暑い時期に気を付けたいのが熱中症。熱中症対策は、汗で失われやすい電解質の補給と、とにかくしっかりと食事をとることが大切です。
忙しさ+暑さで、食事はコンビニで適当にすませたり、ゼリーやアイスクリームなど冷たいものばかり食べていたりしていませんか?食事が偏って必要な栄養が不足すると、熱中症になるリスクも高めてしまいます・・・!
こんにちは。管理栄養士ライターの広田です。一人暮らし歴が長いからこそわかるポイントを押さえながら、“簡単おいしい栄養◎”なレシピをお伝えしています。
今回は、コンビニで買える食材だけで作れる、夏の暑い時期でも食べやすく、熱中症予防に役立つレシピをご紹介します。
熱中症予防 のポイント
熱中症は、体温の調整機能のバランスが崩れ、カラダに熱がたまってしまうことで起きてしまいます。特に、寝不足や二日酔い、夏バテなどの体調不良、塩分不足も要因となります。
朝ご飯を食べない、夏バテしてアイスやゼリーばかり食べている…なんて方は熱中症に要注意!
食事に関する熱中症予防のポイント
・夏バテしないよう対策をしておく
・朝ご飯を食べる
・塩分の含まれる食事をとる
・汗で失われやすいカリウムなどのミネラルを補給
ほかにも、水分補給や室温の調整なども大切です。
それでは、夏バテしていても食べやすく、汗で失われやすい塩分&カリウムなどのミネラルが補給できるレシピをご紹介します。
ミネラル補給にも!辛うまトマトチリラーメン
コンビニでも手に入るインスタントラーメンの「辛ラーメン」と、トマトジュースを使ったアレンジレシピです。汗で失われやすいカリウムをトマトジュースから補給します。
ピリ辛×トマトの相性バツグンの組み合わせは、食欲がないときでもペロリと食べられちゃいますよ。
さらに、コンビニで手に入る「冷凍肉入りカット野菜」も入れて、野菜もタンパク質もしっかりとれる、これだけでバランス◎な一品です。
コンビニでそろえても500円以内で作ることができますよ!簡単にできる時短レシピです。
材料(1人分)
辛ラーメン・・・1袋
トマトジュース(食塩無添加)・・・1パック(200ml)
水・・・300ml
肉入りカット野菜・・・1袋
ごま油・・・適量
青ネギ(あれば)・・・少々
作り方
①鍋にごま油をしき、肉入りカット野菜を冷凍のまま炒める。
②トマトジュースと水を入れ、沸騰させる。
③沸騰したら麺、添付のスープ、かやくを入れる。
④時々かき混ぜながら、4分半ゆでる。
⑤火を止め、器に盛る。あれば、カットした青ネギを飾る。
レシピのコツ
・肉入りカット野菜でなくても、コンビニのカット野菜でOKです。
・ごま油で野菜を炒めることで、コクがアップします。
ポイント
・トマトジュースに含まれるカリウムは、とり過ぎた塩分を排出してくれる働きがあるので、むくみが気になる方におすすめです。
・肉入りカット野菜に入っている豚肉は、ビタミンB1が豊富です。ビタミンB1は糖質の代謝に必要で、食事が偏りやすい夏場は意識してとりたい栄養素です。
・野菜もたっぷりなので、野菜の食物繊維やビタミン、ミネラルもしっかりと補給できます。
便利な肉入りカット野菜を使ってもう1品!和風カレー炒め
コンビニで手に入る「肉入りカット野菜」はとっても便利で、1人暮らしの女性にも使いやすい食材なんです。なぜなら、①安い(108円程度) ②冷凍なので保存がきく ③肉入りなのでこれだけでおかずになる からです!
便利な肉入りカット野菜を使って、夏バテしていても食べやすい&栄養補給もできるレシピをご紹介します。
材料(1人分)
肉入りカット野菜・・・1袋
サラダ油・・・少々
カレー粉・・・小さじ1/2
☆しょうゆ・・・大さじ1/2
☆砂糖・・・小さじ1/2
☆ブラックペッパー・・・少々
作り方
①フライパンを中火にかけ、サラダ油をしく。
②フライパンが温まったら、凍ったままの肉入りカット野菜を入れて炒める。
③肉入りカット野菜に火が通ってきたら、カレー粉を加えてさらに炒める。
④肉入りカット野菜に完全に火が通ったら、☆の調味料で味付けして火を止め、器に盛る。
レシピのコツ
・カレー粉を野菜と炒めることで、カレー粉の風味がよくなります。
・サラダ油をごま油に変えても◎です。
ポイント
・夏バテ対策には、カレー粉やブラックペッパーなどの香辛料、ほかにもにんにくやしょうがなどの香りのある野菜を使うと食欲アップできるので、試してみてくださいね。
熱中症対策にはしっかり食べてミネラル補給、そして体力を落とさないことが大切です。暑い夏を元気に乗り切りましょう!
参考:環境省 熱中症予防サイト