。一番恐ろしいのは煙です。煙のスピードは毎秒3〜5mで1分間に180m〜300m上昇します。これは一般的にイメージされるよりもかなり速いです。避難の際は、煙が少ない床面に接するよう姿勢を低くして移動しましょう。また、前項の「一番恐ろしいのは煙」でも説明したように煙を吸い込んでしまうと危険です。そのため、避難の際には煙を吸い込まないように口と鼻をハンカチ・マスク・服の袖などで覆って避難しましょう。そして忘れ物に気がついたり、ビル内に取り残されている人がいたりしても、一度避難したら絶対に引き返さないことが大切です。火災によりエレベーターが故障し動かなくなってしまう可能性があるため、避難の際にはエレベータは使用せずに基本的に階段で避難するようにしましょう。
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防災士が選ぶ”防災ギフト”8選。離れて暮らす家族へ【母の日・父の日】

自分は災害に備えてしっかり防災対策を行っているけれど、離れて暮らす両親や家族の防災対策が心配という方もいるのではないでしょうか。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「おすすめの防災ギフト」に関して紹介します。誕生日や母の日・父の日など、大切な人に防災ギフトを贈り、防災意識を高めてもらえるきっかけを作りましょう。大切な人へ送るのにおすすめの防災ギフトを8選紹介します。防災というと堅いイメージですが、おしゃれな防災ギフトを贈ることで大切な人たちに防災を身近に感じてもらいましょう。大切な人へ贈るのにおすすめの防災ギフト8選・防災ギフト1 防災備蓄セットbibo:おしゃれにデザインされた備蓄セットです。防災備蓄は、いざ利用する時間よりも自宅に置いておく時間のほうが長いですよね。リビングなど日頃から目に付く場所に置いて安心感を持てるよう、見せることを前提として作られています。・防災ギフト2 THE SECOND AID:”在宅避難”を考えて作られた飲食糧&防災グッズです。東日本大震災の経験をもとに宮城県仙台市の会社と、デザイン事務所の「NOSIGNER」とのコラボレーションで生み出された商品です。・防災ギフト3 オリジナル防災バッグ OTE:玄関扉に取り付けられる新時代の防災バッグです。目立つ場所においてもお部屋の雰囲気を壊さない洗礼されたデザインのため、贈り物にも最適です。・防災ギフト4 IZAMESHI:ごはん・粥・麺・パン・煮物・肉・魚・スイーツなど豊富なラインナップが揃った長期保存食です。贈り物用として最適なセットボックスも用意されていますので、贈りたい相手の好きな食材や利用シーンに合わせて商品を選択するのもいいですね。・防災ギフト5 +maffs 住宅用消火器:モノトーンカラーで暮らしに溶け込むデザインになっているため、家庭内の見える場所においても違和感がありません。また、人にもやさしい安全な食品原料から作られているため、実際に利用する際にも安心です。・防災ギフト6 MINIMAID:すぐに取り出して使うことを考えたミニマム防災セットです。「懐中電灯」「収納ケース」「ラジオ」「ポンチョ」と、災害時に本当に必要な最低限のアイテムが直径約6cmの細長い円柱ケースに収められています。・防災ギフト7 カタログギフト LIFEGIFT:暮らしと調和するようなデザインにこだわった、厳選された防災グッズや備蓄できる食品が集められたカタログギフトです。「あなたの無事が いちばん大事」をコンセプトに掲げている商品で、贈った人に温かい気持ちを伝えられますよ。・防災ギフト8 体験して備える防災ギフト:”在宅避難”をテーマとしており、「防災準備のきっかけ」を贈れるギフトです。家族や友人が防災準備を始めるきっかけを作りたい、と考えている人におすすめのギフトです。 
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いざ災害!避難しなきゃ…避難所はどこに行ってもいいの?防災士が解説

