白菜の外葉、なんとなく捨てていませんか?実は白菜は外葉まで、問題なく食べられる場合が多いのです。
今回は、食物検定1級保持のカーサミアライターの山本が白菜の外葉をおいしく食べる方法をご紹介します。
捨てるのか悩むときの見極め方やおすすめ料理法も解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
白菜の外葉、料理に使える?
一般的に白菜の外葉は捨てるイメージがありますが、結論からいうと問題なく料理に使うことができるんです!では、なぜ捨てる人が多いのでしょうか?
その理由は「繊維が硬く食べにくい」「農薬が心配だから」という外葉ゆえの悩みや不安があるからです。
こうした不安を解消するため、最初に白菜の外葉の「食べにくさ」を解消する使い方をご紹介します!
食感を活かした料理に
「繊維が硬く食べにくい」という理由で捨てていた外葉。実はこの芯の部分の繊維のザクザクした食感を活かことでおいしく食べられるんです。
あえてその食感を楽しめる料理に活用することで噛み応えのある一品が作れます。たくさん噛むので満足感もアップしますよ。
外葉の緑色の部分は内側の緑色の部分と比べると若干の苦みがあるといわれますが、私は気にならないのでいつも普通に使っています。むしろ見た目が鮮やかになるのでスープや炒め物に積極的に活用していますよ♪
緑が鮮やかなので料理の見た目もよくなりますね!
農薬が気になるときは
農薬を使って野菜を育てている場合、特に外側部分を食べるか悩んでしまいますよね。ですが、厚生労働省で残留基準を超える⾷品の流通は禁⽌されているので、過剰に不安になる必要はないのかもしれません。
基本的に残留農薬があったとしても摂取量が健康に悪影響を生じないレベルに定められているんです。
それでも気になる場合・・・
農薬がついていると思われる外葉を流水でしっかり洗いましょう。ボウルに水を張ってバシャバシャと洗うことで汚れもきれいに落ちますよ。また、流水だけでなく、ボウルに酢水を溜めて浸けておくこともおすすめです。
柔らかく煮るなどの調理をする場合は、調理前に茹でて灰汁を取ると心配な残留農薬が残りにくくなります。
白菜の外葉をおいしく食べるには
外葉に対する不安や心配がなくなれば、おいしく食べたいですよね。アクセントとなる硬めの食感ですが、上手く調理することでより食べやすく白菜のおいしさを十分にひきだせます。
繊維を断ち切るようにカット
まずは外葉の切り方を意識しましょう。縦に太く硬い繊維が入っているので、断ち切るようにカットしましょう。このとき包丁は斜めに、そぎ切りにすると断面が大きくなって味が染みやすくなります。内側より少し小さめにカットすると食べやすいでしょう。
おすすめ料理は鍋・蒸し焼き
白菜料理の定番は鍋!そぎ切りにした外葉を活用してみてはいかがでしょうか。火の通りにくい外葉の芯は他の葉先部分よりも早めに鍋にいれておくのがポイントです。たくさん火を通すとしんなりしておいしくなりますよ!
鍋以外では、肉と共に油でいためて最後に蓋をして蒸し焼きにするのもおすすめです。肉の旨味と油が白菜に絡み、ご飯のおかずにも。厚みがあるので蒸し焼きにして芯まで火を通します。
また、シャキシャキとした食感が魅力なので食感をダイレクトに楽しめるお浸しにも向いています。ちなみに私のイチオシは、満足感もあるお好み焼きです!
これは捨てよう。白菜の外葉の見極め方
おいしく食べられる白菜の外葉ですが、捨てた方がいい場合もあるんです。最後に食べれるかの見極め方を紹介します。
枯れているもの
外葉の葉先が茶色く枯れてしまっているなら、そこは諦めて捨てましょう。その際、茶色い部分以外は食べられるので、部分的に切り取るようにして処分します。枯れている部分は葉のほうだけな場合が多いので、芯は問題なく食べることができます。
中には洗ってもなかなか落ちない汚れがついた外葉もあります。流水で洗い流しても落ちないなら、諦めて捨ててしまうのもひとつの方法です。たいていの場合は簡単に落ちる泥汚れなので一度洗ってみましょう。
ちなみに、黒い点が気になるという人もいるかとは思いますが、ポリフェノールなので食べても問題はありません。
虫食いがすごい部分
虫がついていると外葉が穴だらけになっている場合も。ボコボコと穴が開いている部分は食べられなくもないですが、そこから傷んでいることもあります。少量の虫食いなら問題ありませんが、穴だらけのときは思い切って処分するのも方法です。
白菜の外葉は問題なく食べられます♪捨てる部分を少なくすることでエコにもなりますし、その分食べられる分も増えるので節約にもつながりますよね!ぜひおいしく食べてみてくださいね!
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