「一人暮らし女性のおうちライフを快適に!」がテーマのライフスタイルマガジン「カーサミア」では、一人暮らしに関するエッセイを公開しています。
私のリアルな家計簿
私は保険関連の会社で経理職をしている40歳です。
年収は520万円ですが、月の手取りは32万円ほどになります。
都内の2Kに一人暮らしをしていますが、家賃は89,000円。
家賃は手取りの30%に抑えたほうがよいと本で読んだので、今の家を決めるときには「9万円以下」の物件を探しました。
こんな私ですが、20代まで飲み会やファッション、エステなどで浪費してしまい、なかなか貯金も貯まらなかったです。
家計簿もつけておらず、何にいくら使っているのかもよくわかっていませんでした。
30代を迎え、「今後も1人でいる可能性が高いのだから、お金を貯めなきゃ」という気持ちになって、家計を見直しました。
今では貯金できる体質になりました。
貯蓄体質になろうと決めてまず始めたのは、レシートをただ家計簿アプリに入力すること。
使いすぎを把握するだけで、だんだんと意識が変わってきます。
当たり前のように使っている費用でも、きちんと家計簿につけて整理すると、かなりの無駄があったとわかりました。
私が見直したのは、家賃などの固定費と、よくお金をかけている項目です。
スマホ代は1万円以上かかっていましたが、安いキャリアに替えて今では月に3,000円ほど。
飲み会代も、付き合い続けたいと思う友人とのランチだけに絞り、月に3万円は使っていたのを、1万円程度に。
夜の飲み会は高いですが、ランチ会やお茶会で十分に楽しめると気付きました。
外出自粛があった2020年からは、エステやジムも行かなくなり、こちらも月に3万円の節約になりました。行かなければ行かないで、家で運動するなど代わりの手段があるものですね。
あまり料理が得意はないのですが、節約のためにも自炊がしたかったので、簡単な方法を探しました。
料理が得意でなくても、レシピが浮かばなくても、安い野菜と肉を焼肉のタレで炒めたり、鍋にしたり。
毎日鍋でも意外と飽きませんね。
といっても、疲れているときには無理せず、スーパーでお値下げされたお惣菜を買って、冷凍ご飯と一緒に食べています。
以前は疲れていたらすぐ外食だったのですが、外食を減らすだけでも、食費はとても減らせると実感しています。
平日のお昼ご飯も変えました。以前はお弁当も作らず、いつもコンビニや外食をしていたため、毎月ランチ代だけで3万円はかかっていたのです。
それも、家から冷凍食品や残り物を入れた簡単なお弁当を持つようにしました。
もちろん今でもたまに外食しますが、食費は月5万円でおさまっています。
意識的に家計簿をつけるようになると、お金が貯まっていくのが面白くなりました。
「節約がゲーム感覚になる」とよく聞きますが、まさしくその通り。
余分なお金を使わなければ確実に勝てる(貯められる)のですから、楽しいゲームです。そのうえ将来の安心に繋がるので、よい趣味を見つけたと思っています。
今では、毎月10万円の貯金ができており、NISAを月に5万円購入しています。
iDeCoも始めました。
投資信託は続けることに意味があると言いますし、将来のために継続していこうと思います。
(エッセイ投稿者:篠田/女性/40代)
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