外出先で被災した際に、自宅から離れた場所にある避難所を利用していいの?と思う方も多いのではないでしょうか。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「避難所はどこでも利用できるのか」に関して紹介します。災害時は、自分が住む市町村にある避難所でないと滞在できないと考える人も多いでしょう。しかし、基本的には住所などは関係なく、どこの避難所でも滞在が可能です。そのため、もし外出先で災害が発生した場合には最も近い避難所へすぐに行きましょう。自宅周辺の避難所を確認しておくことはもちろん、外出先で災害が発生した場合に備え、職場周辺・通勤経路周辺などの避難所もチェックしておいてください。避難所は、ハザードマップや各自治体HP、以下のようなサイトから確認が可能です。また、防災アプリでも避難所の確認が可能です。アプリの中には、外出先でもし現在地がわからないという場合に現在地周辺の避難所や避難場所を自動検索してくれる機能や、オフライン状況下でも地図の利用が可能なものもあります。そのため、事前にどれか一つでもいいのでアプリをダウンロードしておくことをおすすめします。また、「避難所が満員で利用できない」という場合や、「人が密集しているところが苦手」「感染症のリスクを避けたい」など避難所へ行くという選択が取れない場合や避けたい場合など何らかの理由で「避難所へ行くのは避けたい」という場合もあるでしょう。そのため、可能であれば避難所以外の避難場所も念のため検討しておきましょう。たとえば親戚や友人宅、職場、ホテルや旅館などです。また、外出先での災害も想定し、普段から防災ポーチを持ち歩いたり、職場にも防災グッズを備えておいたりすることも大切です。災害時は、自分が住んでいる市町村にある避難所だけしか利用できないわけではなく、基本的にどこの避難所でも利用が可能です。そのため、職場など普段よく外出する場所の周辺にある避難所もチェックしておきましょう。過去の記事では、「外出先で災害に遭遇し帰れなくなった場合どうすればいいのか」「外出先での地震対策」「避難所生活はどう過ごせばいいのか」なども紹介しているのであわせてご覧ください。
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防災グッズの置き場所は?一人暮らしの収納アイデア【防災士解説】

ワンルームなど狭い部屋での一人暮らしの場合、防災グッズの置き場所に困っているという方も多いと思います。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「一人暮らしの防災グッズの置き場所」に関して紹介します。防災グッズは適切な場所に置いていないと、いざという時に全く役に立たなかったということになりかねません。一人暮らしに最適な防災グッズの置き場所や収納アイデアと、それぞれ具体的にどのような防災グッズを置いておくべきかを紹介していきます。◆防災グッズの置き場所1 玄関:玄関は避難経路として避難の際に必ず通るため、すぐに持ち出せるメリットがあります。玄関の防災グッズ収納アイデア・靴箱の中・靴箱下のデッドスペースを活用・スツールを置いて中に収納・扉や壁面にフックを取り付け、かけておく◆防災グッズの置き場所2 寝室:災害の影響で停電が発生する恐れもありますよね。暗闇の中でも安全に動けるよう「懐中電灯」や「メガネ」を枕元など手の届く範囲に置いておきましょう。時には寝室の窓から避難する場合もあるため、寝室も玄関同様の防災グッズも置いておきましょう。日中は玄関に置いて、就寝時に寝室に移動させるというのもいいですね。寝室の防災グッズ収納アイデア・ベッド下のデッドスペースや引き出しを活用・懐中電灯などの小物はポーチにまとめて、サイドテーブルや枕元などに・壁面にフックを取り付けてかけておく・スツールを置いて中に収納◆防災グッズの置き場所3 リビング:寝室同様に、避難の際に必要なものや停電・家具転倒などを想定した防災グッズを置いておきましょう。また、「在宅避難」しやすい環境を作っておきましょう。リビングの防災グッズ収納アイデア・スツールを置いて中に収納・壁面にフックを取り付けてかけておく・バスケットなどかごに収納◆防災グッズの置き場所4 キッチン:食材や日用品の備蓄については、「食材を買って、それを食べて、食べた分だけまた買い足す」というローリングストック法の備蓄品を置いておきましょう。キッチンに防災グッズを置く際のアイデア・シンク下の収納やキッチン棚を活用・キッチンワゴンを活用・賞味期限がわかりやすいよう、期限が近い食材を入れるボックスを用意◆防災グッズの置き場所5 押入れ・クローゼット:災害時に在宅避難を考えているなら、押し入れやクローゼットを防災グッズの置き場所として活用するのもおすすめです。