鶏むね肉は味付けを変えることで様々なレシピが楽しめる便利な食材です。そのうえ価格も安く、冷凍もできるので節約にはもってこい!そんな鶏むね肉を冷凍保存する際におすすめの味付けをご紹介します。
こんにちは、鶏肉は「もも」より「むね」派のカーサミアライターの山本です。今回は、私のおすすめ【黄金比】の味付けと、様々なアレンジ方法を公開します。
アレンジをたくさん知っておくことで、マンネリを防止して楽しく節約に取り組めます。時短にもなりますよ。最後に冷凍保存のコツもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
鶏むね肉の味付け方法
基本的に下味をつけるのは生の状態です。購入するときに、既に冷凍してあったものを再冷凍することは推奨されていないので、自分で下味をつけて冷凍する場合は通常の生肉を購入しましょう。
一回冷凍してその後解凍した「解凍肉」も冷凍保存には向いていません。購入するとき「鶏むね肉(解凍)」のように書かれているものは避け、意識して選びましょう。
鶏むね肉をとりあえず冷凍!簡単に下味をつける
簡単な下味は解凍後の料理が定まってなくても、味付けのときにアレンジできるのでとりあえず冷凍保存したいときにぴったりです。
下味をつけることで、肉の食感が柔らかくなるだけでなく、調理するときに好きな味をつけられるのでおすすめです。
素材を活かして
素材の味を生かす下味なら酒・塩・砂糖だけでもOK。鶏むね肉1枚に対して酒大さじ1、塩小さじ1/2、砂糖小さじ1/2を揉みこみ、保存袋で冷凍します。
鶏むね肉1枚に対して…
- 酒:大さじ1
- 塩:小さじ1/2
- 砂糖:小さじ1/2
しっとり
しっとり食感が好きな人は鶏むね肉1枚に対して、下味としてオリーブオイル大さじ1、塩小さじ1/2を揉みこみます。
鶏むね肉1枚に対して…
- オリーブオイル:大さじ1
- 塩:小さじ1/2
塩麴で柔らか
また、発酵調味料である塩麴も下味にぴったりです。それは発酵調味料に含まれる麹菌の中のプロテアーゼという酵素がお肉のたんぱく質を分解してくれ、その結果柔らかくしてくれるからです。程よい塩分量なので保存性がアップするだけでなく、旨味もプラスされます。
鶏むね肉1枚に対して…
- 塩麴:適量(塩麴の製品パッケージ参照)
鶏むね肉を調味料に漬ける
しっかり下味をつけたい場合は醤油やみりんなどで漬け込みます。作る料理が決まっているならその料理に合わせた調味料を選ぶことで、しっかりと鶏むね肉に味が染み込み、おいしいおかずに仕上がりますよ。
作る料理が決まっていないときの、私のおすすめもご紹介します。一口大にカットした鶏むね肉を保存袋に入れ、酒大さじ1、醤油小さじ1/2、みりん小さじ1/2。これが私の「黄金比」の調味料です。
和風テイストな下味はそのまま焼くだけでもおいしくいただけます。風味をアップさせるならごま油大さじ1を加えるのもおすすめです。
鶏むね肉の味付け、私の「黄金比」
- 酒:大さじ1
- 醤油:小さじ1/2
- みりん:小さじ1/2
※ごま油:大さじ1 を加えて風味アップ!
「黄金比」で味付けした鶏むね肉、アレンジレシピ
続いて、しょうゆ・みりん・酒の「黄金比」の下味で味付けした鶏むね肉のアレンジレシピをご紹介。様々なメニューに変身しますよ。
揚げ粉をつけて揚げる、好みの野菜と炒めるなど、味が付いているので簡単にアレンジができてすぐに料理が完成します。
そのまま:鶏むね肉の照り焼き
黄金比の調味液で下味をつけた鶏むね肉は、解凍後に調味液ごとフライパンにIN。
弱火で蓋をし、煮詰めて照り焼きにすると立派な一品になります。鶏肉に火が通り、汁にとろみがついたら完成です。
アレンジ①鶏むね肉の唐揚げ
解凍後、たっぷりと片栗粉をまぶして揚げることで、簡単に唐揚げにアレンジできます。
下味の段階で生姜とニンニクすりおろしをプラスすれば風味がアップ!
アレンジ②鶏むね肉の炒め物
火を加えるときにマヨネーズをプラスすると、コクが出て違った味わいに変身します。お好きな野菜と炒めてくださいね。カット野菜や冷凍野菜を使えばさらに時短になります。
オイスターソースなどのこってり系との相性も◎。砂糖を少し入れると味に深みが増しますよ。
アレンジ③鶏むね肉のピリ辛焼き
ちょっと大人な味にしたいときは唐辛子や柚子胡椒、コチュジャンなどを加えるのもおすすめです。下味の段階で入れると、しっかりピリ辛味に。下味で入れていなくても、調理のときにプラスすれば大丈夫です。
味付け鶏むね肉の冷凍のコツ、6選
最後に、鶏むね肉の冷凍保存のコツをご紹介します。
雑菌が繁殖しやすい鶏肉は、下味をつけて冷凍することで保存期間を伸ばせます。下味をつけたまま冷凍することで味が染みやすいのも魅力です。
切ってから冷凍する
下味をつけるときは鶏むね肉を調理する大きさにカットしておくと、より味が染み込みやすくなります。カットしてある方が時短で解凍できますので、料理するときも便利です。
1枚をそのまま冷凍したい場合は、観音開きやフォークで穴を開けておくといいですよ。
フリーザーバッグを活用する
冷凍といえばフリーザーバッグ、というほど浸透しているアイテムです。ラップで包むより簡単に密封できるのが魅力。厚みもあるので破れにくく、食品を酸化や乾燥から守ります。
フリーザーバッグは基本的に再利用NGです。
通販ではお得な大容量タイプがありますよ!
空気が入らないように工夫
袋を閉めるときに空気が入ってしまうと酸化や乾燥の原因に。しっかりと空気を抜いて口を閉めましょう。空気を抜くことで調味液が全体に行き渡りやすいというメリットもあります。
平らにしておく
全体を均一になるように平らにすると、早く冷凍されやすいだけでなく、解凍もしやすくなります。なるべく袋の中で肉同士が重ならないようにして冷凍しましょう。
金属トレイにのせる
金属トレイは熱伝導率が高く、冷凍したい食材をのせて冷凍庫にいれると普段よりも早く凍ります。ゆっくり凍るよりも肉のくさみであるドリップが出にくくなり、よりおいしく保存できます。
簡単な解凍方法
急いでいるときは電子レンジの解凍モードを使うのもアリですが、晩御飯の予定が決まっているなら、当日の朝、冷凍庫のお肉を冷蔵庫に移しておくだけでOKです。
仕事から帰ると解凍できているので、すぐに調理が開始できますよ。
下味をつけると、料理の味も決まりやすいだけでなく、冷凍保存もしやすくなります。安い鶏むね肉でもおいしく食べられますよ。この記事では私の「黄金比」の味付けとアレンジレシピを紹介しましたが、みなさんもぜひ自分だけの黄金比調味料を見つけてくださいね。
鶏むね肉の味付け冷凍を活用して、楽しく時短・節約していきましょう!