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一人暮らしの災害

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津波警報が出たらどうする?会社や外出先での避難方法【防災士が解説】

四方八方を海に囲まれた日本で暮らす私たちはいつ津波の被害に遭ってもおかしくありません。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「会社など外出先で津波の危険を感じた場合の避難方法」に関して紹介します。津波から逃げ遅れたり、危険な行動を取ったりしないために、津波から命を守る避難方法を覚えておきましょう。外出先で強い揺れを感じたり、弱くても長い揺れを感じた場合には直ちに海岸付近から離れましょう。過去には揺れが大きくなくても津波が発生したケースや、海外など遠くで起こった地震の影響により津波が引き起こされることもあったため、些細な揺れや異変も侮らないことが大切です。また、揺れを感じなかったとしても津波警報を見聞きしたなら同様に迅速に避難しましょう。津波から避難する場合、基本的に「遠く」へ避難するのではなく「高く」へ避難することが基本です。そのため、津波の危険を感じたり津波警報が出た場合には、ただちに高台など今いる場所よりもより高い場所へ避難しましょう。周辺の地理に詳しくない場合は「津波避難場所」のマークを目指して避難してください。「津波避難場所」とは、津波に対して安全な避難場所・高台であることを示しているマークのことです。高台への避難が間に合わない場合や、周辺に高台がない場合は3階以上の頑丈な鉄筋ビルへ避難しましょう。「津波避難ビル」という、高台まで避難することが困難な場合、緊急的に避難できる施設を示しているマークもあります。逃げ遅れたり、取るべき行動を間違わないためにも、「大津波警報」「津波警報」「津波注意報」の3種類の種類やそれぞれの違いを正しく理解しておきましょう。次に、津波から避難する際に注意すべきことを紹介します。・絶対に引き返さない:忘れ物などに気がついたとしても、津波警報注意報が解除されるまでは絶対に引き返さないことが大切です。・車では避難しない:原則徒歩で避難するようにしましょう。・木造の建物や川沿いには避難しない:木造の建物や川沿いには避難しないようにしましょう。また、河川を遡上した津波(河川津波)が沿川地域に被害をもたらす場合もあります。そのため、川沿いにも近づかないようにしましょう。最後に、津波に備えて日頃から行える対策を紹介します。自宅や職場周辺、よく外出する場所周辺のハザードマップを確認し津波のリスクを把握しておきましょう。たとえ海から離れていたとしても大丈夫とは思わずに、一度は確認してくださいね。「津波避難場所」「津波避難ビル」の場所を調べておいてください。避難場所は一箇所だけ調べておくのではなく、より高い場所にある避難場所も調べておきましょう。津波の危険を感じたり、津波警報等が出た場合に素早く避難するためにも、日頃から避難経路や高台にある避難場所の位置などを確認しておきましょう。
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災害時、避難の前にやることはコレ。準備チェックリスト【防災士解説】

災害時にいざ避難するとなった際、「何をしたらいいのかわからない」「何を持ち出したらいいのかわからない」と、慌ててしまったり忘れてしまったりすることが想定されます。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「避難の前にやるべきこと」に関して紹介します。避難前には、二次災害を防ぐために自宅での対策が必要であったり、安全に避難するために持ち物や服装の準備なども必要であったりします。災害時に安全に避難するためにも、避難の前にやるべきチェックリストを9つ順番に紹介していきます。ただし、今回紹介するチェックリストは、台風など事前に予測できる災害など、避難までに時間に猶予がある災害の場合に実践してください。津波など一刻を争う災害の場合には、今回紹介する避難前にやるべきことはすべて飛ばして、真っ先に避難することだけを考えるようにしてください。・正確な情報収集を行う:テレビやラジオ、または国や県・市町村のHPなど確かな情報源から災害情報の収集を行いましょう。「国土交通省防災ポータル」がおすすめです。・災害情報を元に避難方法を選択:情報収集した災害情報やハザードマップなどをもとに、どの避難方法が最も安全なのかも見極めましょう。災害時の避難方法で迷わないためにも、事前に避難方法を決めておくことも大切です。・避難場所や避難経路の確認を行う:事前に決めていた避難経路が、災害の影響により使えなくなっている可能性もあります。そのため、自分が利用しようと思っている避難経路や避難場所が安全か事前に確認してから、避難行動に移しましょう。・動きやすい格好に着替える:避難前に動きやすい格好に着替えましょう。服装は長袖、長ズボンで、靴は普段履き慣れた運動靴または底の厚い靴が基本です。・非常用持ち出し袋の準備をする:自宅に備えている非常用持ち出し袋を持ち出す準備をしましょう。両手が空くように、非常用持ち出し袋はリュックまたは肩掛けバッグで用意するのがおすすめです。・浸水対策・窓や屋外の対策をする(台風・大雨の場合):台風や大雨の場合は避難する前に、浸水に備えて、高い場所に家電などを移動させましょう。外に置いてあるものを屋内に移動させる、または飛ばされないように補強しましょう。・ガス・水道の元栓を閉めてブレーカーを落とす:自宅を離れる際は、ガス漏れ・漏水・漏電を防ぐためにもガス・水道の元栓を閉めて、ブレーカーを落とすようにしましょう。・家族に避難先を連絡する避難の前に、家族や友人に避難先を連絡しておきましょう。電話で連絡を取ることは避け、Eメール・SNS(Twitter・Facebook・LINE)・通話アプリなどを利用しましょう。・戸締まりをする:盗難などの犯罪に合わないためにも、自宅を離れて避難する場合には戸締まりを忘れないようにしましょう。日頃から事前にできる準備を行っておいたり、避難前にするべきことの知識を身につけておいたりすることが大切です。
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避難所に行く基準は?防災士が「避難所or在宅避難」を決める場合は…