備蓄品や二次の備えを分散収納すると、災害の影響で取り出せなくなるという可能性に対応できます。押入れ・クローゼットに防災グッズを置く際のアイデア・備蓄品がなくなった際にすぐに分かるようアイテム別に透明なボックスケースに収納・無印良品の「ポリプロピレン頑丈収納ボックス」など、頑丈な収納ボックスを活用し、地震等で潰れるリスクを軽減。一次避難用の防災グッズは、できるだけいつでも手の届く範囲に置いておくことをおすすめします。ポーチやリュックなどに一つにまとめておきましょう。しかし、備蓄品や二次避難用の防災グッズは、一箇所に収納するよりもリスク軽減のために分散収納することがおすすめです。
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防災士が「いらない」と判断した防災グッズ9選。優先度が高い代替品も

防災グッズはたくさんありすぎて、どれが本当に必要なものかわかりにくいですよね。高い防災グッズを買ったのに、実際には使わなかったとはなりたくないものです。今回は、防災士という防災系の資格保有者である筆者が、「いらない(必要性が低い)」と思った防災グッズを紹介します。無駄な防災グッズを購入せずに、本当に必要なものだけを揃えられるよう、ぜひ防災グッズ選びの参考にしてみてください。今回、必要性が低いとご紹介するのは実際に使う機会が少なかったり、他により良いアイテムがあったり、一人暮らしの女性には不向きなグッズが多いです。「必要性が低いもの」ではありますが、しかし、すべての人にとって必要ないわけではありません。人によって異なることがあるということを前提に、防災グッズ選びの参考にしていただければと思います。・買わなくてOKな防災グッズ1 テント:避難所に行けば基本的に野外で寝泊まりすることはほとんどないため、テントの必要性は低いです。また、避難所内では広げるスペースがなかったり、避難所によってはテントの設置が禁止されていたりすることもあります。テントを用意するよりも、寝袋・エアーマットを優先して用意するのがおすすめです。・買わなくてOKな防災グッズ2 手回し系のグッズ:ラジオ、懐中電灯、充電器を用意するなら手回しよりも、通常の電池式のものや充電式のものを用意するほうがおすすめです。また、電池式を用意する際には十分な量の電池も併せて用意しましょう。・買わなくてOKな防災グッズ3 大容量ポータブル電源:高価で大容量のポータブル電源を用意するよりも、停電時でも情報収集などに欠かせないスマホだけでも利用できるように、持ち運びやすい小型のポータブル電源やモバイルバッテリーを優先して用意するのがおすすめです。・買わなくてOKな防災グッズ4 ナイフ:もし用意するのであれば、ナイフのみの機能だけではなく多機能な防災用の万能ナイフを用意するのがおすすめです。・買わなくてOKな防災グッズ5 ロープ:ロープを正しく取り扱うためには専門知識と訓練が必要です。何かを縛る目的であれば、ガムテープを優先して用意するのがおすすめです。・買わなくてOKな防災グッズ6 大容量の水:運びやすく使い切りやすい500ミリリットルを3日〜1週間程度分、優先してたくさん用意するのがおすすめです。・買わなくてOKな防災グッズ7 ローソク・マッチ/ライター:室内を明るくできるアイテムを揃えたいのであれば、電池式や充電式の懐中電灯やランタンを優先して用意するのがおすすめです。・買わなくてOKな防災グッズ8 コンパス:オフラインでも利用できる地図アプリを事前にスマホにダウンロードしておいたり、災害時に被災地で無料で利用できる「00000JAPAN」などを活用したりしましょう。東京都であれば「東京都防災アプリ」がおすすめです。・買わなくてOKな防災グッズ9 携帯用浄水器:断水に備えて十分に500ミリリットルの飲料水を用意しておくほうがいいでしょう。
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川の近くに住むなら、やっておきたい水害対策6選【防災士解説】

