きゅうり、トマト、レタスなど、夏は野菜がみずみずしくおいしい季節。でも野菜を買ったものの、使い切れずに傷ませてしまうことも。水分が多い野菜たちは、保存のコツを知っておくと長持ちさせることができますよ。
こんにちは。管理栄養士ライターの広田です。一人暮らしの経験を活かして、一人暮らし女性に役立つ食や健康の情報をお伝えしています。
今回はきゅうり、トマト、レタスの保存方法を解説します。保存のコツを知っておき、おいしい夏野菜を無駄なく最後まで使い切りましょう。
きゅうりの保存方法
まずはきゅうりの保存方法を解説します。
きゅうりの保存のコツ
夏が旬のきゅうりは、乾燥が苦手で日持ちしにくい野菜です。一人暮らしの場合は、少量ずつ買って使い切れるようにするといいでしょう。
新鮮なきゅうりは、色つやがよく、イボが尖っているのが特長です。新鮮なきゅうりを選ぶことで、買ったあとも長持ちしやすくなりますよ。
冷蔵での保存方法
きゅうりは冷蔵庫で保存します。買ってきてすぐに使う場合は買ってきた袋のままで保存してOKです。
長持ちさせたいときや、袋に穴が開いているタイプのものだった場合、乾燥しないようポリ袋に移し替えて密閉させましょう。
日持ちは4~5日ほどが目安です。触ってみてやわらかくなってきていたら、傷みはじめのサインなので早めに使い切りましょう。
きゅうりは冷凍できる?
きゅうりは水分が多く、冷凍することで食感が変わりやすいため、冷凍はあまりおすすめできません。
もし冷凍するなら、輪切りにしたものを塩もみし、水分を抜いてから冷凍しましょう。日持ちの目安は2~3週間ほどです。
輪切りにしたきゅうりに塩を少々振りかけて5~10分ほど置き、水分をギュッと絞ります。1回分ずつラップに包み、冷凍用保存袋やポリ袋に入れて凍らせます。
解凍は、冷蔵庫に移してゆっくり自然解凍させるか、室温に少し置いておき自然解凍させます。少し水気が出るので、絞ってから使ってくださいね。
トマトの保存方法
続いてトマトの保存方法をご紹介します。
トマトの保存のコツ
完熟したトマトは冷蔵庫で保存しますが、青みがあって硬いものは、常温で保存すると追熟され食べごろになります。食べごろになったら冷蔵庫に移しましょう。
新鮮なトマトを見分けるには、ヘタに元気があるかどうかを見てみましょう。ヘタがみずみずしいものは新鮮な証拠です。また皮全体にハリがあるかどうかもチェックしてみてくださいね。
冷蔵での保存方法
完熟したトマトは冷蔵庫で保存しましょう。日持ちの目安は1週間~10日ほど。表面がやわらかくなってきたら、早めに使い切るようにしましょう。
冷蔵庫に入れるときは、ポリ袋などの密閉できる袋に入れて保存します。ミニトマトの場合も同様で、ポリ袋か蓋つきの保存容器に入れるか、密閉されているパックに入っていれば、そのまま保存でもOKです。
トマトは冷凍できる?
トマトは冷凍保存も可能です。冷凍したものは加熱調理に向いていますが、半解凍の状態でシャーベットのような感覚でも食べられますよ。日持ちの目安は1ヶ月ほどです。
使い勝手よく冷凍するなら、ざく切りにしたトマトを冷凍用保存袋に入れて凍らせるのがおすすめです。トマトが重ならないように凍らせれば、使いたい分だけ取り出すことができます。
解凍するときは、凍ったまま鍋やフライパンに入れて加熱します。凍らせたトマトはスープや煮込み料理に使えますよ。
レタスの保存方法
最後にレタスの保存方法について解説します。
レタスの保存のコツ
水分がレタスは日持ちしにくく、とくに1/2玉などにカットされたものは、切り口から乾燥してしまいやすいので、早めに使い切りましょう。
もし使い切れないようであれば、サラダ用にカットされた1食分のレタスを買う方が、無駄なく使い切れますよ。
カットされたレタスを買うときは、切り口がみずみずしく変色していないもの、葉にハリがあるものを選びましょう。
冷蔵での保存方法
1/2玉などにカットされたレタスは冷蔵庫で保存します。ポリ袋などに入れ乾燥しないように対策し、日持ちは2~3日ほどが目安です。
すぐに使い切る予定がある場合は、ちぎってからポリ袋に移して保存しておくとすぐに使えて便利です。この場合の日持ちは1~2日ほどなので、早めに食べきりましょう。
丸ごと1玉の場合は、芯の部分に水を含ませたキッチンペーパーを当てて、ポリ袋などに入れて保存します。
また芯に爪楊枝を2~3本刺しておくことで、長持ちする裏ワザもあります。この方法であれば1週間~10日以上、長く保存も可能です。
レタスは冷凍できる?
レタスは冷凍すると食感が変わりやすいので、生で食べるなら冷凍保存はおすすめできませんが、加熱して食べるなら冷凍できます。
よく洗って水けをとったレタスをちぎり、冷凍用保存袋に入れて凍らせます。重ならないようにしておけば、使いたい分だけ取り出せるので便利です。
解凍するときは凍ったまま加熱すると食感の変化が気になりにくくなります。炒め物、チャーハン、スープなどにアレンジできます。
夏野菜はみずみずしいものが多く、日持ちしない野菜が多いものです。上手に保存したり、食べきれる量を買ったりと工夫して、無駄なくおいしく使い切りましょう!
冷凍できなさそうなイメージのある夏野菜ですが、意外とできちゃうんですね。便利…!