災害時、避難所へ行くよりも、できるだけ慣れ親しんだ自宅で避難生活を送りたいと考える方も多いのではないでしょうか。もちろんいざというときは避難所に行かなくてはなりませんが、慣れない地域住民との共同生活を送ったり、感染症のリスクがあったりとデメリットも想像できますよね。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「避難所or在宅避難の見極め方」とそれぞれの「メリット・デメリット」に関して紹介します。また、避難所と在宅避難のどちらの避難方法も選択できる場合、自分がどちらの避難方法を取るのかも事前に決めて準備しておきましょう。質問「避難所へ行った方がいい災害と、家で待機してもいい災害とを教えてほしいです。避難所生活は気を張るものだろうと思いますし、できれば避けたいですが、命には変えられないので…。家で待機するのは危険な場合がわかっていると安心だと思いました。」災害時に、避難所に行くべきかそれとも在宅避難するべきかを見極めるための方法を紹介していきます。■見極め方1 自宅や隣家の危険度を確認:まず、自宅や隣家の危険度を確認しましょう。地震の場合は、自宅の損壊の大きさや倒壊の危険性がないかなど自宅の被害状況を確認しましょう。また、隣家で火事や倒壊の被害がある場合、自宅に影響はないかも確認しましょう。台風・大雨の場合、浸水や土砂災害など自宅に二次災害の危険性はないか確認しましょう。自身が住む地域に「高齢者等避難」「避難指示」などの避難情報が出された場合や、ハザードマップを確認し被害が想定される場合も避難所へ避難しましょう。該当の災害に関連するハザードマップを確認し、自宅周辺で被害に遭いそうな場所がないか調べましょう。避難情報として警戒レベル3「高齢者等避難」や警戒レベル4「避難指示」が出された場合には速やかに避難行動を取りましょう。危険がないと判断できた場合には、次のステップに進んでください。■見極め方2 自宅で生活できるかを確認:自宅で生活するうえで、他人の力を借りずに、最低でも3日から1週間程度、生活できるかどうかを確認しましょう。 「避難所」と「在宅避難」のどちらの避難方法も災害時に取れる場合、自分がどちらの避難方法を選択するのか事前に決めておきましょう。避難所と在宅避難のそれぞれのデメリット・メリットを紹介しますので、自分にどちらがあっているのか判断してみてください。最後に、避難所に行く場合、在宅避難する場合に、それぞれ事前に準備しておくべきものを紹介します。災害時に避難所に行くことを考えているのであれば、飲料水や食料、着替え、貴重品、日用品など避難に必要な物を非常用持ち出し袋に用意しましょう。非常用持ち出し袋は、1日程度過ごせる必要最低限の物(一次避難用)と避難所へ長期避難する場合に必要な物(二次避難用)の2種類に分けて用意するのがおすすめです。在宅避難する場合は、最低でも3日分の食料品・水の準備を必ず行いましょう。また、ライフラインが断絶することを考え、電気・ガス・水道のライフライン代替の準備も必要です。
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防災士が選ぶ”防災ギフト”8選。離れて暮らす家族へ【母の日・父の日】

自分は災害に備えてしっかり防災対策を行っているけれど、離れて暮らす両親や家族の防災対策が心配という方もいるのではないでしょうか。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「おすすめの防災ギフト」に関して紹介します。誕生日や母の日・父の日など、大切な人に防災ギフトを贈り、防災意識を高めてもらえるきっかけを作りましょう。大切な人へ送るのにおすすめの防災ギフトを8選紹介します。防災というと堅いイメージですが、おしゃれな防災ギフトを贈ることで大切な人たちに防災を身近に感じてもらいましょう。大切な人へ贈るのにおすすめの防災ギフト8選・防災ギフト1 防災備蓄セットbibo:おしゃれにデザインされた備蓄セットです。防災備蓄は、いざ利用する時間よりも自宅に置いておく時間のほうが長いですよね。リビングなど日頃から目に付く場所に置いて安心感を持てるよう、見せることを前提として作られています。・防災ギフト2 THE SECOND AID:”在宅避難”を考えて作られた飲食糧&防災グッズです。東日本大震災の経験をもとに宮城県仙台市の会社と、デザイン事務所の「NOSIGNER」とのコラボレーションで生み出された商品です。・防災ギフト3 オリジナル防災バッグ OTE:玄関扉に取り付けられる新時代の防災バッグです。目立つ場所においてもお部屋の雰囲気を壊さない洗礼されたデザインのため、贈り物にも最適です。・防災ギフト4 IZAMESHI:ごはん・粥・麺・パン・煮物・肉・魚・スイーツなど豊富なラインナップが揃った長期保存食です。贈り物用として最適なセットボックスも用意されていますので、贈りたい相手の好きな食材や利用シーンに合わせて商品を選択するのもいいですね。・防災ギフト5 +maffs 住宅用消火器:モノトーンカラーで暮らしに溶け込むデザインになっているため、家庭内の見える場所においても違和感がありません。また、人にもやさしい安全な食品原料から作られているため、実際に利用する際にも安心です。・防災ギフト6 MINIMAID:すぐに取り出して使うことを考えたミニマム防災セットです。「懐中電灯」「収納ケース」「ラジオ」「ポンチョ」と、災害時に本当に必要な最低限のアイテムが直径約6cmの細長い円柱ケースに収められています。・防災ギフト7 カタログギフト LIFEGIFT:暮らしと調和するようなデザインにこだわった、厳選された防災グッズや備蓄できる食品が集められたカタログギフトです。「あなたの無事が いちばん大事」をコンセプトに掲げている商品で、贈った人に温かい気持ちを伝えられますよ。・防災ギフト8 体験して備える防災ギフト:”在宅避難”をテーマとしており、「防災準備のきっかけ」を贈れるギフトです。家族や友人が防災準備を始めるきっかけを作りたい、と考えている人におすすめのギフトです。 
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いざ災害!避難しなきゃ…避難所はどこに行ってもいいの?防災士が解説