今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「引っ越し予定のマンションのやや近くで、数年前に川の氾濫がありました。近隣の住宅・スーパー・工場などが実際に水没したのも見たので不安です。事前の対策として適切なことなどはありますか?」という質問に対して、「川の近くに住むなら、やっておきたい水害対策」を紹介します。水害は、予測が難しい地震とは異なり、事前にある程度予測ができる災害です。自分の命を守るためにも、事前にできる水害対策を知り、正しい知識を身に着けていきましょう。日本は降水量が多いため、台風や豪雨などによる水害が毎年各地で発生していますよね。水害は時には川の氾濫や土砂崩れを引き起こし、人や家屋までを飲み込む恐ろしい災害です。水害は、「​​6月~7月の雨季シーズン」と「8月~9月の台風シーズン」に発生しやすいと言われています。そのため、これらの季節は特に対策を怠らないようにし、情報収集も欠かさないようにしてくださいね。また近年、ゲリラ豪雨は増加傾向にあるため、水害は私たちの身近でいつ起こってもおかしくない災害です。水害の影響で停電や断水となるリスクもありますので、ご自宅のマンションやアパートが最上階であったとしても、必ずしも安心ではないということを覚えておきましょう。川の近くに住むならやっておきたい水害対策を6選紹介・水害対策1:ハザードマップで水害のリスクを知ろう・水害対策2:避難場所・避難経路を確認しよう・水害対策3:非常用持ち出し袋の準備をしよう・水害対策4:情報収集の仕方を決めておこう・水害対策5:正しい避難行動を覚えておこう・水害対策6:家電などは高い位置に配置しよう 近年ではゲリラ豪雨が増加傾向にあり各地で水害が起こっているため、川の近くなど水害リスクがある場所に住んでいるのであれば、なおさら危険に遭う可能性が高くなっています。そのため、特に川の近くに住んでいる人は、水害被害に巻き込まれないためにも事前に水害対策を行ったり、正しい知識を身に着けておいたりする必要があります。もし、川の近くに住むことで水害への不安を強く感じるなら、他の場所に住むことを検討してみるのもいいですね。
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本当に役立つ防災グッズは?費用をかけずに買うべきもの【防災士解説】

今回は、防災士が「費用を抑えたいときでも買うべき、本当に役立つ防災グッズ」を紹介します。防災グッズはついつい特別で高価なものと考えられがちですが、必要な防災グッズは案外リーズナブルに購入でき、身近で揃えられます。この記事をきっかけに、防災グッズの準備をまずは一歩はじめてみてほしいです。1.救急セット:災害時は、多くの傷病者が発生するため怪我をしても直ぐに病院で見てもらえるとは限りません。そのため、災害時に怪我をした際には自身で応急手当するしかない可能性もあり、救急セットは必ず用意しておきたいアイテムの一つです。100均で手軽に揃えられます。細々と買い揃えるのを面倒に感じるなら、セットになった商品を買うのもよいでしょう。2.簡易トイレ:便器等に便袋を付けて、排泄後に吸水シートや凝固剤で水分を安定化させるものです。100均やホームセンターなどで購入できますよ。3.モバイルバッテリー:いざというときスマホが使えないという事態にならないためにも、モバイルバッテリーの用意は欠かせません。モバイルバッテリーを選ぶ際には複数回充電ができるよう大容量のものを選び、充電ケーブルも複数本あわせて準備しておきましょう。4.懐中電灯:災害の影響で停電してしまった際に安全に行動できるよう欠かせないアイテムです。懐中電灯を選ぶ際には、連続点灯時間が長いものを選ぶのがおすすめ。また、ラジオがついているなど、懐中電灯にプラスアルファの機能が備わっている商品を選ぶのもいいですね。 まずは揃えてほしい4つの防災グッズを紹介しましたが、これら以外にも揃えてほしい防災グッズはたくさんあります。防災グッズをできるだけ費用をかけずに揃えたい方に向けて、安価に揃えるコツも紹介しています。実際に災害を経験してみないと、防災グッズの必要性を実感するのは難しいですよね。しかし、一つでもいいので防災グッズを準備していることで、いざ災害に遭遇した際にそのアイテムがあなたの生活や、ときには命を守ってくれることに繋がるかもしれません。まずは一つでもいいので、準備を始めてみてくださいね。
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【防災士解説】防災リュックに入りきらない!圧縮のコツは?

