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クローゼットには自作の服だけ。ミシンと作業テーブルを優先した1DK【一人暮らしエッセイvol.96】

一人暮らしエッセイ
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休日を充実させる、私の部屋

「引っ越していただけませんか?」
こう大家さんから言われたのは、ほんの3か月前のことでした。

住んでいたアパートは、駅から近いのにとても静かで、立地条件は最高。一間の押し入れとクローゼットが2つあって収納が充実していたんです。
おまけに、東京23区内なのに家賃もさほど高くありませんでした。

10年も暮らすほどお気に入りだったのですが、大家さんの事情で引っ越しをすることに。

大家さんは「自分がお願いしたことだから、次の部屋が見つかるまで住んでいい」ともおっしゃってくださいました。

しかし、引っ越し費用など大家さんと私の条件が整っていたので、私はすぐに部屋探しに着手。
その結果、5軒目に見た部屋に一目惚れし、その日から2週間で引っ越しました。

今住んでいる部屋を気に入った理由は3つあります。
1つ目は日当たりが良くて暖かいこと。
2つ目はベランダから桜の木が見えること。
3つ目は十分な広さがあること。1DKで寝室の広さが10畳もあります。

以前住んでいた部屋は、立地はよかったものの日当たりが余りよくなく、裏は別のアパートだったのでカーテンは常に下ろしっぱなしでした。
また部屋の広さに関しても、前の部屋は8畳で決して狭くはなかったのですが…やはり10畳となると一気に空間が広がります。

今住んでいる部屋を初めて見た時の感動は今でも忘れられません。
日の光がふんだんに差し込み、ベラン絶対にダから数々の緑が見え、しかも春には部屋から桜を見ることができるなんて最高、とテンション爆上がりで入居を決めました。

ところが、難点が1つありました。
それは収納が狭いことです。

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前の部屋では、何でもかんでも押し入れやクローゼットにしまい込んでいました。ところが、新しい部屋の収納は両開きのクローゼットがたった1つだけ。

私の趣味はソーイングと読書です。

ミシンは家庭用ミシン、職業用ミシン、ロックミシンの3台所有しています。
本は数えたことはありませんが、ざっと数百冊はある感じです。
おまけに買った洋服と作った洋服でクローゼットはパンパン状態。

収納が足りないどころの騒ぎではありません。
洋服ダンスを買うとしても、1つでは足りるわけがありません。タンスだけではなく、本棚も必要です。

しかし、せっかく広い部屋なのに家具を並べて狭くしてしまうのは不本意です。

考えた末、私は思い切って既製品の洋服を処分し、自分が作った洋服だけをクローゼットに収納しました。

残りは3台のミシンと大量の本です。
高さ120センチの本棚を購入し、本は全て無事居場所を確保。
そして幅広のワーキングテーブルを本棚の隣に設置し、テーブルの上にはよく使用する職業用ミシンとロックミシンを、テーブルの下には出番の少ない家庭用ミシンを置きました。

前の部屋ではミシンも押し入れに入れていました。職業用ミシンやロックミシンは重いので、取り出すのはなかなか大変でした。
だけど今は、使いたい時にいつでもミシンを使うことができます。

10畳の部屋なので壁の長さが3メートル以上あって、本棚とワーキングテーブルを置いても圧迫感はゼロ。
意識的に家具の高さを抑えたのも、良かったと思います。

思いがけない引っ越しから2か月半。
現在は日当たりのいい部屋で読書やソーイングを楽しみながら、充実した休日を過ごしています。
以前に増してミシンを踏む時間が長くなり、休日は気が付けば部屋に一日中引きこもってソーイングをしていた、なんて日もあります。

目下の楽しみは春が来ること。
満開の桜を見ながらワインでも飲み、一人花見をする日が待ち遠しいです。

(エッセイ投稿者:トト子/女性)

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