にんじんの皮を当たり前に剝いているという人も多いですが、捨てるなんてもったいない!洗って汚れを落とせば問題なく丸ごと食べられるので、料理の時短にもなるだけでなくゴミを減らせて一石二鳥なんです。
こんにちは、自炊歴は20年以上、食物検定1級保持のカーサミアライターの山本です。食材の捨ててしまう部分でも、できるだけ美味しく活用できるコツを発信しています。
今回は忙しい毎日でも簡単に作れる、にんじんの皮までおいしく食べられるおすすめレシピをご紹介。ぜひ最後まで読んでくださいね!
にんじんの皮って食べられるの?皮の食べ方のポイント
にんじんの皮を剝いて当たり前に捨てている人も多いと思いますが、実は普通に食べられます。
皮を剥かずに料理ができるなら下ごしらえの手間も減るので時短にもつながりますよね。はじめに、皮まで食べるときの疑問やポイントを解説します!
農薬は大丈夫?
皮も食べるといったら気になるのが農薬。ですが、人参に使っている農薬は国で安全と定められたものを使用しているほか、国が安全であるかをチェックして問題がなかったものだけが売ることができるようになっています。
お店で売っている農産物を食べるときに、農薬を気にして必要以上に洗ったり皮をたくさんむいたりする必要はありません。
出展:農林水産省 農薬について
にんじんの洗い方
スーパーで売っているにんじんは、収穫後の洗浄で皮がほとんど剥がれているので、実はほぼ皮のない状態なんです。
ですので水を入れたボウルで優しく手で洗う程度で大丈夫です。ヘタ部分は包丁でくり抜くように取ると、いらない部分のみ取れますよ。
にんじんの皮も美味しく食べる!おすすめレシピ
ここからはにんじんの皮も美味しく食べられる私のおすすめレシピを紹介します。全部簡単にできるので試してみてくださいね!
ピーラーで簡単!「にんじん皮ごとサラダ」
材料:にんじんお好みの量・好みのドレッシング
にんじんサラダは薄く切った方が食べやすいのですが、薄く切るのに包丁だと大変なのでピーラーを使うといいですよ!
最後のほうは細くなって危ないので包丁で薄く切ると◎。全部カットできたら、好みのドレッシングを和えたら完成です。
すごく簡単ですが、にんじん1本をペロッと食べられるおすすめレシピです!
保存もできる「にんじん皮ごとピクルス」
材料:にんじん小1本(約100g)に対して水100ml・酢50ml・砂糖 大さじ1・塩小さじ1
よく洗ってヘタを取ったにんじんはスティック状に切ります。材料をすべて鍋にいれて、にんじんを入れたら火にかけ、沸騰後1分で火を止めて、そのまま冷ますと完成です。
タッパーや瓶に入れて冷蔵庫で保存して、1週間を目安に食べきりましょう!
炊くと甘い「にんじんの炊き込みご飯」
材料:にんじん1本・米2合・だし汁200ml
皮つきのにんじんをヘタを取り縦半分に切り、白だしを混ぜただし汁200mlとお米2合と一緒に炊飯器入れて炊きます。
炊けたら柔らかくなったにんじんは、しゃもじで潰せるので、混ぜるだけ。簡単炊き込みご飯です。
丸ごと使う「にんじんのスープ」
好みの量のにんじん・野菜・水・コンソメ顆粒など
にんじんは薄切りや半月切りなど食べやすい形にカットし、水から茹でて柔らかくなればOKです。スープにはコンソメ顆粒などで味をつけましょう。みそ汁にしても美味しいですよ。
玉ねぎや大根など、冷蔵庫に残っている他の野菜も一緒に入れても◎。
野菜のおやつ「にんじん皮ごとチップス」
にんじんを皮ごと輪切りにします。スライサーを使うと簡単ですが、包丁で薄切りにしてもOK。
フライパンに少量の油を入れたら、160℃くらいの温度でじっくり揚げ焼きします。いい色になったら油を切って軽く塩をふって完成です!
にんじんは皮もそのまま料理に活用できるので、皮むきなしで時短調理が可能です。ぜひレシピを参考に作ってみてくださいね!
- Qにんじんを皮まで使えるおすすめメニューは?
- A
にんじんは生でも火を通しても、丸ごと皮まで美味しく食べられます。生なら「サラダ」や「ピクルス」に、火を通す「スープ」や「揚げ物」「炊き込みご飯」もおすすめです。
皮まで使えば捨てる部分が減るので、ゴミも少なくなりサステナブルな生活につながります。にんじんは皮までまるごといつもの料理に活用してくださいね。