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カレーの正しい保存方法は?常温は危険!正しい冷蔵・冷凍保存方法

自炊・料理
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ご飯にかけるだけでご馳走になるカレーは、一人暮らしの強い味方!
ですが一度にたくさん作れるので、その日のうちに食べきれないんですよね。

でも鍋のまま常温で放置していると、怖い菌が増殖してしまうってご存じでしたか?

こんにちは!週に3回はカレーを食べる、カーサミアライターのあんどうです。

今回はカレーの常温保存が危険な理由と、正しい保存方法を解説します。最後までお見逃しなく!

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カレーは傷みやすい?常温保存が危険な理由

カレーを鍋のまま常温保存するのは危険です。|イメージ画像:写真AC

「一晩寝かせたカレーは美味しい」とはよく言いますが、実は鍋に入れたまま放置するのはとっても危険。
その理由について、解説しますね。

ウェルシュ菌による食中毒に注意

ウェルシュ菌の電子顕微鏡写真|出典:食中毒菌の電子顕微鏡写真(内閣府)

ウェルシュ菌は、土や水、人間や動物の腸内など自然界に幅広く生息し、食中毒を引き起こす細菌です。

食肉、魚介類、野菜類を使った、カレーや煮物、シチューなど、一度にたくさん作る「煮込み料理」を、加熱調理後に鍋のまま放置することで増殖します。

ウェルシュ菌には、酸素がある環境では増殖しないという特性がありますが、とろみが強いカレーのような料理を底が深い鍋で作ると、鍋底の酸素濃度が低くなり、増殖しやすくなるのです。

ウェルシュ菌食中毒は、食事後6〜18時間の潜伏期間を経て、水溶性の下痢や軽い腹痛といった症状を起こします。

カレーの常温保存はNG!その日のうちに食べきって

加熱調理後、カレーが冷めて55℃以下になると、ウェルシュ菌が増殖をはじめます。

鍋に入ったまま常温で放置していると、ウェルシュ菌が増殖するばかりです。
早めに食べ切るか、すぐに粗熱をとって冷蔵庫または冷凍庫で保存しましょう。

万が一、冷蔵庫などに入れ忘れてカレーを放置してしまっていた場合は、もったいないですが廃棄することをおすすめします。

参考:食品安全委員会 ファクトシート ウエルシュ菌食中毒

ウェルシュ菌は加熱すれば大丈夫?

ウェルシュ菌が一度「芽胞」を作ると、通常の加熱では死滅させることができなくなります。

芽胞が作られる前に加熱するためにも、調理中は鍋底にも空気を送るよう意識して、底から大きくかき混ぜながら加熱しましょう。

調理した当日でも、鍋のまま放置していたカレーには注意が必要です。
頻繁に再加熱するのでなければ、調理後はすぐに冷蔵・冷凍保存の準備をしてください。

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どれくらい日持ちする?余ったカレーの正しい保存方法

カレーは保存容器に移して冷蔵または冷凍保存が基本|イメージ画像:写真AC

調理後は早く食べきりたいカレーですが、一人暮らしだと余ることがほとんどですよね。

カレーを作り置きして、料理にかける時間を節約したい!という方のためにも、カレーの正しい保存方法と、日持ちする期間について解説します。

冷蔵保存する場合

カレーを保存する場合は、調理後すぐに粗熱をとる必要があります。

鍋のまま冷ますなら、カレーを酸素に触れさせるために、鍋底からしっかりかき混ぜましょう。
できるだけ早く温度を下げたいので、氷を入れたボウルに鍋ごと浸すのもいいですね。

かき混ぜながら冷ますのが面倒な場合は、平たいバットなどの容器にカレーを広げて冷まします。

粗熱が取れたら、保存容器やジップ付き保存袋に小分けにします。

保存容器は、1食分ずつ入れられる小ぶりなものがおすすめ。
「温めやすい」「菌の繁殖を防げる」「すぐに冷やせる」というメリットがあります。

ジップ付き保存袋を使う場合は、カレーを入れた後、できるだけ平たくするのがポイント。
空気はしっかり抜いて密封してくださいね。

冷蔵保存できる期間は最長3日です。
ですが冷蔵しているからと油断せず、できるだけ早めに食べましょう。

保存容器に移る匂いが気になる時は

カレーは、スパイスなどの匂いが保存容器に移りやすいのが難点ですよね。

プラスチック製の保存容器を使う場合は、ラップを敷いてからカレーを流し込み、包むようすると移り香がマシになります。

匂いが一番移りにくいのは、ガラス製の保存容器。

底が浅い(平たい)形状の容器がおすすめです。

【安心】冷凍保存する場合

カレーを長期保存するなら、冷凍保存一択。冷蔵よりも菌が繁殖しにくく、比較的安心です。

冷蔵保存の時と同様に、粗熱をとって、保存容器やジップ付き保存袋に入れ、冷凍庫へ。
ガラス製の容器は冷凍不可のものも多いので、注意してください。

保存できる期間は約1ヶ月。
ですが風味は落ちていくので、早めに食べてくださいね。

美味しく冷凍保存するコツ

じゃがいもや人参などの根菜は、冷凍すると水分が抜けて食感が悪くなってしまいます。

根菜類を使用している場合は、取り除いてから保存容器に入れるのが、カレーを美味しく冷凍保存するコツです。

取り除いたじゃがいもや人参は、コロッケやグラタンなどのアレンジ料理に活用するのがおすすめ。

アレンジ料理はめんどくさい、という場合は、カレーの中で根菜類を潰して、ペースト状にしてから保存するのも手です。

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食べちゃダメなカレーの見分け方

傷んでしまったカレーは怖い。食べる前に状態を必ず確認して|イメージ画像:イラストAC

どんなに気をつけてカレーを冷蔵・冷凍で保存しても、傷んでしまうこともあります。

  • カレーの表面が白く変色している
  • カビが生えている
  • 酸っぱいイヤな臭いがする
  • 糸を引いている

こんな状態になっていたら、そのカレーは傷んでしまっています。

保存していたカレーを食べる時は、必ず状態に変化がないか確認するようにしましょう。

カレーを作ったら、鍋のまま一晩寝かせてた!という人も多いと思いますが、実はウェルシュ菌が繁殖し放題の、危険な保存方法だったなんて、驚きですよね。

カレーはその日のうちに食べ切るのが一番ですが、難しい場合は、正しい方法で冷蔵・冷凍保存をすることで、数日後もカレーを楽しむことができます。

次回は小分け保存したカレーを、美味しく温める方法を解説します。ご期待ください!

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