外出先で被災した際に、自宅から離れた場所にある避難所を利用していいの?と思う方も多いのではないでしょうか。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「避難所はどこでも利用できるのか」に関して紹介します。災害時は、自分が住む市町村にある避難所でないと滞在できないと考える人も多いでしょう。しかし、基本的には住所などは関係なく、どこの避難所でも滞在が可能です。そのため、もし外出先で災害が発生した場合には最も近い避難所へすぐに行きましょう。自宅周辺の避難所を確認しておくことはもちろん、外出先で災害が発生した場合に備え、職場周辺・通勤経路周辺などの避難所もチェックしておいてください。避難所は、ハザードマップや各自治体HP、以下のようなサイトから確認が可能です。また、防災アプリでも避難所の確認が可能です。アプリの中には、外出先でもし現在地がわからないという場合に現在地周辺の避難所や避難場所を自動検索してくれる機能や、オフライン状況下でも地図の利用が可能なものもあります。そのため、事前にどれか一つでもいいのでアプリをダウンロードしておくことをおすすめします。また、「避難所が満員で利用できない」という場合や、「人が密集しているところが苦手」「感染症のリスクを避けたい」など避難所へ行くという選択が取れない場合や避けたい場合など何らかの理由で「避難所へ行くのは避けたい」という場合もあるでしょう。そのため、可能であれば避難所以外の避難場所も念のため検討しておきましょう。たとえば親戚や友人宅、職場、ホテルや旅館などです。また、外出先での災害も想定し、普段から防災ポーチを持ち歩いたり、職場にも防災グッズを備えておいたりすることも大切です。災害時は、自分が住んでいる市町村にある避難所だけしか利用できないわけではなく、基本的にどこの避難所でも利用が可能です。そのため、職場など普段よく外出する場所の周辺にある避難所もチェックしておきましょう。過去の記事では、「外出先で災害に遭遇し帰れなくなった場合どうすればいいのか」「外出先での地震対策」「避難所生活はどう過ごせばいいのか」なども紹介しているのであわせてご覧ください。
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防災グッズの置き場所は?一人暮らしの収納アイデア【防災士解説】

ワンルームなど狭い部屋での一人暮らしの場合、防災グッズの置き場所に困っているという方も多いと思います。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「一人暮らしの防災グッズの置き場所」に関して紹介します。防災グッズは適切な場所に置いていないと、いざという時に全く役に立たなかったということになりかねません。一人暮らしに最適な防災グッズの置き場所や収納アイデアと、それぞれ具体的にどのような防災グッズを置いておくべきかを紹介していきます。◆防災グッズの置き場所1 玄関:玄関は避難経路として避難の際に必ず通るため、すぐに持ち出せるメリットがあります。玄関の防災グッズ収納アイデア・靴箱の中・靴箱下のデッドスペースを活用・スツールを置いて中に収納・扉や壁面にフックを取り付け、かけておく◆防災グッズの置き場所2 寝室:災害の影響で停電が発生する恐れもありますよね。暗闇の中でも安全に動けるよう「懐中電灯」や「メガネ」を枕元など手の届く範囲に置いておきましょう。時には寝室の窓から避難する場合もあるため、寝室も玄関同様の防災グッズも置いておきましょう。日中は玄関に置いて、就寝時に寝室に移動させるというのもいいですね。寝室の防災グッズ収納アイデア・ベッド下のデッドスペースや引き出しを活用・懐中電灯などの小物はポーチにまとめて、サイドテーブルや枕元などに・壁面にフックを取り付けてかけておく・スツールを置いて中に収納◆防災グッズの置き場所3 リビング:寝室同様に、避難の際に必要なものや停電・家具転倒などを想定した防災グッズを置いておきましょう。また、「在宅避難」しやすい環境を作っておきましょう。リビングの防災グッズ収納アイデア・スツールを置いて中に収納・壁面にフックを取り付けてかけておく・バスケットなどかごに収納◆防災グッズの置き場所4 キッチン:食材や日用品の備蓄については、「食材を買って、それを食べて、食べた分だけまた買い足す」というローリングストック法の備蓄品を置いておきましょう。キッチンに防災グッズを置く際のアイデア・シンク下の収納やキッチン棚を活用・キッチンワゴンを活用・賞味期限がわかりやすいよう、期限が近い食材を入れるボックスを用意◆防災グッズの置き場所5 押入れ・クローゼット:災害時に在宅避難を考えているなら、押し入れやクローゼットを防災グッズの置き場所として活用するのもおすすめです。備蓄品や二次の備えを分散収納すると、災害の影響で取り出せなくなるという可能性に対応できます。押入れ・クローゼットに防災グッズを置く際のアイデア・備蓄品がなくなった際にすぐに分かるようアイテム別に透明なボックスケースに収納・無印良品の「ポリプロピレン頑丈収納ボックス」など、頑丈な収納ボックスを活用し、地震等で潰れるリスクを軽減。一次避難用の防災グッズは、できるだけいつでも手の届く範囲に置いておくことをおすすめします。ポーチやリュックなどに一つにまとめておきましょう。しかし、備蓄品や二次避難用の防災グッズは、一箇所に収納するよりもリスク軽減のために分散収納することがおすすめです。
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防災士が「いらない」と判断した防災グッズ9選。優先度が高い代替品も

防災グッズはたくさんありすぎて、どれが本当に必要なものかわかりにくいですよね。高い防災グッズを買ったのに、実際には使わなかったとはなりたくないものです。今回は、防災士という防災系の資格保有者である筆者が、「いらない(必要性が低い)」と思った防災グッズを紹介します。無駄な防災グッズを購入せずに、本当に必要なものだけを揃えられるよう、ぜひ防災グッズ選びの参考にしてみてください。今回、必要性が低いとご紹介するのは実際に使う機会が少なかったり、他により良いアイテムがあったり、一人暮らしの女性には不向きなグッズが多いです。「必要性が低いもの」ではありますが、しかし、すべての人にとって必要ないわけではありません。人によって異なることがあるということを前提に、防災グッズ選びの参考にしていただければと思います。・買わなくてOKな防災グッズ1 テント:避難所に行けば基本的に野外で寝泊まりすることはほとんどないため、テントの必要性は低いです。また、避難所内では広げるスペースがなかったり、避難所によってはテントの設置が禁止されていたりすることもあります。テントを用意するよりも、寝袋・エアーマットを優先して用意するのがおすすめです。・買わなくてOKな防災グッズ2 手回し系のグッズ:ラジオ、懐中電灯、充電器を用意するなら手回しよりも、通常の電池式のものや充電式のものを用意するほうがおすすめです。また、電池式を用意する際には十分な量の電池も併せて用意しましょう。・買わなくてOKな防災グッズ3 大容量ポータブル電源:高価で大容量のポータブル電源を用意するよりも、停電時でも情報収集などに欠かせないスマホだけでも利用できるように、持ち運びやすい小型のポータブル電源やモバイルバッテリーを優先して用意するのがおすすめです。・買わなくてOKな防災グッズ4 ナイフ:もし用意するのであれば、ナイフのみの機能だけではなく多機能な防災用の万能ナイフを用意するのがおすすめです。・買わなくてOKな防災グッズ5 ロープ:ロープを正しく取り扱うためには専門知識と訓練が必要です。何かを縛る目的であれば、ガムテープを優先して用意するのがおすすめです。・買わなくてOKな防災グッズ6 大容量の水:運びやすく使い切りやすい500ミリリットルを3日〜1週間程度分、優先してたくさん用意するのがおすすめです。・買わなくてOKな防災グッズ7 ローソク・マッチ/ライター:室内を明るくできるアイテムを揃えたいのであれば、電池式や充電式の懐中電灯やランタンを優先して用意するのがおすすめです。・買わなくてOKな防災グッズ8 コンパス:オフラインでも利用できる地図アプリを事前にスマホにダウンロードしておいたり、災害時に被災地で無料で利用できる「00000JAPAN」などを活用したりしましょう。東京都であれば「東京都防災アプリ」がおすすめです。・買わなくてOKな防災グッズ9 携帯用浄水器:断水に備えて十分に500ミリリットルの飲料水を用意しておくほうがいいでしょう。
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川の近くに住むなら、やっておきたい水害対策6選【防災士解説】

