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【体験談】35歳・独身一人暮らしでマンション購入。彼女が不安なく買えた理由は…

街・おうち
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一人暮らしでマンション購入って、実際どうなの?
というわけで、一人暮らしで実際に新築マンションを購入した女性に、体験談をインタビューしました。

こんにちは、一人暮らし女性向けライフスタイルマガジン「カーサミア」編集部のアサノです。
先日、昔からの友人が新築マンションを購入しました。(といっても、私が直接相談に乗ったわけではありません。買った後に話を聞き、頼み込んでインタビューさせてもらいました。)

彼女は私の幼馴染で、大阪で一人暮らし中。関西特有の事情もありますが、一人暮らしで購入を決断するまでの心の動きは、全国のマンション購入検討中の女性と共通の部分も多いはず。

きっと参考になる部分もあると思い、オンラインでインタビューに答えてもらいました。一人暮らしで購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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今回答えてくれたのは…

七篠 奈那さん(仮名)

プロフィール

年齢35歳
性別女性
職業会社員(事務職)
年収約450万円
一人暮らし歴9年目

※インタビューは実際のところ、バリバリの大阪弁でやりとりしていたのですが、記事は標準語でお届けします。

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一人暮らしで新築マンション購入① 物件について

奈那さんの購入した新築マンションの間取り(画像は筆者作成)。
2LDKで広々、収納も充実していますね!

マンション購入を考え始めたのは、35歳になったから

――さっそくですが、マンション購入を考え始めたきっかけは?

「20代のころから住宅ローン控除に興味がありました。20代で結婚して、家(マンションや一戸建て)を買った友人から話を聞いていて。
とはいえ、ずっと行動には起こさないままでした。

でも昨年、35歳を迎えたことで、まじめに考え始めて。

探し始めたとき、ちょうどいま住んでいる賃貸の近くで、この物件と出会いました。」

――昨年探し始めたということは、コロナ禍の影響もありましたか?

「いえ、コロナ禍の影響はないです。
勤務先は影響を受けにくい業種ですし、私自身はリモートワークのできない職種ですし。

社会情勢よりも、私の中で35歳がひとつの節目だったので…って感じです。」

購入したのはどんなマンション?

現在の賃貸マンションとの比較
場所同じ最寄り駅(大阪近郊)
いまの賃貸と同じ最寄り駅で、より駅に近い場所
広さ1DK(28㎡)→ 2LDK(55㎡)
住居費71,200円 → 約9.5万円(予定)

――2LDK・55㎡の広いお部屋を購入していますが、どんな条件で探したのですか?

「物件探しでは、
・住宅ローン控除を受けられる広さであること
・立地や設備などが、長く住むことを考えつつ、家族が増えたりライフスタイルの変化があったときに、売ったり貸したりできる物件であること

という2つを条件にしていました。なので、必然的にある程度の広さが必要でした。

この条件で、よく知っている便利な場所に新築の計画があったので、これだ!と。」

ポイント

現在、住宅ローン控除を受けられるのは、【40㎡】からです。
令和3年度(2021年度)の税制改正で適用要件が緩和され、これまで適用外だった40㎡台の物件でも住宅ローン控除が使えるようになりました。※

しかし、住宅ローン控除は登記簿上の内法面積が基準になるため、建築基準法上での壁芯面積(=販売時の表示)が40㎡ギリギリだと、住宅ローン控除が受けられない可能性も。

住宅ローン控除を絶対に使いたい場合は、少し広めの【壁芯面積で45㎡以上】で探すのが安心ですよ。

※令和2年12月から令和3年11月末までに契約し、令和4年末までに入居する分譲住宅の場合。また、40㎡~50㎡で住宅ローン控除が受けられるのは、所得1,000万円以下に限られます。詳細は財務省の税制パンフレット『令和3年度税制改正』の「1.個人所得課税」をご覧ください。

――ここ以外に、どんな物件と比較検討しましたか?

