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冷やごはんの美味しい温め直し方は?電子レンジを使う時のコツはこれ!

自炊・料理
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一人暮らしだと、ごはんを炊いても一度に食べきれないですよね。
炊き溜めして、保存している人も多いのでは?

こんにちは!カーサミアライターのあんどうです。

今回は、残りごはんがふっくら熱々の状態になる、電子レンジを使った冷やごはんの温め直し方をご紹介します。

容器の形やごはんの詰め方で温まり方は変わる? ラップは必要? など、実際の実験結果を元に詳しく解説しますので、最後までお見逃しなく!

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電子レンジを使ったごはんの温め直しのコツ

電子レンジでごはんを美味しく温めるには、コツが必要です|イメージ画像:写真AC

保存していたごはんは、全体を均一に、中までしっかり温めないと美味しくないだけではなく、食中毒の原因となる細菌の繁殖を助長してしまうことも。

フライパンを使ってチャーハン等にすれば均一に加熱しやすいですが、電子レンジだと加熱ムラが起きてしまい、加熱が不十分となる可能性もあります

でも冷やごはんの温め直しは、手軽な電子レンジでささっと済ませたいですよね。

それでは、食品安全委員会が公表する「電子レンジによる加熱の特性(白飯)」についての実験結果を元に、冷やごはんの安全で美味しい温め直しのコツを、模索していきましょう!

実験の条件

白飯を容器に入れた様子|出典:電子レンジによる加熱の特性(白飯)(内閣府)

条件はこちら

  • 使用するお米は秋田県産無洗米あきたこまち
  • 炊飯器で炊飯し、容器内で放冷して室温にしたものと、冷蔵庫に約3時間入れたもの
  • プラスチック製密閉容器を使用
  • 容器の形状は角型容器と丸型容器
  • 蓋の代わりにラップを使用
  • 加熱時間は2分

温め直しのコツ1:「丸型」容器を使う

角形容器・丸型容器で加熱した場合の温度変化|出典:電子レンジによる加熱の特性(白飯)(内閣府)

電子レンジで加熱後、場所によって、ごはん内部の温度の差が大きいほど、加熱ムラが大きいということになります。

角型と丸型の容器でごはんを加熱した結果、どちらにも温度差は生じましたが、丸型の方が、ごはんの中の中央部分と、端の部分の温度差が少なくなりました。

結論

丸型容器の方が、加熱ムラが起こりにくい。

温め直しのコツ2:ラップ(蓋)は、なるべく使う

ラップや蓋は、使った方がいいのでしょうか?

角型、丸型それぞれの容器での実験結果をみてみましょう。

角型容器の場合

ラップの有無が白飯の表面温度の変化に及ぼす影響(角型容器)|出典:電子レンジによる加熱の特性(白飯)(内閣府)

角型容器の場合、ラップをしないで加熱すると、ごはん内部の温度差が大きくなりました。

電子レンジを使った加熱では、ラップや蓋で放熱を抑えることで、加熱ムラを小さくできるということですね。

丸型容器の場合

ラップの有無が白飯の表面温度の変化に及ぼす影響(丸型容器)|出典:電子レンジによる加熱の特性(白飯)(内閣府)

一方、丸型容器であれば、ラップがあってもなくても大きな差はありませんでした。

結論

ラップ(蓋)は、なるべく使うのがベター。

温め直しのコツ3:ごはんをゆったり詰める

重量の違いが白飯の表面温度の変化に及ぼす影響(角型容器)|出典:電子レンジによる加熱の特性(白飯)(内閣府)

丸型容器にゆったりごはんを詰めたものと、ぎゅうぎゅうに詰めたものを用意して、電子レンジで加熱したところ、表面温度に大差はありませんでしたが、ぎゅうぎゅうに詰めたごはんの方が、中までが温まるのが遅かったそうです。

結論

ぎゅうぎゅうに詰めると温まるのが遅くなるので、ごはんはゆったり、容器に余裕を持たせて詰めるのがポイント。

温め直しのコツ4:味付きごはんは、状況に応じてかき混ぜる

食塩の有無が白飯の表面温度の変化に及ぼす影響(角型容器)|出典:電子レンジによる加熱の特性(白飯)(内閣府)

