大根がおいしい季節になりましたね!葉つき大根を買ったら、葉や茎の部分までおいしくいただくことで、ゴミも減らせて一石二鳥ですよ。
こんにちは、食物検定1級保持のカーサミアライターの山本です。
丸ごとの大根を買ったら、葉や茎が少しついていることが多いですよね。少しだけとはいえ捨てるのももったいない…そんな人におすすめの調理法をご紹介。茎の部分の保管方法も解説していきます。
大根葉の茎部分の食べ方は?
ちょっとついている茎の部分。そのまま捨てるのはちょっと待って!きちんと料理すれば茎も立派な食材になるんです。大根を買ったら丸ごと食べつくしちゃいましょう。
淡いグリーンの見た目を活かす
茎はほんのりグリーンですよね。これは、火を通すとさらに鮮やかなグリーンに変身します。汁物の具材に使っても彩りがきれいですよ。
茎のシャキシャキ食感を活かす
茎は火を通してもシャキシャキ食感が失われないところも魅力。1㎝幅に切って炒飯に入れると食感のアクセントにもなります。少し大きめにカットして炒め物の具材としても使えるので、余すところなく活用しましょう。
大根料理のかさましに使う
大根を煮るついでに余った茎部分も入れるとそれだけで付け合わせになります。茎部分はしっかりしているので煮崩れることも少なく、茎を入れることによって作り方を変える必要がないため特別難しいことはありません。
生でも食べられる
実は生でも食べられます。太くて固い部分は火を通した方が食べやすいですが、食べやすく斜めに切って醤油と鰹節をかければそれだけで立派な1品に。
大根葉の茎の活用レシピ
簡単な和え物にアレンジ
材料
- 大根の茎 大根1本分
- めんつゆ 大さじ1
- 熱湯で3分茹でる
- 水気を切る
- 1cm幅に切ってめんつゆを混ぜたら和え物の完成
生のまま和え物にしてもいいですが、太くて固いこともあるため少し茹でた方が食べやすいです。味付けを変えるとバリエーションが広がります。くせのない素材なので基本的に何でも味付けはOK。
ごま油香るふりかけに
材料
- 大根の茎 大根1本分
- ごま油 適量
- 金胡麻 大さじ1
- 鰹節 1~2パック
- 塩 ふたつまみ
- 麺つゆ 大さじ1
- 茎をとにかく小さく刻む
- フライパンにごま油を入れ温める
- 大根の茎を入れある程度炒めたら、他の材料も入れる
- めんつゆ・塩を入れ、水分がとんだら完成
お好みで七味を入れるとピリ辛ふりかけになります。ちりめんじゃこを入れてもおいしいですよ!
葉つき大根を買ったら
購入した後、葉つき大根はきちんと処理しておかないと葉の部分が成長してしまいます。買ってすぐにひと手間加えて保存しましょう。
まずは大根葉の根元をカット
茎がついた状態の大根は、購入したらすぐにカットしておきましょう。茎の下に少し大根の白い部分が残るギリギリをカットするといいですよ♪
切り口には軽く濡らしたキッチンペーパーをあてておくと乾燥しづらいので試してみてくださいね!
食べるときは、先のカットされている部分が傷んでいる場合は5㎜ほど落としてあげると◎。そして茎の根元の集まっているところを切ると1本1本離れるので使いやすくなります。
大根の茎が生えている根元部分は硬くて食べられないので、この部分だけは捨てましょう。
大根の葉の保管方法
そのままの場合
茎のついた部分をそのまま保管する場合は立てるのが◎。茎部分が長くて倒れる場合は、空の牛乳パックを切ったものに入れておくと倒れないのでおすすめです。
ただし、そのままの場合何日か経つとしなびてしまうので、なるべく早めに使うようにしましょう。
カットして保管する場合
使いやすい長さにカットした大根の葉や茎は密封して保管します。ラップでもいいですが、保存用のチャック付きポリ袋に入れておくと便利です。
冷凍庫に入れて1ヵ月を目安に使いましょう。
茹でて保管する場合
茹でた大根の葉は水気を切って、冷めてからチャック付きポリ袋で密封して保管できます。
冷蔵庫で2、3日、冷凍庫では1ヵ月目安に使いましょう。
すぐに使わない場合
冷凍保存もいいですが、干すとより野菜の旨味がアップします。最後に干す方法を紹介しますね!
- 大根の茎を適当な長さにカットしたらキッチンペーパーに広げる
- 部屋の中でもいいので日当たりのいい所で天日干し
- 乾燥したら保存袋にいれて冷凍庫で保管
ちょっとひと手間ですが、普通に切って冷凍するよりもギュッと濃縮されるので美味しさがアップします。完全乾燥よりも半干しくらいが食べやすいのでおすすめです!
ほんの少しだけ大根に茎や葉がついていたら、実はラッキー!大根の茎や葉は調理法によっては立派な食材に変身します♪いつも捨てていたという人は、この機会に活用法を試してみてくださいね。
少なすぎて料理にもならない…そんなときはみそ汁の具材に使ったり、冷凍保存しておいて集めてから一気に活用するといいですよ。丸ごと美味しくいただいてフードロスを減らしましょう!