今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「引っ越し予定のマンションのやや近くで、数年前に川の氾濫がありました。近隣の住宅・スーパー・工場などが実際に水没したのも見たので不安です。事前の対策として適切なことなどはありますか?」という質問に対して、「川の近くに住むなら、やっておきたい水害対策」を紹介します。水害は、予測が難しい地震とは異なり、事前にある程度予測ができる災害です。自分の命を守るためにも、事前にできる水害対策を知り、正しい知識を身に着けていきましょう。日本は降水量が多いため、台風や豪雨などによる水害が毎年各地で発生していますよね。水害は時には川の氾濫や土砂崩れを引き起こし、人や家屋までを飲み込む恐ろしい災害です。水害は、「​​6月~7月の雨季シーズン」と「8月~9月の台風シーズン」に発生しやすいと言われています。そのため、これらの季節は特に対策を怠らないようにし、情報収集も欠かさないようにしてくださいね。また近年、ゲリラ豪雨は増加傾向にあるため、水害は私たちの身近でいつ起こってもおかしくない災害です。水害の影響で停電や断水となるリスクもありますので、ご自宅のマンションやアパートが最上階であったとしても、必ずしも安心ではないということを覚えておきましょう。川の近くに住むならやっておきたい水害対策を6選紹介・水害対策1:ハザードマップで水害のリスクを知ろう・水害対策2:避難場所・避難経路を確認しよう・水害対策3:非常用持ち出し袋の準備をしよう・水害対策4:情報収集の仕方を決めておこう・水害対策5:正しい避難行動を覚えておこう・水害対策6:家電などは高い位置に配置しよう 近年ではゲリラ豪雨が増加傾向にあり各地で水害が起こっているため、川の近くなど水害リスクがある場所に住んでいるのであれば、なおさら危険に遭う可能性が高くなっています。そのため、特に川の近くに住んでいる人は、水害被害に巻き込まれないためにも事前に水害対策を行ったり、正しい知識を身に着けておいたりする必要があります。もし、川の近くに住むことで水害への不安を強く感じるなら、他の場所に住むことを検討してみるのもいいですね。
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本当に役立つ防災グッズは?費用をかけずに買うべきもの【防災士解説】

今回は、防災士が「費用を抑えたいときでも買うべき、本当に役立つ防災グッズ」を紹介します。防災グッズはついつい特別で高価なものと考えられがちですが、必要な防災グッズは案外リーズナブルに購入でき、身近で揃えられます。この記事をきっかけに、防災グッズの準備をまずは一歩はじめてみてほしいです。1.救急セット:災害時は、多くの傷病者が発生するため怪我をしても直ぐに病院で見てもらえるとは限りません。そのため、災害時に怪我をした際には自身で応急手当するしかない可能性もあり、救急セットは必ず用意しておきたいアイテムの一つです。100均で手軽に揃えられます。細々と買い揃えるのを面倒に感じるなら、セットになった商品を買うのもよいでしょう。2.簡易トイレ:便器等に便袋を付けて、排泄後に吸水シートや凝固剤で水分を安定化させるものです。100均やホームセンターなどで購入できますよ。3.モバイルバッテリー:いざというときスマホが使えないという事態にならないためにも、モバイルバッテリーの用意は欠かせません。モバイルバッテリーを選ぶ際には複数回充電ができるよう大容量のものを選び、充電ケーブルも複数本あわせて準備しておきましょう。4.懐中電灯:災害の影響で停電してしまった際に安全に行動できるよう欠かせないアイテムです。懐中電灯を選ぶ際には、連続点灯時間が長いものを選ぶのがおすすめ。また、ラジオがついているなど、懐中電灯にプラスアルファの機能が備わっている商品を選ぶのもいいですね。 まずは揃えてほしい4つの防災グッズを紹介しましたが、これら以外にも揃えてほしい防災グッズはたくさんあります。防災グッズをできるだけ費用をかけずに揃えたい方に向けて、安価に揃えるコツも紹介しています。実際に災害を経験してみないと、防災グッズの必要性を実感するのは難しいですよね。しかし、一つでもいいので防災グッズを準備していることで、いざ災害に遭遇した際にそのアイテムがあなたの生活や、ときには命を守ってくれることに繋がるかもしれません。まずは一つでもいいので、準備を始めてみてくださいね。
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【防災士解説】防災リュックに入りきらない!圧縮のコツは?

非常用持ち出し袋の中に不必要な物を詰め込みすぎて、リュックの口が閉まらないなんてことはありませんか?今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「非常用持ち出し袋を詰めるコツ」に関して紹介します。緊急を要するいざという災害時に、本当に必要なものだけを持って素早く避難できるように、詰め方のコツを学び災害時に役立つ非常用持ち出し袋を用意していきましょう。非常用持ち出し袋に入りきらないとき、チェックすることは4つです。1.まずは最低限必要な中身に絞ろう:非常用持ち出し袋は持っていける重さや容量に限りがあるため、できるだけ不必要な物を入れないようにしましょう。中身が入り切らない、または重たくて持てないという方は、まず中身の見直しを行ってください。2.一次避難用・二次避難用に中身を分けよう:一次避難の際には、自分の命を守るために一刻も早く避難する必要があるため、1日程度過ごせる必要最低限の物だけを持ち出すことが大切です。3.大容量の非常用持ち出し袋を用意しよう:中身が入り切らないのは、用意しているリュックの容量が小さいからかもしれませんね。4.圧縮アイテムを活用しよう:ブランケット、衣類などかさばる布類は圧縮袋を活用し圧縮することで非常用持ち出し袋の中身をスッキリでき、他の物を入れられるスペースが作れます。 非常用持ち出し袋の中には、心配になってあれもこれもとついつい余計なものまで入れてしまうことが多いですよね。しかし、一次避難用と二次避難用に分けたり、必要な物に優先順位をつけたりすることで、非常用持ち出し袋の中身をスッキリできますよ。また、必要なものは季節やその時々で変わってくるため、できれば年に数回、難しければ9月1日の防災の日など年に1回でもいいので、非常用持ち出し袋の中身を見直してみてくださいね。
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実家が被災…遠方に住む私ができることは?【防災士解説】