「実は、新築も中古も、ほかは全然見ていないんです。ここ以上の物件はないと思ったので。
もちろん、ネットで検索とかはしましたが、実際に見たのはここだけ。

立地と収納と設備で、ここ以上の物件はないと確信しました。

――たしかにいい立地ですよね。あの駅は私も大阪在住のころによく利用しましたが、お店も多いし。ハザードマップも…(検索して)バッチリですね!
設備というのは、具体的にどんなものですか?

「私が気に入った設備は、
・カウンターキッチン
・浴室乾燥機
・ディスポーザー
・室内物干し
ですね。カウンターキッチンは絶対にほしかったです。友人たちのおうちで見かけて、いいなと思っていた設備が揃っています。」

――さすが新築、設備が充実していますね。

「あと、もともと収納は充実しているのですが、オプションでさらに収納を増やせたのもよかったです。」

相談できる人がいたので、不安はない

――よく知っている便利な場所だったとのことですが、ほかの物件と比較検討せずに買ったというのは、ずいぶん迷いがないですね。

「父が元不動産会社勤務で、相談できましたから。

父が”いい物件だ”と太鼓判を押してくれたので、なにかあっても売ったり貸したりできる物件だという安心感があります。

――では、不安に感じることもないのですか?

「ですね。不安は特にないです。楽観的なのかも?笑

あえて言うなら、ローンを返していけるかな?というのは、ちょっと思います。でも、まぁどうにかなると思っています。」

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一人暮らしで新築マンション購入② 資金計画について

しっかり貯金もしているので、住宅ローンには多少のプレッシャーも感じつつ、どうにかなると思えるそうです。|イメージ画像:写真AC

住宅ローンは、どうにかなる!

――住宅ローンの話が出ましたが、詳しく聞いてもいいですか?

「いいですよ。まだ先の話で、細かい部分が決まっていないので、ざっくりの回答になりますが。」

ポイント

奈那さんの場合、建築中の新築マンションを購入したため、入居は1年以上先です。そのため、住宅ローンについてじっくり考える余裕があるとのこと。

いまの奈那さんは、住宅ローンの詳細な返済方法を検討したり、金融機関を選んだりしているところで、まだ細部が決まっていないのだそうです。

資金計画

物件価格約4000万円
諸費用約200万円(予定)
自己資金1000万円
約800万円を頭金、約200万円を諸費用。
(自分の貯金500万円、親族援助500万円)
ローン借入額約3200万円
ポイント

購入時には、物件そのものの価格に加えて、諸費用(税金・各種手数料など)がかかります。

新築マンションの場合、諸費用の目安は、
・50㎡以上なら物件価格の3~5%程度
・50㎡以下なら物件価格の5~7%程度
と言われています。

住宅ローン関係の手数料などは、ローンの組み方や金融機関によって異なります。また建物に関する都市計画税・固定資産税は完成後に決まります。ですので奈那さんの場合、建物を建設中で、住宅ローンの詳細も未定の現時点では、まだ予定となります。

諸費用について、詳細はこちら

住宅ローンの返済プラン

月々の
ローン返済額
約8.3万円
ボーナス払い0円
借入先民間金融機関
金利種類変動
返済期間35年

「まだ先のことではあるのですが、だいたいこのくらいで計画しています。住宅ローンの返済額に、管理費・修繕積立金などを加えた月々の支払額は、だいたい9.5万円くらいを予定しています。」

ポイント

管理費・修繕積立金などのランニングコストは、一般的にほかの条件が同じ場合、
・お部屋(専有面積)が広いほど高い
・共用設備が豪華なほど高い
・タワーマンションは、一般的なマンションよりも高い
・首都圏は、地方よりも高い
(首都圏は管理人さんの人件費なども高いため)
・築古物件は、新築や築浅よりも高い
(築古で安い場合は、大規模修繕の際に追加費用を徴収する可能性アリ)
という傾向があります。

