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避難所に行く基準は?防災士が「避難所or家で待機」を決める場合は…

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災害時、避難所へ行くよりも、できるだけ慣れ親しんだ自宅で避難生活を送りたいと考える方も多いのではないでしょうか。もちろんいざというときは避難所に行かなくてはなりませんが、慣れない地域住民との共同生活を送ったり、感染症のリスクがあったりとデメリットも想像できますよね。

こんにちは、カーサミアライターのえなです。防災士という防災系の資格保有者である私が、防災に関する疑問を解決していきます。

今回は、「避難所or在宅避難の見極め方」とそれぞれの「メリット・デメリット」に関して紹介します。また、避難所と在宅避難のどちらの避難方法も選択できる場合、自分がどちらの避難方法を取るのかも事前に決めて準備しておきましょう。

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質問:避難所or在宅避難の見極め方は?

避難所へ行った方がいい災害と、家で待機してもいい災害とを教えてほしいです。

避難所生活は気を張るものだろうと思いますし、できれば避けたいですが、命には変えられないので…。
家で待機するのは危険な場合がわかっていると安心だと思いました。

かさみやちゃん
かさみやちゃん

避難所に行くことだけが避難ではなく、時には在宅避難という選択も可能ですよね。では、避難所or在宅避難の見極め方について伺ってみましょう。

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回答:避難所or在宅避難の見極め方を紹介

自宅や隣家の危険度と、自宅で生活できるかを見極めよう|イメージ画像:イラストAC

災害時に、避難所に行くべきかそれとも在宅避難するべきかを見極めるための方法を紹介していきます。

見極め方1 自宅や隣家の危険度を確認

地震のときと、台風・大雨のときに分けて危険度の確認方法を説明します。

地震のとき

地震の場合は、自宅の損壊の大きさや倒壊の危険性がないかなど自宅の被害状況を確認しましょう。

もし、「応急危険度判定」が実施された場合には、その判定結果に従ってください。「応急危険度判定」とは、地震後の二次被害を防ぐために建物の被害状況を調査し当面の使用の可否を判定するものです。

各自治体の指示のもとに地震発生後できるだけ速やかに、応急危険度判定士が無料で調査を実施します。緑(調査済み)・黄(要注意)・赤(危険)の3段階のステッカーで判定され、判定後ステッカーが建物の入口など目に付きやすい場所に貼られています。

また、隣家で火事や倒壊の被害がある場合、自宅に影響はないかも確認しましょう。

台風・大雨のとき

台風・大雨の場合、浸水や土砂災害など自宅に二次災害の危険性はないか確認しましょう。

また、自身が住む地域に「高齢者等避難」「避難指示」などの避難情報が出された場合や、ハザードマップを確認し被害が想定される場合も避難所へ避難しましょう。

避難情報やハザードマップの見方は次項で説明していきます。

■ハザードマップの見方は?

ハザードマップとは、災害の被害範囲や避難場所・避難経路などを記した地図のことです。洪水・土砂災害・高潮・津波・火山など災害ごとにハザードマップは用意されています。

該当の災害に関連するハザードマップを確認し、自宅周辺で被害に遭いそうな場所がないか調べましょう。

ハザードマップは、各市区町村の役場で紙媒体で配布されています。自治体によっては各自でハザードマップを作成している場合もあるため、「自治体名 災害名 ハザードマップ」などと検索をかけ、各自治体のHPから確認する方法もあります。

また、国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」からも確認可能です。その他にも、自治体などが提供している防災アプリを活用する手もあります。

■避難情報の見方は?

台風や豪雨により水害や土砂災害などの災害が引き起こされる場合、どのタイミングで避難すればいいのかという情報や、防災気象情報等の防災情報を5段階の「警戒レベル」で気象庁と各市区町村が伝えてくれます。

警戒
レベル
住民が取るべき行動避難情報等
5災害が発生または切迫しており、
命の危険があるため直ちに安全確保を行う。
緊急安全確保
4災害のおそれが高いため、
危険な場所から全員避難する。
避難指示
3災害のおそれがあるため、
危険な場所から高齢者等は避難する。
高齢者等避難
2気象状況が悪化しているため、
自らの避難行動を確認する。
大雨・洪水・高潮注意報
1今後気象状況が悪化するおそれがあるため、
災害への心構えを高める。
早期注意情報
引用:気象庁|防災気象情報と警戒レベルとの対応について