実家を離れて遠方で暮らしているときに実家が被災したら、不安でたまりませんよね。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「遠方の実家が被災した場合」について解説します。遠方の実家が被災した場合、私たちにできることは何なのか、また離れた場所からでも実家を手助けできるのか、詳しく紹介していきます。遠方の実家が被災したときは、何をすれば助けになるでしょうか?質問「以前に実家のある地域で地震があったときは『帰ってこなくていい、大丈夫だから何もしなくていい』と言われてしまいました。押し切って帰るべきだったのか、支援物資などを送るべきだったのか…どうすればよかったのか知りたいです。」回答:遠方の実家が被災した場合、何よりもまずは家族の安否確認を行いましょう。しかし、災害時はスマホなどの携帯電話の回線が混雑し通じにくくなることがあります。そのため、緊急を要する人が消防や警察等へ助けを呼べなくなる可能性があるため、できるだけ電話での安否確認は避けてください。代わりに、災害時にはEメール・SNS(Twitter・Facebook・LINEなど)・通話アプリなど、パケット通信を利用したツールで連絡を取ることが推奨されています。災害時にすぐに安否確認ができるよう、平常時に家族と「災害時の連絡のとり方」を決めておくことが大切です。被災した実家へ支援物資を送る方法:災害時は、支援物資など多くの荷物が行き来することが予想されます。不要不急の荷物を家族へ届けることは避け、本当に支援物資を必要としている場合のみ届けるようにしましょう。災害時に荷物を送る場合には、郵便局のサービス(ゆうパック、レターパック等)を利用するのがおすすめです。また、災害の影響から荷物の発送に遅延が発生する可能性があるため、ナマモノや冷凍食品、賞味期限が近い食品を送るのは避けてください。また、ライフラインがストップしている場合、お米や小麦粉など調理が必要な食材も避けましょう。被災した遠方の実家へ赴いても大丈夫?:特に被害の大きい大規模な災害の場合は、被災直後に実家へ赴くことは基本的には推奨しません。被災直後の現地は多くの混乱が予想され、二次災害などの危険性も考えられるでしょう。「自分が行っても迷惑を掛けるかもしれない」「心配だけど行くのが怖い」など、不安がある場合には行かない選択をおすすめします。もちろん現地へ赴くことで手助けできることもたくさんありますが、赴かずとも遠方から手助けできることはちゃんとあります。無理はせず、自分でできる範囲で実家の手助けを行いましょう。最後に、もし遠方の実家が被災して家族と連絡が取れない場合は、災害用伝言ダイヤル・災害用伝言板を活用したり、郵便葉書等の無償交付を利用したりしましょう。まずは何よりも、家族の安否確認と現地の正しい情報を収集することが先決です。その後、本当に自分が現地に赴いても大丈夫なのかを判断してください。また、もし現地に赴けなくとも、遠方からでも家族を手助けする方法があるということも、忘れないようにしてくださいね。
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【2021年版】プロが買ってる防災グッズ!防災士のおすすめ8選

今回は、防災士である私が2021年に買ってよかった防災グッズを紹介していきます。100均(100円ショップ)で買ったもの、非常用持ち出し袋に追加したもの、防災備蓄のローリングストックに取り入れた非常食…全8商品をご紹介します。まずは100均で買った防災グッズのご紹介から。100均の防災グッズは、今年も便利な商品が登場しています。 1.ダイソー 非常持ち出し4点セット:軍手・アルミブランケット・マスク(3枚)・簡易トイレ(3個)がセットになった、ダイソーの「非常持ち出し4点セット(税込550円商品)」です。こちらの商品は非常用持ち出し袋の中に入れてももちろんいいですが、私は外出時や旅行の際に持ち出す防災ポーチとして購入しました。 2.ダイソー アルコールバーナー五徳:カセットコンロはある程度大きさがあることや、ガスボンベと合わせて用意しなければならないことから、コンパクトなのに災害時でもお手軽に温かい食事ができるダイソーの「アルコールバーナー五徳」を購入しました。五徳を用意する際には、固形燃料とライターなどの火起こし道具も忘れず用意してくださいね。 3.パズルマット(ジョイントマット):パズルマットは組み合わせることで机や目隠しにもなり、下に引けば座布団の代わりにもなり、寒さ対策にも有効ですよ。 4.折りたたみヘルメット:通常のヘルメットが場所を取り邪魔になっていたことから、コンパクトに収納できる「折りたたみヘルメット」を購入しました。折りたたみヘルメットに変えたことで、非常用持ち出し袋の中にも収納できるようになりました! 5.ポータブル電源:少し値段はしますが小型のポータブル電源を思い切って今回購入しました。20000mAhの大容量バッテリーで、スマホであればおおよそ5回程度充電可能です。 6.シンプルデザインの生理用品:これまで、非常用持ち出し袋には通常の一般的な生理用品を入れていましたが、今回「エリス 素肌のきもち 超スリム シンプルデザイン」という生理用品に変更しました。 7.オートミール:コスパもよく・調理もあまりいらず・効率よく栄養が取れるオートミールをパックご飯やアルファ米の代わりに備蓄することに!お湯や水を入れてふりかけや缶詰などの具材を入れるだけで簡単に調理もできるため、電気やガスが利用できない災害時にも困りません。 8.水で溶ける粉末清涼飲料:私自身はぬるい水を飲むのには苦手意識がありました。そこで飲料水とともに「水で溶ける粉末清涼飲料」も備えることに。商品によっては鉄分やビタミンなど栄養も取れるものもあります。 ご自身で判断し、「自分には必要だ!」と感じたものがもしあれば、是非今回紹介したものを参考に、災害に向けて準備を行ってくださいね。
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ワンルームでも置ける!防災備蓄・防災リュックのアイデア商品