参考:マンションの管理費・修繕積立金、平均額はいくら?階数や築年で変わる?|SUUMOジャーナル

様々な条件の組み合わせで決めるため、物件によって大きく異なる場合もあります。物件を検討するときは、早い段階で管理費・修繕積立金もチェックしてくださいね。

「さっき、住宅ローンが少し不安かも…と言いましたが、深く心配しているわけではありません。

もし売ることになっても大丈夫な物件ですし、万が一自分が死んでも団信がありますし。

ポイント

団信=団体信用生命保険。
自分が死ぬなど万一のことがあった場合に、ローンを返済してくれる生命保険です。

万が一のときにも、両親やきょうだいに迷惑をかけずにすむので、安心ですよね。

ふだんの生活費・貯蓄について

――今の住居費が7.1万円で、入居後の住居費は9.5万円。月々2万円以上増えることになりますね。
生活はきつくなってしまいませんか?
現在の生活費はどんな感じなのでしょう?

現在(賃貸居住時)の家計簿

収支
月収(手取り)約25~27万円(残業により変動)
生活費の合計約19万円
月の貯蓄約6~8万円

「天引き貯金(財形貯蓄)4万、生活費の余りで2~4万円、合計6~8万円を毎月貯金しています。

家計簿はつけていなくて、割とどんぶり勘定ですが、生活費の内訳はこんな感じです。」

固定費
住居費(家賃+管理費)7.1万円
通信費1.3万円
保険料0.5万円
変動費
食費+日用品4万円
趣味+美容+交際費5万円
水道光熱費0.5~1万円

食費と日用品は4万円、趣味+美容+交際費は合計5万円以内になるよう意識しています。

内訳は月によって違うのですが、趣味とエステにはお金をかけていると思います。」

――どんぶり勘定と言いつつ、堅実に暮らして、毎月しっかり貯金していますね。これなら、住宅ローンの返済が始まっても、月々4万円の財形貯蓄を維持できますね。
奈那さんはよくエステに行っているイメージがあるので、もっと派手な生活かと思っていました。笑

「堅実ですよ!笑

エステは行きますが、美容院は数ヶ月に1回だし。メリハリをつけて使ってるんです。」

――自己資金として、自分の貯金から500万円を出すと言っていましたが…マンションを買った後も手元に貯金は残る感じですか?

「もちろん、しっかり残しますよ!」

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一人暮らしで新築マンション購入③不安がなかった理由

お父さんに相談しながらマンションを購入したという奈那さん(画像の人物はイメージです)|イメージ画像:写真AC

――元不動産会社勤務のお父さんに相談して購入したとのことですが、お父さんには最初から購入を勧められていたのですか?

「全然そういうわけではないですよ。

むしろ父に購入を相談したとき、最初は”いるか?”と言われました。
でも”欲しい!”と主張して、相談に乗ってもらいました。

父は定年までずっと、不動産関係の会社に勤めていて、販売の現場にいた期間も長かったです。なのでプロの目線から、立地のこと・信頼できる売主か・価格相場などを教えてくれました。

そんな父が”いい物件”と言ってくれたので、不安なく買えましたね。相談できてよかったです。」

――実際、カーサミアの基準でも、とてもいい物件を買っていると思います。
……ちなみに、カーサミアの採点ツールに当てはめてみたのがこちらです。かなりの高得点ですよ!

※本来は採点ツールのエリア外ですが、筆者が手動で採点しました。「電車の便利さ」については、「新宿駅or池袋駅or東京駅」を大阪駅(梅田駅)に読み替えた参考値です。

「そうでしょ、いい物件ですもん。笑

私は父に相談できたのでよかったですが、身近に相談相手がいる人ばかりじゃないでしょうし、そんなときにこんなツールがあると便利ですね。」

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一人暮らしで新築マンション購入④これからのビジョン

広々とした新しいお部屋に、夢が膨らみます(画像はイメージです)

――話は変わりますが、新しい住まいは、どんなお部屋にしたいですか?

