フリーザーバッグは洗って再利用できる?捨てる前におすすめの使い方
食品の保存や調理に役立つ「ジップロック」などフリーザーバッグ。使い勝手がよく丈夫なので、一度で捨てるのはもったいないですよね。「洗って再利用している」という人も多いと思います。実際にカーサミアでアンケートを行ったところ「もったいないから洗って再利用」「野菜など、入れるものによっては再利用」と、なんらかの形で再利用している方の合計は55.5%。一方で「衛生面を考えて、再利用しない」と答えた方は44.4%でした。しかし、衛生面を考えると再度食品を入れるのはNGなんです。フリーザーバッグの人気商品「ジップロック」を製造する旭化成ホームプロダクツは、公式サイトで「食品を入れる場合は衛生上使い捨てをお勧めしています」と明記しています。食品を入れたフリーザーバッグは、しっかり洗ったつもりでも菌が残ってしまうことがあるためです。麻布大学食品安全科学研究室が、「フリーザーバッグに生の鶏肉を入れたあと洗剤を使って洗い、菌が残るのか」という実験を行いました。すると、食中毒の原因菌であるサルモネラが検出されたそうです。食中毒菌が潜んでいるのは生肉だけではありません。お米やパンからも検出されることがあります。つまりどんな食材であろうと、一度食品を入れたフリーザーバッグは再利用しない方が安全です。フリーザーバッグの特徴といえば厚手で密閉できることです。その特徴を活かせば、食品を入れる以外にも再利用方法がありますよ。3つの使い方を紹介します。1.生ごみを入れる 2.においが強いものを入れる 3.汚れがひどいごみを入れる たとえば旅行や災害のとき、使用済みの生理用品を捨てるのに使えます。汚れやにおいが気になるおむつの処分にもちょうどいいですね。小さい子どもが遊びに来たときなどに試してみてください。衛生面に気をつけながら、フリーザーバッグを使いこなしましょう!