災害時に備えて、防災備蓄・非常用持ち出し袋を用意したいけど、置き場所がない。または、用意はしているけれど邪魔になるから押入れの中にしまっているなど、置き場所に関して悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「防災備蓄・非常用持ち出し袋の置き場所・収納」について紹介します。防災備蓄や非常用持ち出し袋をうまく収納し、いざという必要な際にすぐに手に取りやすいように備えましょう。非常用持ち出し袋は、やはり災害時にすぐに持ち出せなければ用意している意味がありません。そのため、非常用持ち出し袋はすぐに持ち出しやすい場所に設置することが重要であり、押し入れ・クローゼット・床下収納など、すぐに取り出せない場所に置いておくのはNGです。しかし、ワンルームのため部屋が狭かったり収納できる場所がなかったりし、適切な場所に非常用持ち出し袋を置きたくても置けないという方もいるでしょう。そのような方には、次に紹介するワンルームでも置きやすい非常用持ち出し袋がおすすめですよ。おすすめ商品をご紹介します。・玄関扉に取り付けられる非常用持ち出し袋・インテリアの一部になる防災ボックス・イス型の非常用持ち出し袋・棚に入るA4サイズの非常用持ち出し袋また、避難時に持ち出す非常用持ち出し袋だけではなく、食料品や日用品など災害時に向けて自宅に用意している防災備蓄に関しても収納アイデアを紹介していきます。防災備蓄を収納する場所がないと考えている人の中には、一箇所にまとめて収納してしまおうと考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、防災備蓄は一箇所に収納するよりも分散させて収納するのがおすすめです。分散収納することで、災害の影響で取り出せなくなるリスクを軽減できるためです。また、まとめて一箇所に収納できる場所がないという方でも、分散収納ならちょっとしたスペースを見つけて収納ができるのではないでしょうか。防災備蓄する際にはローリングストック法を用いるのがおすすめです。ローリングストック法とは簡単に説明すると、「食材を買って、それを食べて、食べた分だけまた買い足す」サイクルのことをいいます。食材や日用品を防災備蓄用として別途購入するのではなく、普段使いしながら備蓄が行えるため、余分な備蓄を行わずにすみますよね。また、収納場所も普段食材や日用品を収納している場所を活用すればよいため、新しく用意する必要はなく効率よく防災備蓄が行えるでしょう。
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保冷剤を災害用トイレに再利用する方法。注意点は?【防災士解説】

防災士という防災系の資格保有者である私が、保冷剤を「災害時の非常用トイレ」に再利用する方法を紹介します。実は、保冷剤は災害時に有効活用できるため、溜まってきたからと捨ててしまうのはもったいないですよ。災害時用の簡易トイレは、最低でも3日分~1週間程度を備えておくのが望ましいですが、ライフラインが長期間復旧しない場合、用意していた簡易トイレがなくなる可能性もありますよね。また、まとまった簡易トイレを用意するとなるとある程度の費用もかかるでしょう。ですから保冷剤を再利用した簡易トイレの自作方法を覚えておくと、役に立ちますよ。自作方法の前に、まず、簡易トイレの仕組みを説明します。一般的な市販の簡易トイレは、組み立て式のダンボールやトイレに便袋をつけ、排泄後に吸水シート・凝固剤を利用して水分を吸収します。使用後は、凝固剤で水分が吸収された便袋を処理します。保冷剤は「水」と「高吸水性ポリマー」という成分でできています。高吸水性ポリマーは、自重の数百~数千倍の重量の水を吸収する効果があります。そのため、保冷剤から高吸水性ポリマーのみを抽出することで、簡易トイレには欠かせない、排泄物を吸収してくれる「凝固剤」の代わりとして活用できるのです。では、具体的にどのように保冷剤を再利用して簡易トイレを作成できるのか、またどのように使用するのかを紹介していきましょう。小さめの保冷剤3〜4個で1回分のトイレとして使用可能です。また、「消臭入り」などと記載のある保冷剤なら、消臭効果も期待できます。なお、すべての保冷剤に消臭効果があるわけではないためご注意ください。また、保冷剤から取り出した高吸水性ポリマーは冷蔵庫で保管すれば半年ほどもつため、災害時に備えて作り置きも可能です。最後に、保冷剤を簡易トイレとして再利用する際の注意点を紹介します。1.保冷剤をシンクやトイレに流してはいけない 2.古い保冷剤には有害な成分「エチレングリコール」が使われていることがある 3.消臭剤や芳香剤として活用した保冷剤は、非常用トイレに適していない。ここまで、保冷剤から高吸水性ポリマーを抽出して再利用し、簡易トイレを作成する方法を紹介してきました。しかし簡易トイレを大量に手作りしたい場合には、高吸水性ポリマーや凝固剤が単体で販売されているものを災害時に向けてストックしておく方法もありますよ。まずは一度試してみてくださいね。
防災

防災士「大雪に備える防災グッズ・防災備蓄のおすすめはコレ」

近年では、雪国だけに限らず都心部でも大雪が観測されることが増えました。そのため、大雪に慣れていない地域の方の中には、どう対策を取ればいいのか不安な方もいるでしょう。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「大雪に備える方法」に関して紹介します。大雪の際には、雪の重みで電線が切れるなどし、停電が発生することがあります。このような停電が発生した際にも困らないためにも、大雪への対策をしっかり学んでおきましょう。質問:「昨年の大雪のとき、不安な気持ちで過ごしました(実家は雪の少ない地域で、大雪の経験がありません)。我が家はオール電化のマンションなので、もし停電になったら暖房も使えないし、料理もできなくなります。どのように対策すればよいでしょう?」大雪に備えるためには、まず普段から寒さに強いお部屋づくりを行っておくことが重要です。防寒具や冬物の寝具を用意したり、床には絨毯を引いたり、すべての窓にカーテンを設置したりなどの対策が考えられます。また、地震や台風などの災害同様に、大雪に備えて防災備蓄を行っておくことも大切です。ではどのよなものを備蓄しておけばいいのか紹介していきましょう。防災備蓄として考えられるものは以下の通りです。食料・水・日用品、除雪用具、停電に備えた備蓄など。電気がなくても温かい食事ができるよう、カセットコンロと一週間分のカセットボンベも用意してください。最後に、大雪に限らず、冬季の災害による停電時におすすめな防災グッズを5選紹介します。アパート・マンションの場合は、石油ストーブなど灯油を使った暖房器具が禁止されていることも多いです。マンションやアパートで灯油を利用する際には、契約内容・管理規約を必ずご確認ください。規約に何も書かれていない場合でも、十分に注意して取り扱いましょう。大雪に備えて暖房器具等を購入する際には、マンションやアパートの契約内容もよく確認してから、問題のない商品を購入しましょう。
防災