非常用持ち出し袋の中に不必要な物を詰め込みすぎて、リュックの口が閉まらないなんてことはありませんか?今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「非常用持ち出し袋を詰めるコツ」に関して紹介します。緊急を要するいざという災害時に、本当に必要なものだけを持って素早く避難できるように、詰め方のコツを学び災害時に役立つ非常用持ち出し袋を用意していきましょう。非常用持ち出し袋に入りきらないとき、チェックすることは4つです。1.まずは最低限必要な中身に絞ろう:非常用持ち出し袋は持っていける重さや容量に限りがあるため、できるだけ不必要な物を入れないようにしましょう。中身が入り切らない、または重たくて持てないという方は、まず中身の見直しを行ってください。2.一次避難用・二次避難用に中身を分けよう:一次避難の際には、自分の命を守るために一刻も早く避難する必要があるため、1日程度過ごせる必要最低限の物だけを持ち出すことが大切です。3.大容量の非常用持ち出し袋を用意しよう:中身が入り切らないのは、用意しているリュックの容量が小さいからかもしれませんね。4.圧縮アイテムを活用しよう:ブランケット、衣類などかさばる布類は圧縮袋を活用し圧縮することで非常用持ち出し袋の中身をスッキリでき、他の物を入れられるスペースが作れます。 非常用持ち出し袋の中には、心配になってあれもこれもとついつい余計なものまで入れてしまうことが多いですよね。しかし、一次避難用と二次避難用に分けたり、必要な物に優先順位をつけたりすることで、非常用持ち出し袋の中身をスッキリできますよ。また、必要なものは季節やその時々で変わってくるため、できれば年に数回、難しければ9月1日の防災の日など年に1回でもいいので、非常用持ち出し袋の中身を見直してみてくださいね。
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実家が被災…遠方に住む私ができることは?【防災士解説】

実家を離れて遠方で暮らしているときに実家が被災したら、不安でたまりませんよね。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「遠方の実家が被災した場合」について解説します。遠方の実家が被災した場合、私たちにできることは何なのか、また離れた場所からでも実家を手助けできるのか、詳しく紹介していきます。遠方の実家が被災したときは、何をすれば助けになるでしょうか?質問「以前に実家のある地域で地震があったときは『帰ってこなくていい、大丈夫だから何もしなくていい』と言われてしまいました。押し切って帰るべきだったのか、支援物資などを送るべきだったのか…どうすればよかったのか知りたいです。」回答:遠方の実家が被災した場合、何よりもまずは家族の安否確認を行いましょう。しかし、災害時はスマホなどの携帯電話の回線が混雑し通じにくくなることがあります。そのため、緊急を要する人が消防や警察等へ助けを呼べなくなる可能性があるため、できるだけ電話での安否確認は避けてください。代わりに、災害時にはEメール・SNS(Twitter・Facebook・LINEなど)・通話アプリなど、パケット通信を利用したツールで連絡を取ることが推奨されています。災害時にすぐに安否確認ができるよう、平常時に家族と「災害時の連絡のとり方」を決めておくことが大切です。被災した実家へ支援物資を送る方法:災害時は、支援物資など多くの荷物が行き来することが予想されます。不要不急の荷物を家族へ届けることは避け、本当に支援物資を必要としている場合のみ届けるようにしましょう。災害時に荷物を送る場合には、郵便局のサービス(ゆうパック、レターパック等)を利用するのがおすすめです。また、災害の影響から荷物の発送に遅延が発生する可能性があるため、ナマモノや冷凍食品、賞味期限が近い食品を送るのは避けてください。また、ライフラインがストップしている場合、お米や小麦粉など調理が必要な食材も避けましょう。被災した遠方の実家へ赴いても大丈夫?:特に被害の大きい大規模な災害の場合は、被災直後に実家へ赴くことは基本的には推奨しません。被災直後の現地は多くの混乱が予想され、二次災害などの危険性も考えられるでしょう。「自分が行っても迷惑を掛けるかもしれない」「心配だけど行くのが怖い」など、不安がある場合には行かない選択をおすすめします。もちろん現地へ赴くことで手助けできることもたくさんありますが、赴かずとも遠方から手助けできることはちゃんとあります。無理はせず、自分でできる範囲で実家の手助けを行いましょう。最後に、もし遠方の実家が被災して家族と連絡が取れない場合は、災害用伝言ダイヤル・災害用伝言板を活用したり、郵便葉書等の無償交付を利用したりしましょう。まずは何よりも、家族の安否確認と現地の正しい情報を収集することが先決です。その後、本当に自分が現地に赴いても大丈夫なのかを判断してください。また、もし現地に赴けなくとも、遠方からでも家族を手助けする方法があるということも、忘れないようにしてくださいね。
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【2021年版】プロが買ってる防災グッズ!防災士のおすすめ8選

