今回は、今注目の「ベジブロス」をご紹介します。ベジブロスを作れるようになれば、野菜の皮やヘタといった、今まで捨てていた野菜くずが美味しい食材に大変身します♪
こんにちは、食物検定1級保持、自炊歴20年のカーサミアライターの山本です。
この記事では、ベジブロスの基本から、美味しくなる作り方まで解説していきます。今まで捨てていた部分も使えてサステナブル!
とても簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね!
ベジブロスって何?
ベジブロスとは、野菜を料理するときに捨ててしまう硬い部分や食感をよくするために使わなかった皮を使って作るだしのこと。
料理にプラスすることで旨味を加えて美味しくなります。捨てる野菜くずを活用できるのでサステナブル!
ベジブロスの作り方と、ポイント
作り方
材料は水1300ml、酒小さじ1、野菜くず300g程度
作り方
- 全部の材料を大きめの鍋に入れて強火で沸騰直前まで温める
- 弱火で20~30分じっくりと加熱後、ざるで野菜くずをこせば完成
ポイント1:毎日出る野菜くずをストック
1度の料理で出る野菜くずだけでは足りないので毎日ためておくと作りやすいですよ♪
保存をするときは、ジップロックに野菜くずを入れて冷凍しておくと便利。ある程度量が溜まればベジブロスを作りましょう。
ポイント2:ベジブロスの保存方法
密閉容器や食品保存容器に入れて冷蔵保存で3日間を目安に使いましょう。冷凍なら1ヵ月ほど持つので、小分けにして凍らせておけばすぐに使えて便利です。
おいしいベジブロスを作るポイント
美味しいベジブロスを作る一つ目のポイントは、お酒を少し入れること。そうすることで臭みとりにもなります。
二つ目は、野菜を5種類以上使うこと。たくさんの種類を入れた方が味に深みが増しますよ。
ベジブロスで使える野菜
- にんじんのヘタ部分
- 玉ねぎの中心に近い皮
- よく洗ったジャガイモの皮
- 茄子のヘタ
- とうもろこしの芯
- 生姜の皮
- 果物の皮 など
ベジブロスに使うものは、普段捨てる部分でOKです。中でも私のおすすめは、とうもろこしの芯と生姜の皮。とうもろこしの芯は甘味が出て、生姜の皮は味がしまるのでぜひ試してみてください!
ベジブロスには向かない野菜くず
煮込むときに汚れがスープに溶け出してしまうので、土がこびりついた野菜は避けましょう。
残留農薬が気になるバナナやオレンジ、レモンの皮もおすすめできません。
苦みやえぐみがでるブロッコリーの芯やゴーヤのわたも入れない方が無難です。
ベジブロスの活用方法
最後に、ベジブロスはどんな料理に使えるのかを解説していきます。
カレーやシチューの水の代わり
カレーを作るときに入れる水の代わりにベジブロスを使用します。水で作るよりも旨味や野菜の甘味が加わりカレーが味わい深くなりますよ。
炊き込みご飯
炊き込みご飯に使うとご飯に野菜の旨味がギュッと閉じ込められて美味しくなります。和風でも洋風でも合うのでどんな具材でもOKですよ!
スープのだしに使う
みそ汁や洋風スープにも活用できます♪水の代わりに使うと具材の旨味と合わさってより味わい深い料理が完成!いつもの料理がグッと美味しくなりますよ。
- Q野菜の皮やヘタからベジブロスを作る方法は?
- A
ベジブロスは野菜くずを煮込むだけなのでとっても簡単。毎日少しずつ野菜くずをためておけば、一人暮らしでも作りやすいです。
基本的に、よく使う玉ねぎやにんじん、ジャガイモの皮などをメインに作ると味がブレにくいでしょう。個人的には甘味の出るトウモロコシの芯を入れると美味しいです。簡単なのでぜひ挑戦してみてくださいね!