マンションが火事!持って逃げるべきは通帳・印鑑よりも…【防災士解説】

自宅でしっかり対策を行っていたとしても、ときにはマンション・アパートの隣家から火事が発生し延焼による被害を受けてしまう可能性もありますよね。そんな、もし火事の被害にあってしまった際、みなさんは何を持ち出して避難しますか?今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「火事で持ち出すもの」に関して紹介します。火事の際には、パニックになり冷静な判断ができない可能性が高いと考えられます。そんな際でも、素早く必要なものを持ち出し避難できるよう、火事の際に最低限持ち出したほうがよいものを事前に知っておきましょう。火事のときまずは持ち出すものを考えるのではなく、一番優先すべきは【自分の命】です。しかし、火事の際に何も持たずに逃げたことでその後困ったという声も少なくありません。また、火事という危険な状況下で、冷静な判断ができず持ち出す必要性が低いものまで持ち出してしまうという声も。そのため、火事の後に困らないよう、無駄なものを持ち出すことで逃げ遅れないよう、素早く持ち出せることを前提とするのであれば、最低でも次のような4つのものを持って逃げるといいでしょう。(1)スマホ(2)財布(3)身分証明証(4)ハンカチ・タオル 持ち出し忘れたものに気がついたとしても、絶対に引き返さないようにしてください。引き返した際に、扉や窓を開けることにより空気が流入し、爆発的な燃焼現象を起こす「バックドラフト現象」などを引き起こす可能性があります。また、室内の限られた場所で火の手が上がっていたとしても、短期間で一気に部屋の全域に火が拡大する「フラッシュオーバー現象」などが起こる危険性も。そのため、過去の火事では避難した後に、引き換えしたことにより犠牲になった人も少なくありません。もし火事にあった際に、どのような補償を受けられるのか把握するためにも、事前に加入している火災保険の内容を確認しておくことをおすすめします。また、迷わず素早く逃げるためにも、火事の際に持ち出すものを明確に決めておき、普段から手に取りやすい場所にそれらを置いておきましょう。
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一人暮らしで被災、もしも大怪我をしたらどうなる?防災士が解説

災害時にケガをしてしまった場合、どのように治療を受けられるのか皆さんご存知でしょうか?今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「災害時の医療体制」について紹介します。大規模な災害の場合、国から「災害救助法」の指定を受けた地域在住の被災者は、医療機関における医療費の一部免除を受けられます。また、保険証を持ち合わせていない、紛失・消失した場合でも医療機関の利用が可能です。意識不明であり、なおかつ保険証などを持ちあせておらず身元確認ができない場合でも、警察などの関係機関に照会が行われ、身元が特定できれば親族に連絡が入るため、心配ありません。傷病者が多数発生する大規模災害では、多くの人が大怪我をし治療を必要とします。また、災害の影響により道路が使えず、たとえ大怪我をしたとしても救急車の到着を期待できない可能性もあるでしょう。傷病者の治療優先順位を決める「トリアージ」が行われるようになりました。これにより、緊急を要する重症度の高い傷病者から適切に処置や搬送が行われるようになったのです。大規模災害では、必ずしもすぐに治療が受けられるとは限りません。「緑タッグ」に相当する怪我であれば、自分や周りの人が怪我をしてしまっても対応できるよう、簡単な応急手当の方法を覚えておきましょう。また、災害時には救急道具が手に入るとは限らないため、代用品で治療できる方法を重点的に紹介します。また、もし意識不明で運ばれた際でも、身元がすぐに分かるよう「身元確認メモ」を持ち歩くことも大切ですよ。身元確認メモには、住所・名前・電話番号・家族や会社の連絡先・かかりつけ病院・常備薬など記載しておくといいです。また、財布などに入れて日頃から持ち歩いておきましょう。紙のメモの代わりに、iPhoneの「メディカルID」やAndroidの「緊急情報」などを活用するのもおすすめです。災害時に備えて、非常用持ち出し袋などを備えることも大切ですが、災害時の医療機関の体制について知っておくことも大切。正しい知識を身につけておくことで、災害時に必要な治療を適切に受けられるようになるでしょう。
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家庭用消火器は必要?どこで買える?防災のプロのおすすめは…

防災士という防災系の資格保有者である私が、「家庭用消火器」に関してその必要性や、おすすめの商品を紹介します。万が一の火事に備えて、自宅に家庭用消火器を設置したほうがよいと考える方もいるでしょう。一般的な消火器というと、重たくて大きく、家庭に置くには邪魔なイメージですよね。しかし、「家庭用消火器」という住宅火災に適して開発された消火器が存在しています。女性も扱いやすく軽量な商品が揃っており、家庭内に設置しても邪魔にならないようになっているのが特徴です。一般家庭への家庭用消火器の設置は義務づけられていませんが、初期消火用として設置しておくことで、万が一家庭内で火災が発生した際には、初期段階で消火ができ自分の命を守れるでしょう。近隣住民の命を守ることにもつながります。令和2年の消防庁のデータによると、建物火災の主な出火原因の1位は「コンロ」であり、続いてたばこ、放火が原因となっています。1位のコンロでは、主に「放置する、忘れる」といった火の不始末が要因となり火災が発生しているようです。では、どのような家庭用消火器・消火具がおすすめなのか種類別に紹介していきます。ホームセンターやネット通販で入手可能です。■粉末消火器:最も一般的な消火器であり、粉末の消火薬剤を用いて消火を行います。粉末消火器は、火を抑える力が最も強く、普通火災・油火災・電気火災のあらゆる出火原因に対応可能なことが特徴です。また、ほかのタイプと比べ、軽量・安価で入手しやすいこともおすすめの理由としてあげられます。■液体消火器:液体の消火薬剤を噴出し消火を行います。粉末消火器とは異なり、水系のため冷却効果や浸透力に優れ、再熱しにくいのが特徴です。また、粉末と比べ後始末がしやすいといったメリットもあります。油火災に適した消火器であり、キッチンへの設置に向いた消火器です。■エアゾール消火具:消火薬剤を液化ガスまたは圧縮ガスの圧力で噴霧状に噴射し消火できる消火具です。油火災や普通火災の初期消火に有効。大きな火災には不向きであり、消火器ではないため、粉末消火器または液体消火器と組み合わせて補助的に備えておくことをおすすめします。■投てき消火用具:液体状の消火剤が入ったボトルやボールなどを投げ込むことで消火できる用具です。力のない女性でも扱いやすく、投げるだけで初期消火が行えることがメリット。また、あらゆる火災の初期消火に有効です。■消火シート:火元にシートを被せて初期消火を行える商品です。油火災などの小さい炎に使用でき、キッチン周りに設置しておくといいでしょう。こちらも、大きな火災には適していないため消火器の補助として用意してください。
防災

「地震のとき机の下に隠れる」は正解?防災士ならこうします!

