食費の節約を意識していると、魚は少し高価で手を出しづらいですよね。そんな中、比較的リーズナブルに手に入るのは「いわし」です。
でも、いわしって調理がめんどくさそう、そう思ってためらっている人もいるのではないでしょうか?実はいわしは骨まで食べられて、調理法も意外と簡単です。
今回は、食物検定1級保持のカーサミアライターの山本がお得ないわしを、ちょっとの手間でおいしい料理にするコツを紹介いたします。ぜひ最後まで読んでくださいね!
いわしの骨は食べられる?
細かくて多いいわしの骨。1本1本取る事は不可能に近いことですよね。いわしの骨は食べられるので小骨は煮たり、砕いたりして一緒に食べることを推奨します。
いわしの骨を取らない下処理(頭と内臓を落とすやり方)
- 頭は胸ビレの後ろから切り落とす。ヒレを立ち上げるように包丁を入れると調理しやすいです。
- お腹部分の内臓があるところを大体の目安で包丁で切り取ります。残った内臓は流水で洗い流しましょう。
小骨はそのままでOKです!
いわしを骨ごと食べられる調理法
では、ここからは骨ごと食べる調理法を紹介します。
煮る調理法
定番の煮物は骨まで柔らかくする簡単調理です。頭と内臓を落とすやり方を覚えると、味付けをかえるだけで様々なレシピが作れます。
いわしの生姜煮
材料
いわし 6尾
生姜 ひとかけ
水 300cc
砂糖 大さじ1
みりん 大さじ2
酒 大さじ3
醤油 大さじ3
作り方
- いわしの頭と内臓を取る
- 生姜は千切りにする
- いわし以外の全部の材料を鍋に入れて温める
- 煮汁が温まればいわしを入れて中火にかける
- ホイルで落し蓋をしてそのまま煮詰める
- 煮汁がトロッとなるくらいまでそのまま煮詰めたら完成
生姜が魚の臭みを消すので、魚が苦手な人にもおすすめです。
いわしの梅煮
材料
いわし 6尾
梅干 3個
水 150cc
砂糖 大さじ3
みりん 大さじ2
酒 大さじ2
醤油 大さじ 2
作り方
- いわしの頭と内臓を取る
- 梅干はタネを取る
- いわし以外の全部の材料を鍋に入れて温まったらいわしを入れる
- 落し蓋をして中火で煮詰める
- 煮汁がトロッとなるくらいまでそのまま煮詰めたら完成
梅が骨までやわらかくしてくれるので、骨まで食べやすくなります。
いわしのつみれ料理
いわしは骨ごと砕くと栄養満点のつみれになります。フードプロセッサーがない場合は包丁でも細かくすることができるので手軽に作れますよ♪
いわしのつみれ味噌汁
材料
いわし 6尾
生姜 しぼり汁 適量
塩 小さじ1/3
卵白 1個分
作り方
- いわしの頭と内臓を取ったらフードプロセッサーで細かく砕く
- 塩を入れて、よくこねたら卵白を入れて混ぜる
- 鍋に熱湯を沸かし、団子状にしたつみれを入れ5~6分ほど煮て火を通す
- 味噌をスープにとかしたら完成
スープに味噌を入れることで魚の臭みを消し、味に深みを出してくれます。
いわしのつみれ揚げ
材料はつみれ味噌汁と同じでOKです。お好みでつみれの中にみじん切りの野菜や味噌などを混ぜてもおいしいですよ♪
作り方
- いわしのつみれを丸く形成したら170℃に油を熱した鍋に入れて揚げる
- 裏返しながら3~4分揚げたら完成
このまま食べても美味しいですが、ソースやマヨネーズなどをかけることで違う味も楽しめます。
いわしの骨を食べたくない!手開きの方法
いわしの身は柔らかいので手で開くこともできます。包丁もまな板もいらないので慣れると簡単ですよ♪
いわしの手開きのやり方
- えらの部分から指を入れ、頭を取る
- 内臓もそのままついてくるので、引き出すようにして全て出す
- 指でやさしくお腹のところを洗うようにして洗い流したら完成
新鮮ないわしの選び方
いくらリーズナブルに購入できるからといっても、新鮮でなければおいしさも半減ですよね。最後にいわしの選び方を紹介します。
目の澄み具合
新鮮ないわしは透き通った目で黒いのが特徴です。赤くなってきている目は鮮度が低いので選ばないように注意しましょう。
胴体のツヤ感
新鮮ないわしはみずみずしく、はりのある体をしています。青く艶のあるいわしを選びましょう。
魚は高いから手を出せない、そんなときはいわしを活用して節約しながら魚料理を楽しみましょう。骨を気にせず調理できるので、やり方がわかれば手軽に取り入れやすくなりますよ。
ぜひ簡単な調理法を試してみてくださいね!