停電時にスマホを充電するなら…おすすめ防災グッズ6選
災害時にスマホは、情報収集や家族や友人との連絡手段として欠かせないものです。そのため、災害時にもし停電してしまってもスマホが利用できるよう、充電できる防災グッズを用意しておきたいですよね。今回は防災士という防災系の資格保有者である私が、「停電時にスマホが充電できるおすすめ防災グッズ」に関して紹介します。災害時には何が起こるかわからないため、どのようなものを選べばいいのかわからないという方はもちろん、普段利用している充電グッズがあるという方も、ぜひ災害時のことを考え複数の充電グッズを用意してくださいね。(1)モバイルバッテリー:スマホを所持しているのであれば、1台はすでに持っているという方も多いのではないでしょうか。モバイルバッテリーは、小型ながら大容量のものが多いため、災害時のいざという時でも持ち出しやすく、電気がなくとも数回スマホを充電できるメリットがあります。用意する際は、できるだけ容量の多いものを選ぶのがおすすめ。20,000mAh程度のものを用意しておけば、フルで3回程度充電が可能です。(2)乾電池式充電器:電気が止まっていたとしても、乾電池さえあれば何度でも使えるといった利点があります。しかし、乾電池式充電器は防水機能を備えた商品が少ないため、雨などで濡れてしまうと壊れてしまうデメリットもあります。そのため、防水性のポーチなどに入れて備えておくといいでしょう。(3)ソーラー式充電器:電気や電池がなくとも太陽光さえあれば何度でも充電が可能であり、商品によってはライトや防水機能が備わった商品もあります。しかし、蓄電速度が遅いことや、天候により蓄電が左右されることがデメリットとしてあげられます。災害時に利用するサブの充電器として用意することをおすすめします。停電が長引くなど災害が長期化したときに役立つでしょう。(4)手回し式充電器:手回し式充電器とは、本体にハンドルが付いておりそれを回すことで電力を作ってくれる充電機器のことです。手回し式充電器の中には、ラジオやライトの機能も備わっているものもあります。自身の手で回すだけで充電できることは利点ですが、発電の際には音が大きいことや体力を消耗することが悪い点としてあげられます。蓄電速度も遅いことから、ソーラー式充電器と同様に災害が長期化したことを想定したサブの充電器として備えておくといいでしょう。(5)マグネ式充電器:マグネ式充電器とは、塩水とマグネシウムで電力を作ってくれる充電機器のことです。本体の中に、塩・マグネシウム棒・水を入れることで利用できます。マグネシウム棒一本で約10回ほどの充電が可能です。また、10年以上長期保存可能なため災害用として備えておくのにも適しています。災害時に塩水が手に入らない場合でも、代わりに海水で代用が可能です。しかし、充電速度はあまり早くないことや、マグネシウムがなくなってしまうと使えないこと、他の充電機器よりも値段が高く、持ち運びにくいというデメリットがあります。長期化した災害に備えてのサブの充電器として用意することをおすすめします。(6)シガーソケット式充電器:シガーケット式充電器とは、車の中にあるシガーソケットと呼ばれる円筒形の器具に差し込むことで利用できる充電機器。そのため、こちらは車がある人のみ活用できる充電機器です。車のエンジンをかけることで、充電が可能です。車のエンジンがかかるうちは何度も充電が可能であり、充電速度も比較的早いです。車を持っている一人暮らしの方はぜひ、車内にシガーソケット式充電器を一台備えておきましょう。また、車によってはシガーソケットが設置されていない場合もあるため、一度ご自身の車を確認してみてください。 また、災害に備えて、スマホの充電グッズと合わせて充電ケーブルや小型電源タップも用意しておきましょう。そしてスマホが充電できる防災グッズを用意することも大切ですが、災害時にできるだけスマホを長く利用できるよう、・液晶画面を暗くする・節電モードにする・圏外なら機内モードにする・アプリなどの通知を切るなどの、スマホの節電対策も覚えておきましょう。