収納をスッキリさせたいですね。いまの賃貸の収納量では、収納するだけで精一杯で、整える余裕がないので。

あとはインテリアにもこだわりたいです!

――将来のことはどう考えていますか? キャリアとか結婚とか

「キャリアについては、現在の会社でキャリアアップを目指します。

結婚については、ご縁があればという気持ちです。
最初にも言ったように、もし家族が増えたり、ライフスタイルの変化があったりしても、困らない物件を選んでいますから。」

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購入検討者へのメッセージ

――最後に、購入検討中の読者へのアドバイスをお願いします。

こだわる部分を決めると、探しやすいし、決断しやすいと思います
すてきなお部屋を見つけてくださいね。」

――いろいろ教えてくださって、ありがとうございました!

身近な不動産関係者に相談できたおかげで、迷いや不安なく、自信を持って新築マンションを買えたという奈那さん。
客観的な判断を教えてくれる人がいると、安心できますね。

編集部・アサノ
編集部・アサノ

カーサミアでも、検討している物件が客観的に見てどうなのかを調べられる「物件おすすめ度採点ツール」を公開しています。

無料で使えますので、首都圏の人はぜひご利用くださいね!

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かさみやちゃん
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ツールは【首都圏版】です。
ほかの地域の方は申し訳ありません💦

