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【FPが解説】30歳独身の貯金、いくら必要?<後編>おすすめの貯金の増やし方

お金・節約
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この記事では、30歳独身の貯金について、詳しく解説していきます。

こんにちは、ファイナンシャルプランナーのチエです。

中編では老後の生活に備えるため必要な貯金額についてご紹介しました。

賃貸派は「1950万円」マンション購入派は「1050万円」が65歳までに必要な貯金の目安となります。

後編では30歳独身におすすめの貯金の作り方についてご説明していきたいと思います。

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30歳独身におすすめの貯金の作り方

毎月いくらなら貯金できますか?|イメージ画像: Pixabay

老後までに貯めておきたい目標の貯金額は試算できましたが、具体的にその貯金はどうやって作ればよいのか考えてみましょう。

毎月1万~1.5万円を貯金するとどうなる?

まず30歳独身の方のモデルケースとして、現実的な貯金の金額を下記の表のように試算してみました。

賃貸の家賃は、東京都内に住むことを考えて7.7万円と設定しています。

【前提条件】

  • 賃貸派は家賃7.7万円の物件に住み続ける
  • マンション購入派は、フラット35の固定ローンを組む。ローン返済・管理費・修繕積立金を合わせて8.5万円を支出
  • 更新料、固定資産税などは生活費から支出
  • 昇給・物価変動・住居費の変動は、考えないものとする
賃貸派は、毎月の貯金だけでは老後の資産を貯められない

給料20万円の場合、賃貸なら月1.5万円ほど貯金できるのではないでしょうか。

マンション購入の場合、修繕積立金等まで含めた月々の支払額は賃貸よりも高くなり、固定資産税や火災保険料の支出も増えてくるので、月1万円ほど貯金できると考えておきましょう。

賃貸派なら250万円手元の貯金があり、マンション購入派は250万円の貯金から、マンション購入費用(頭金や税金、各種手数料、引っ越し代など)で200万円を使ったと想定します。

老後に賃貸派は「400万円の不足」、マンション購入派は「40万円プラス」

30歳から65歳まで貯め続けた貯金を、中編で試算した老後の不足額に補填すると、賃貸派は「400万円の不足」、マンション購入派は「40万円のプラス」となります。

マンション購入派は貯金だけでも、ギリギリですが老後の生活に備えることができます。一方、賃貸派は貯金だけでは老後の生活にお金が足りないことが分かります。

30歳の貯金に投資を取り入れよう

賃貸派が老後に備えてさらに「400万円」貯金するには、「毎月1.1万円」を上乗せして毎月3万円近く貯金しなくてはなりません

「そんなに貯金に回すと生活が苦しくなってしまう」という方もいらっしゃると思います。

そこで私がおすすめしたいのが、「投資で貯金を増やす」という考え方です。

投資信託」で長期的に資産を増やそう

投資といっても様々な商品がありますが、私がおすすめしたいのは、株やFX、仮想通貨といったリスクの高い投資ではなく、長期的にジワジワと資産を増やす「投資信託」です。

「毎月5千円」積立てて、年利4%で運用した場合、35年で「451万円」貯めることができます。

実際に貯金に回す金額は210万円ですが、利息ごと再投資し続けることで資産が雪だるま式に増える「複利効果」により451万円となるのです。

投資信託は元本保証ではないので、市場の状況によっては資産が減る恐れもあります。しかしリスクを取って投資すれば、定期預金よりも高いリターンを期待できることがあります。

月5千円なら、スマホを格安SIMに変更したり保険を見直したりすることで捻出できることも多いのではないでしょうか。

自分の支出を見直して、削れる出費がないか確認してみましょう。たとえばこんな節約術もありますよ。

関連記事:編集部おすすめ、食費節約術~使い切りレシピ、まとめ買いのコツなど~

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資産の余裕は豊かな生活につながる

資産を増やしてより安心で豊かな生活を|イメージ画像: Pixabay

ご紹介したように、賃貸派の人は「月3万円を貯金」するか、「月1.5万円の貯金+5000円の投資」によって老後資産に備えることが必要でしょう。月3万円の貯金は現実的ではないので、5000円を投資に回すことをおすすめします。

マンション購入派の人も、購入したマンションに老後まで住み続けることを考えるなら、修繕積立金が値上がりしたり、水回りなどの設備仕様をリフォームしたりする可能性もありますので、投資で余裕を作っておくと安心です。

少子高齢化が進み、今より年金額が減らされる可能性もありますし、大きな病気をすることがあれば想定外の出費がかさむこともあります。

資産に余裕があれば、より安心して生活を送ることができるでしょう。

投資でさらに資産を増やすことができれば、その分趣味にお金をかけたり、旅行に出かけたりと、日々の生活をより豊かに彩ることもできるでしょう。

投資で長期的に資産を増やし、より豊かな生活を目指してみませんか?

30歳独身に必要な貯金の金額と、貯金の作り方についてご説明しました。

投資信託ならば、リスクはありますが預金よりも大きく資産を増やせるチャンスがあります。

ライフプランに合わせて、自分だけの貯金の計画を立ててみましょう。

30代におすすめの資産運用方法

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