警戒レベル3「高齢者等避難」や警戒レベル4「避難指示」が出された場合には速やかに避難行動を取りましょう。

また、すでに警戒レベル5「緊急安全確保」が発令されているという場合には、避難所へ行くのはかえって危険な場合があるため命を守る最善の行動を取りましょう。

過去記事では避難情報に関する詳しい情報を紹介しているのであわせてご覧ください。

この段階でもし危険があると判断したり、不安があったりする場合には、避難所へ避難してください。

危険がないと判断できた場合には、次の「見極め方2 自宅で生活できるかを確認」に進んでください。

見極め方2 自宅で生活できるかを確認

自宅で生活するうえで、他人の力を借りずに最低でも3日から1週間程度、生活できるかどうかを確認しましょう。

確認するポイントは主に、

  • 生活必需品の確保ができているか
  • 停電・断水した場合に備えて対策はとっているか

です。

なお、在宅避難を選択した場合でも、避難所などにある仮設トイレ・マンホールトイレを利用したり、食料などの生活物資を受給したりすることは可能です。

もし自力で生活できない場合は避難所へ行きましょう。
自力で生活できる場合には在宅避難を選択することが可能です。

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避難所と在宅避難どちらが自分に向いているのか知ろう

「避難所」と「在宅避難」のどちらの避難方法も災害時に取れる場合、自分がどちらの避難方法を選択するのか事前に決めておきましょう。

避難所と在宅避難のそれぞれのデメリット・メリットを紹介しますので、自分にどちらがあっているのか判断してみてください。

避難所のメリット・デメリット

避難所を選択するメリット・デメリットは以下の通りです。

■メリット
・避難所は堅固な建物であるため、倒壊する可能性が低い
・必要最低限の生活物資が支給される
・情報を入手しやすい など

■デメリット
・地域住民と共同生活を送ることになるためプライベートが確保しづらい
・就寝時間や掃除当番など様々なルールがある
・感染症のリスクがある など

在宅避難のメリット・デメリット

在宅避難を選択するメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット
・普段住み慣れた家でストレスを減らして避難生活ができる
・感染症のリスクが少ない など

■デメリット
・支給物資の提供など情報を入手しづらい
・生活物資を自分で確保しないといけない
・ライフラインが断絶する可能性がある など

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避難所・在宅避難でそれぞれ準備しておくこと

避難所に行く場合、在宅避難する場合ともに事前の準備をしよう|イメージ画像:イラストAC

避難所に行く場合、在宅避難する場合に、それぞれ事前に準備しておくべきものを紹介していきます。

避難所に行く場合に準備しておくこと

災害時に避難所に行くことを考えているのであれば、飲料水や食料、着替え、貴重品、日用品など避難に必要な物を非常用持ち出し袋に用意しましょう。

非常用持ち出し袋は、1日程度過ごせる必要最低限の物(一次避難用)避難所へ長期避難する場合に必要な物(二次避難用)の2種類に分けて用意するのがおすすめです。

具体的にどのようなものを用意すればいいのかは、以下の過去記事を参考にしてみてください。

在宅避難する場合に準備しておくこと

在宅避難する場合は、最低でも3日分の食料品・水の準備を必ず行いましょう。また、ライフラインが断絶することを考え、電気・ガス・水道のライフライン代替の準備も必要です。

その他にも、地震に備えて家具の転倒防止や耐震補強の準備、災害時の情報収集手段の準備なども考えられます。

詳しい準備情報は、「【在宅避難】避難所に行けない・行きたくない…自宅で過ごすための防災対策って?」の記事をご覧ください。

災害が起きた場合、必ずしも避難所へ行く必要はありません。「自宅の安全が確保できているか」「自力で生活できるか」という基準で判断し、在宅避難という選択を取ることもできます。

ですから、災害発生後に「避難所or在宅避難を見極める方法」を覚えておき、正しい避難行動が取れるようにしておきましょう。

また、災害時に避難所・在宅避難どちらの避難方法も取れるよう、必ずどちらの事前準備も行っておいてくださいね。

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