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独身一人暮らし女性がマンションを買うなら…後悔しない買い方・選び方
この記事はマンションの売り込みでも勧誘でもありません。【宅建士】の資格を持ったカーサミアの編集部員が、中立な立場から、もし独身・一人暮らし女性がマンションを買おうと思ったとき、本当に買えるのか、買って損をしない物件の選び方、購入資金の資金計画の立て方、住宅ローン・諸費用・頭金の違い、等を詳しく説明します。さて、現在どのくらいの家賃を払っている人ならマンションが買えるのか、まず疑問に思いますよね。結論から言うと、東京で月々7万5000円くらいの家賃を払っているなら、総額1800万~2000万円程度の分譲マンションを買える可能性が十分にあります。同じくらいの月々の支払いをするとして、マンションを購入することのメリットについて解説したいと思います。メリットとしては、「自分の家」がある満足感、DIY・リフォームの自由度が高いこと、経済的なメリットがあること、 等が挙げられます。一人暮らし女性が購入して、後悔しないマンションの基準とは、「価値がある物件」。言い換えると「売却時に高く売れる物件」です。ずっと自分が住むのなら自分だけが気に入ればよいのですが、将来的に売却する可能性があるなら、需要の高い=多くの人が欲しいと思う物件を選ぶことが何より大事です。具体的なチェックポイントとしては、駅からの距離・主要駅へのアクセスの良さ・物件そのもの・街の住みやすさ・建っている土地・災害への強さ等が重要になります。カーサミア編集部が作った『物件おすすめ度採点』ツールでは、必要事項を入力するだけで、購入候補のマンションについてのメリット・デメリットがわかり、100点満点で何点か採点できますよ。続いて、具体的な購入候補物件の探し方について解説したいと思います。具体的に購入候補の物件を決めるまでには事前準備・物件の検討・物件の検証という段階を踏みます。特に「事前準備」と「物件の検証」は、不動産会社の話を単に鵜吞みにするのでなく、自分でもよく調べて考えることが大切です。「自分は素人だし、無理のない予算(資金計画)かどうか、判断できる自信がない」という方は、独立系のファイナンシャルプランナーに相談することがおすすめです。また、不動産購入に関するセカンドオピニオン「住まいサーフィン」というサイトも活用できます。欲しいと思うマンションが見つかったら、次は実際に見て確かめる段階です。街の様子、マンションそのもの、お部屋・間取りをチェックしましょう。入居後のリフォームやリノベーションで変えられるものは妥協もありです。また、「建物自体の管理が行き届いていない物件」は絶対に避けたほうがいいです。購入したい気に入った物件が見つかったら、いよいよクライマックスと言ってもいい「購入資金」をどうするかを考える段階です。結論から言えば、正社員じゃなくて、契約社員・派遣社員やフリーランスでも、勤続年数が短くても、健康状態に多少不安があっても、年収が320万円程度以上あり、諸費用分の自己資金100万円~200万円程度を用意できれば、2000万円程度のマンションを購入するための住宅ローンが組める可能性があります。加えて、200万円程度の頭金を用意できれば、さらに住宅ローン審査は有利になります。とはいえ実際は、ローン審査に通らなければならないので、人によってはNGの場合もあります。購入時には頭金とは別に諸費用が必要になります。具体的には、マンション管理費・登記費・ローンの手数料・税金・保険などがあります。諸費用は新築コンパクトマンションの場合、物件価格の約5~7%。中古マンションの場合は約5~10%が目安。仮に2000万円のマンションを購入する場合は、約100万円から200万円の諸費用が、頭金とは別に必要だと考えてください。カーサミア編集部では、一人暮らしの女性が住宅を購入するなら「フラット35」が適していると考えています。金利が一定なので将来までの返済計画を立てやすいです。また、「フラット35」は審査金利(いくらまで融資できるか審査するための利率)が、実際の金利とあまり変わらないので、審査が通りやすいです。正社員だけでなく、契約社員、派遣社員やフリーランスも可、健康状態も指定なしなど、住宅購入を考える人に広く扉を開いている住宅ローンといえます。最後に、購入までの手続きについてご紹介します。まずは購入(買付)申込書を提出。住宅ローンを活用するなら、並行して住宅ローンの事前審査に申し込みます。次に住宅ローンの正式申込(本申込)。並行して物件の契約も行います。住宅ローン手続きの最後は「金銭消費貸借契約」。金消契約から最短1週間~10日後に物件の引き渡しが行われ、晴れて、世界に一つしかないあなたのマンションとなります。
賃貸の家賃と同等負担で、購入できるマンションは?【比較シミュレーション 使い方】
「買えるなら買いたい」とマンション購入に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。でも、マンション購入したあとの月々の住居費のこと、特に「具体的に毎月いくら支払うことになるの?」という情報は少ないです。住宅ローンの月々返済額と、管理費・修繕積立金などのランニングコストは人それぞれ・物件それぞれなので、目安を示すことが非常に難しいためです。でも、なんの目安もない状態では、そもそもの比較検討ができませんよね。ですから、賃貸と購入の費用をシミュレーションできる「ずっと賃貸・マンション購入比較シミュレーション計算ツール」を公開しました。あくまで概算ですが、費用感の参考にしてくださいね。使い方はとっても簡単。現在の住居費(家賃+管理費・共益費など)を入力するだけ。現在の賃貸が8万円の場合、ずっと住み続けると、60年間で5760万円がかかります。しかしこれは、「5760万円のマンションが買える」という意味ではありません。シミュレーションツールでは、まず、管理費・修繕積立金の合計を月々2.5万円と仮定します。月々の住居費を同程度の8万円とするためには、住居費8万円-ランニングコスト2.5万円=ローン返済額5.5万円となります。月々のローン返済額が5.5万円なら、下記のように、おおよそ1700万~2200万円前後の物件購入を検討可能です(金利1.3%、返済期間35年の場合)。検討が具体的になってきたら、頭金と諸費用について考えましょう。頭金とは別に、各種手数料や税金などの「諸費用」が必要になります。一般的に新築マンション(専有面積50㎡以下のコンパクトマンション)の購入時には、諸費用として5~7%程度用意しておくことが推奨されています。中古マンションで仲介手数料が必要な場合は8~10%程度と考えておくといいでしょう。さらにいざというときのため手元に残すお金のことを考えると、「貯金が300万円あっても、頭金は60万円」というケースもありえます。本格的にマンション購入を検討するときは、まず、頭金と諸費用のための資金をどうするか考えてみましょう。・手持ちの資金でまかなう・これから貯金する・親族から援助(贈与)してもらう・親族から借りる・住宅ローンとは別に、金融機関から借りる…など、さまざまな方法がありますよ。諸費用の目途がつき、資金のうち頭金にできる金額のイメージがついたら、住宅ローンのプラン・金利について、詳細にシミュレーションしてみてください。個人的によく使うシミュレーションサイトは、SUUMOとARUHIです。もし具体的に購入を検討している物件があるなら、その物件を扱っている不動産会社にコンタクトを取ってみましょう。検討中の物件について、購入申込の前に行う「事前審査」ができるよう、金融機関と繋いでくれるはずです。銀行の判断によっては、より金利を下げた住宅ローン(優遇金利)が使えることもあります。最後に、「ずっと賃貸・マンション購入比較シミュレーション計算ツール」における概算の考え方をご紹介します。・ランニングコスト(管理費+修繕積立金):国土交通省の「平成30年度マンション総合調査」から、1戸当たりの平均の月額を参考に「2.5万円」と仮定しています。・住宅ローンの金利と返済額について:全期間固定型のフラット35で、35年返済として計算しています。・ボーナス時返済額:「0円」の設定です。・固定資産税等:含みません。それなりに大きな金額ですが、賃貸でも更新料がかかることを思えば、特段に恐れなくて大丈夫ですよ。賃貸の家賃と比較して、同程度の住居費負担で買えるマンションの金額、イメージできたでしょうか?記事では「家賃8万円」のシミュレーションでご説明しましたが、ツールではあなたの状況に合わせた金額を入力できますよ。