味付きごはん(炊き込みごはん・混ぜごはん等)を想定した実験結果です。

食塩をまぶしたごはんを加熱すると、表面はとても速く温まりましたが乾燥してしまい、加熱しすぎの状態になってしまったそうです。
ごはんの中の温度も、角は速く温まるものの中央部は遅く、食塩なしの場合と比べて温度差が広がっています。

ごはんに食塩を混ぜ込んだ場合も、中央部はなかなか温まらず、角との温度差が一層大きくなる結果に。

食塩を含んだごはんは、表面部分でマイクロ波を吸収しやすくなるため、内部まで届かず、加熱ムラが起きやすくなってしまうようです。

結論

食塩の分布によって加熱ムラが大きくなりやすいので、味付きごはんの加熱は要注意。

具材によって体積も変わるので、途中でかき混ぜるなどして、均一に温まるように工夫しよう。

温め直しのコツ5:冷蔵ごはんも、かき混ぜて確認する

初期温度が白飯の表面温度の変化に及ぼす影響|出典:電子レンジによる加熱の特性(白飯)(内閣府)

冷蔵と室温のごはんをそれぞれ加熱してみると、冷蔵の方が温まるのに時間がかかっただけではなく、周辺部と中央部の温度差が大きくなっています。

より低い温度から加熱をすることで、加熱ムラが大きくなるようです。

結論

冷蔵ごはんも、加熱後にかき混ぜて確認。

しっかり温まっていなければ、再加熱する。

温め直しのコツ6:600Wよりも500Wを使う

出力の違いが白飯の表面温度の変化に及ぼす影響|出典:電子レンジによる加熱の特性(白飯)(内閣府)

電子レンジの出力500Wと600Wでそれぞれ加熱した場合、600Wの方が温まるのが速く、中の角部と中央部の温度差が大きくなっています。

結論

出力が大きいほど加熱ムラが起きやすいと考えられるため、600Wよりも500Wを使おう。

参考:内閣府食品安全委員会 調査情報詳細

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【結論】電子レンジでごはんの温め直し、美味しく仕上がる方法はコレ!

電子レンジでごはんの温め直し、美味しく仕上げる方法はこれだ!|イメージ画像:写真AC

ご紹介した実験結果を踏まえて、電子レンジを使ってごはんを美味しく温め直す方法をまとめます!

電子レンジを使ったごはんの温め直し方(1膳分)

  1. 電子レンジ使用可の容器(あれば丸型)にごはんを入れ、小さじ1強の水をかける(霧吹きを使うとラク)
  2. 均等に温めるため、ごはんを軽くほぐしておく
  3. ラップをフワッとかける(蓋でもOK。完全には閉じず少し隙間を作る)
  4. 500Wで約2分くらいを目安に加熱する(ごはんは電子レンジの中央に置くこと)
  5. 加熱が終わったら一度かき混ぜて、温まっているか確認する(熱いので気をつけて!)

冷やご飯は水分が飛んでいるため、温め直して美味しく食べるには水分量の調整が欠かせません。

加熱でさらに水分が逃げてしまわないよう、ラップや蓋をして、蒸すように温めるのがポイントです。
乾燥が激しい場合には、湿らせたキッチンペーパーでごはんを覆うと、より多くの水分を与えることができます。

もちろん、固めのごはんが好きな場合などは、あえて水を加えなくてもOKです。

加熱時間は、電子レンジの機種やご飯の量によって変わるので適宜調節してください。

加熱後にかき混ぜることで、温度が均一になります。
しっかり加熱できているかの確認も、忘れないようにしてくださいね。

冷凍ごはんの場合

冷凍ごはんの場合は、温めるのにより時間がかかります。

一気に加熱するのではなく、1分加熱したらごはんをほぐして2分再加熱。

かき混ぜて温度を確認して、必要であれば再度加熱するようにすると、水分も逃げず、美味しく仕上がります。

電子レンジを使ったごはんの温め直しは、水分量を調節したり、容器を丸型にしたり、ラップをしたり、かき混ぜたり、ちょっとした工夫で美味しく仕上げることができるんですね!

美味しいごはんがあるかないかで、食事の満足度は段違いです。

冷やごはんを温め直しても美味しくないなぁ、と感じていた方は、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてくださいね!

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