今回は、防災士である私が2021年に買ってよかった防災グッズを紹介していきます。100均(100円ショップ)で買ったもの、非常用持ち出し袋に追加したもの、防災備蓄のローリングストックに取り入れた非常食…全8商品をご紹介します。まずは100均で買った防災グッズのご紹介から。100均の防災グッズは、今年も便利な商品が登場しています。 1.ダイソー 非常持ち出し4点セット:軍手・アルミブランケット・マスク(3枚)・簡易トイレ(3個)がセットになった、ダイソーの「非常持ち出し4点セット(税込550円商品)」です。こちらの商品は非常用持ち出し袋の中に入れてももちろんいいですが、私は外出時や旅行の際に持ち出す防災ポーチとして購入しました。 2.ダイソー アルコールバーナー五徳:カセットコンロはある程度大きさがあることや、ガスボンベと合わせて用意しなければならないことから、コンパクトなのに災害時でもお手軽に温かい食事ができるダイソーの「アルコールバーナー五徳」を購入しました。五徳を用意する際には、固形燃料とライターなどの火起こし道具も忘れず用意してくださいね。 3.パズルマット(ジョイントマット):パズルマットは組み合わせることで机や目隠しにもなり、下に引けば座布団の代わりにもなり、寒さ対策にも有効ですよ。 4.折りたたみヘルメット:通常のヘルメットが場所を取り邪魔になっていたことから、コンパクトに収納できる「折りたたみヘルメット」を購入しました。折りたたみヘルメットに変えたことで、非常用持ち出し袋の中にも収納できるようになりました! 5.ポータブル電源:少し値段はしますが小型のポータブル電源を思い切って今回購入しました。20000mAhの大容量バッテリーで、スマホであればおおよそ5回程度充電可能です。 6.シンプルデザインの生理用品:これまで、非常用持ち出し袋には通常の一般的な生理用品を入れていましたが、今回「エリス 素肌のきもち 超スリム シンプルデザイン」という生理用品に変更しました。 7.オートミール:コスパもよく・調理もあまりいらず・効率よく栄養が取れるオートミールをパックご飯やアルファ米の代わりに備蓄することに!お湯や水を入れてふりかけや缶詰などの具材を入れるだけで簡単に調理もできるため、電気やガスが利用できない災害時にも困りません。 8.水で溶ける粉末清涼飲料:私自身はぬるい水を飲むのには苦手意識がありました。そこで飲料水とともに「水で溶ける粉末清涼飲料」も備えることに。商品によっては鉄分やビタミンなど栄養も取れるものもあります。 ご自身で判断し、「自分には必要だ!」と感じたものがもしあれば、是非今回紹介したものを参考に、災害に向けて準備を行ってくださいね。
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ワンルームでも置ける!防災備蓄・防災リュックのアイデア商品

災害時に備えて、防災備蓄・非常用持ち出し袋を用意したいけど、置き場所がない。または、用意はしているけれど邪魔になるから押入れの中にしまっているなど、置き場所に関して悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「防災備蓄・非常用持ち出し袋の置き場所・収納」について紹介します。防災備蓄や非常用持ち出し袋をうまく収納し、いざという必要な際にすぐに手に取りやすいように備えましょう。非常用持ち出し袋は、やはり災害時にすぐに持ち出せなければ用意している意味がありません。そのため、非常用持ち出し袋はすぐに持ち出しやすい場所に設置することが重要であり、押し入れ・クローゼット・床下収納など、すぐに取り出せない場所に置いておくのはNGです。しかし、ワンルームのため部屋が狭かったり収納できる場所がなかったりし、適切な場所に非常用持ち出し袋を置きたくても置けないという方もいるでしょう。そのような方には、次に紹介するワンルームでも置きやすい非常用持ち出し袋がおすすめですよ。おすすめ商品をご紹介します。・玄関扉に取り付けられる非常用持ち出し袋・インテリアの一部になる防災ボックス・イス型の非常用持ち出し袋・棚に入るA4サイズの非常用持ち出し袋また、避難時に持ち出す非常用持ち出し袋だけではなく、食料品や日用品など災害時に向けて自宅に用意している防災備蓄に関しても収納アイデアを紹介していきます。防災備蓄を収納する場所がないと考えている人の中には、一箇所にまとめて収納してしまおうと考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、防災備蓄は一箇所に収納するよりも分散させて収納するのがおすすめです。分散収納することで、災害の影響で取り出せなくなるリスクを軽減できるためです。また、まとめて一箇所に収納できる場所がないという方でも、分散収納ならちょっとしたスペースを見つけて収納ができるのではないでしょうか。防災備蓄する際にはローリングストック法を用いるのがおすすめです。ローリングストック法とは簡単に説明すると、「食材を買って、それを食べて、食べた分だけまた買い足す」サイクルのことをいいます。食材や日用品を防災備蓄用として別途購入するのではなく、普段使いしながら備蓄が行えるため、余分な備蓄を行わずにすみますよね。また、収納場所も普段食材や日用品を収納している場所を活用すればよいため、新しく用意する必要はなく効率よく防災備蓄が行えるでしょう。