マンション購入体験談

【体験談】35歳・独身一人暮らしでマンション購入。彼女が不安なく買えた理由は…
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「賃貸・購入の両方にメリットはあると思うのですが、自分のこととなるとはっきりイメージができていない状況です。それぞれどのような人に向くのでしょうか?」という質問に、宅建士が回答します。マンション購入はとっても大きなお買物ですから、イメージしづらいですよね。私が宅建士として多くのお客様をご案内してきた経験からの私見も入りますが、賃貸・購入、それぞれに向いているタイプは以下のような方だと思います。チェックリストの形にしましたので、ご自身の価値観や住まいに求めるものを当てはめてみてくださいね。【step1. 価値観】・将来の選択肢を、可能な限り多く持っていたい・ライフスタイルによって住まいも変えたい・購入するのはリスクと不安しかない 当てはまるものが〈0~1個〉なら、Step2へ。当てはまるものが〈2~3個〉なら、賃貸が向いていると思います。【step2. 住まいに関する希望など】・自分の家を持ちたい・家賃を払うのは勿体ない(資産にしたい)・少しでも良い物件に住みたい・できればあまり引っ越したくない・計画的な資金計画を立てたり、実行するのが得意・購入するのは将来の安心につながる 当てはまるものが 0~3個なら、もう少し考えてみていいでしょう。当てはまるものが 4つ以上なら、本格的に購入を検討してみてくださいね!購入も検討中の方におすすめなのが、カーサミアで公開している、賃貸と購入の費用をシミュレーションできるツール「ずっと賃貸・マンション購入 シミュレーション計算ツール」です。たとえば、現在の家賃(+管理費・共益費など)が8万円の場合…家賃だけで60年間で、5760万円がかかります。ちなみに、家賃と同等の支払い(ローン返済額5.5万円+管理費・修繕積立金2.5万円=月々8万円)なら、下記の通りおおよそ1700~2200万円前後の物件購入を検討可能です。金利は時期やローン種別によって異なりますし、管理費・修繕積立金などのランニングコストは物件による違いも大きいです。あくまで概算ですが、費用感の参考にしてくださいね。また、一般的に新築マンション(専有面積50㎡以下のコンパクトマンション)を購入時には、頭金とは別に諸費用として5~7%程度用意しておくことが推奨されています。本格的にマンション購入を検討するときは、まず、諸費用や頭金にする資金をどうするか考えてみましょう。

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