賃貸の不動産会社が教えてくれないお部屋の選び方とは? >

#3 会社員時代、嫌な新人だった話

暮らし
この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

この連載は、かけだしフリーランスの右往左往っぷりをセキララに描く連載エッセイです。
これからのキャリアに悩む女性の参考になりますように。

> この連載を最初から読む

> 連載の一覧

蛙田アメコ
蛙田アメコ

エッセイを書いた人:蛙田アメコ
・アラサー
・元教育サービス業正社員
・正社員時代は年間公休97日
・2018年から2年間、副業フリーランス(兼業作家)として活動
・2020年、体調を崩して会社を退職

こんにちは。ライトノベル作家の蛙田アメコです。
アラサーで、バツイチ。
現在、作家・シナリオライターとして生活しています。

「安定志向」を謳いつつ、会社員になった新卒時代。
そんなやる気の無い新人でも正社員になれたのは、本当に時代に恵まれたなと思います。

結果としてうっかり会社を辞めてフリーランスになった私は、会社員時代にどんな人物だったのでしょうか。

スポンサーリンク

どうせ『腰掛け』だけど

入社のモチベーションは、
「就活をしたくない」
「朝に早起きして満員電車に乗りたくない」
「じゃあ、今のバイト先は昼から出勤だし、そこに就職しよう」
という、だらけきったものでありました。

結果として、会社に入ったときの私はこんな風に思っていたのです。

「まぁ、腰掛けだから3年くらいで辞めるけど」
「たぶん、作家になるし?(※ただし作品は20代後半まで全く書かない)」
……と。

しかし。
私は、ものすごくクソマジメなのです。

目の前のお願い事は断れないし、自分のキャリアアップなんて「何それ美味しいの?」ってくらいに興味が無く、ただただ目の前の仕事を一生懸命にやっておりました。

結果として、営業成績が全社1位だったこともありました。ちょっと出世したり、色々なプロジェクトに噛ませて頂いたり……楽しいこともたくさんありました。

けれど、やっぱり心の奥底には「年末年始も出勤して、大切なのは私がこの営業所の鍵を開けること……これって、自分がしたい生活じゃなかったなぁ」という思いがいつでもありました。

そんな日々が続き30才が見えてきたある日、一念発起して小説を書き始めるわけですが……それにしても、なんて嫌な社員! 面従腹背もいいところです。

スポンサーリンク

学習塾の開業を目指していたことも。

さて、作家になるために活動を開始する少し前。
実は、学習塾の開業を目指していたこともありました。

勤めていた会社は、学習塾の運営を主たる業務としているのですが、ある年に「フランチャイズ展開」を始めたのです。
元社員が、格安で独立できるというプランです。

会社での仕事にはあまり前向きではなくて、けれども仕事内容自体は嫌いでは無かった自分は「塾経営ならできるかも……? 自宅の近くに開業すれば出勤しなくてもいいし。裁量も増えるし」と思ったりもしました。

独立した社員の中には、「夕方16時から勤務開始」という働き方をしている人もいたのです。

色々(主に、自分が事務手続きが苦手という事実と、体調不良)なことがあって、結局開業というキャリアをとることはありませんでしたが、「自分が、自分の責任で事業をすること」について考えた経験は、とても得がたいものでした。
この1、2年後に私はラノベ作家・ライターとして活動を始めることになります。

なお、この会社に9年以上お世話になり、今も関係は続いています。
非常に良くしてくださいまして、感謝の気持ちで一杯です。

スポンサーリンク

「今の自分」から伸びるキャリアを考えるしかない

本来であれば、自分が文筆業としてのキャリアを伸ばしたいと思った段階で、休日やシフトに融通の利く仕事に転職をしておくのが正解だったのかもしれません。そういう道を選べば、もしかしたら今も、安心安定の兼業作家として活動をすることができていたかもしれません。

けれど、過去には戻れません。
「過去のあのときにああしていれば、こういうキャリアもありえたのに」
なんて考えても、意味がありません。悲しいことに。

バツイチ、アラサー、資格なし。
特技はちょっと文章が書けること。
職場経験1社のみで、うっかり会社をやめました……これが「今の自分」です。

ここから伸びるキャリアを考えていくしかない、と腹をくくるところから始まるのだなと、今は思っています。

次回はこちら

> 「アラサー女子、うっかり会社辞めました。~フリーランス体験日記」の記事一覧

タイトルとURLをコピーしました