子どもの頃、避難訓練の際に「机の下に隠れる」と習った方がほとんどでしょう。そのため、地震の際には机の下に隠れるのが正解だと思っている方が多いと思います。しかし、本当に正しい行動なのでしょうか?今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「地震のとき机の下に隠れるは正解?」という疑問にお答えします。「地震のとき机の下に隠れる」という対策は、身を守るための行動として間違ったものではありませんが、地震の強さや自身がおかれている状況によっては適切な行動ではない場合があります。◆「玄関などの安全ゾーンへ退避」が原則:地震の際は、机の下に隠れるのではなく「安全ゾーン」へ退避することが原則です。安全ゾーンとは、家具の転倒・落下物・ガラスの飛散などの心配がなく、閉じ込められない場所のことを指します。自宅の中では、「玄関」が安全ゾーンの条件に当てはまりやすく、構造上頑丈であることや、ドアを開ければすぐに外への避難経路が確保できることから、地震時に比較的安全な場所とされています。◆「机の下に隠れる」のが適切な場合:安全ゾーンへ退避する余裕がないなど、身を守る方法がない場合は机の下に隠れるしかありません。または、学校などの耐震性の高い建物にいる場合は、机の下に隠れる行動が適切です。机の下に隠れる際には、揺れがおさまるまで机の脚にしっかりつかまりましょう。また、揺れがおさまったらドアや窓を開けて、閉じ込められないように避難経路を確保してください。◆「建物の外へ逃げる」のが適切な場合:強い地震の場合、机の下に隠れたとしても机ごと飛ばされたり、固定されていない机の場合はぶつかって怪我をしたりとかえって危険な場合があります。また、古い木造家屋などの耐震性のない建物の場合、倒壊したり天井が崩れたりして閉じ込められる可能性も。一刻を争う事態の場合、素早く外に避難することが大切ですが、外へ避難する際には上からの落下物に注意を払いながら避難しましょう。また、ヘルメットなどを着用し頑丈なもので頭を守ることも大切です。◆日頃から行える地震対策 (1)安全ゾーンや避難経路の確保:地震時に必ずしも最も適切な安全ゾーンである玄関に退避できるとは限りませんよね。そのため、家具を設置しないなど物を何も置かない空間を作り、玄関以外の安全ゾーンを作っておくことも大切です。(2)家具の転倒防止やガラスの飛散対策を行う:地震の際に、家具が転倒したりガラスが割れて飛散してしまったりと、身動きが取れず逃げられないという状態も考えられます。そうならないためにも、家具の転倒防止やガラスの飛散対策を日頃から行っておきましょう。(3)耐震性のあるマンション・アパートに引っ越す:今後引っ越し予定がある場合は、震度5強程度の地震では建物に損傷が出ないとされている「新耐震基準」に適合したマンション・アパートに引っ越しましょう。
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台風や地震で電車が運休…帰れないときはどうしたら?【防災士解説】

社会人であれば、日中は会社など自宅以外で過ごしていることが多いでしょう。そのため、自宅に居る際だけでなく、外出中に災害にあってしまう確率は十分高いですよね。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「災害で自宅に帰れないときどうすればいいのか」について紹介します。とくに都心部では、災害が発生し交通機関がマヒした場合、多くの帰宅困難者が発生することが予想されます。帰宅困難者とは、自宅までの距離が遠く徒歩での帰宅が困難な人のことを指します。外出中に予期せぬ災害にあってしまい、交通機関がマヒし帰れなくなってしまったとしても、むやみに移動しないように心がけることが大切です。なぜなら、多くの人が一斉に帰宅しようとすると、駅周辺や路上などで大混雑が発生する可能性があるためです。もし、大混雑に巻き込まれた場合、集団転倒にあうなどのリスクが伴います。そのほかにも、混雑により緊急車両が通れなくなり人命救助にも支障がでる可能性も。まずは、外出中に災害が発生した際にはまず身の安全確保を行い、スマホで正しい災害情報や交通情報を入手することから始めましょう。交通機関が復旧するまでの滞在場所としては、一時滞在施設・災害時帰宅支援ステーション・職場などが考えられます。災害時帰宅支援ステーションは、一時滞在施設とは異なり、物資(食料、毛布またはブランケット等)の提供は受けられないことが特徴です。待機場所を探しているのであれば一時滞在施設のほうが適切です。もし、職場にいる最中や職場付近で災害が発生した際には、原則職場で3日程度待期しましょう。災害発生から3日程度は救助活動が優先されるため、混雑した状況が続くことが予想されるためです。もし、交通機関の復旧を待たず自力で自宅に帰宅するのであれば、「安全に」「自力で」「歩いて」帰れることが条件です。しかし、基本的には歩いて帰ることは推奨しません。途中で食料・水が足りなくなること、トイレが使えないこと、女性の場合は夜のひとり歩きは危険なこと、余震の心配があることなど、さまざまな問題が考えられるためです。しかしペットを飼っているなど、地震の際に絶対に自宅に帰らなければならない理由がある方もいますよね。その場合は、徒歩帰宅の訓練を事前に行うことをおすすめします。実際に、職場から自宅まで帰宅経路を歩き、沿道の様子を確認したり、帰宅支援マップ等を見て休憩場所などの確認を行ったりしましょう。また、地震の影響で通行不能になる道が出ることも考え、2通り以上のルートを用意しておくといいです。都心部では、災害時に大勢の帰宅困難者が見込まれることから、「帰宅困難者対策訓練」を実施している場合もあるため、各自治体の情報を確認してみてください。