医療保険って必要?おすすめの選び方をFPが解説! <後編>

医療保険って必要?おすすめの選び方をFPが解説! <後編>

この記事では、医療保険の選び方について、詳しく解説していきます。

こんにちは、ファイナンシャルプランナーのチエです。

中編では公的医療保険制度についてご紹介し、健康保険で適用外となる費用が民間の医療保険で賄える場合があることをご説明しました。

後編では、民間の医療保険の選び方について、説明していきます。

医療保険を選ぶにあたり、こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「CMでよく見る保険会社なら有名だから安心?」

「女性向け医療保障ってなんだか気になる・・・」

「先進医療特約って入っておいた方が安心?」

このような疑問にひとつずつお答えしていきます。

保険会社の選び方

おすすめはネット保険|イメージ画像:写真AC

医療保険を扱っている保険会社はたくさんあるので、どの会社を選べばよいか迷ってしまうこともありますよね。

そこで保険会社の選び方のポイントをご紹介します。

有名な保険会社は、保険料が割高な場合がある

テレビで医療保険のCMを目にすることも多いと思います。

テレビCMをするような会社なら安心、と加入する人も多いでしょう。

しかしテレビCMや広告などには多額のお金がかかっており、そのお金は保険加入者が支払った保険料から出ていることを忘れてはいけません

自宅や会社を訪れて保険の勧誘を行う保険会社の営業職員の給料も、加入者が払う保険料から支払われているのです。

CMをたくさん放送したり、保険の営業職員をたくさん抱えている有名な保険会社の場合、保険料が割高な場合があるので注意しましょう。

おすすめはネット保険

医療保険に加入するなら、おすすめは「ネット保険」です。

インターネット上で見積もりから申込までの加入手続きが完結する保険で、営業職員を雇わないので人件費がカットでき、割安な保険料を実現しています。

また保障内容がシンプルで分かりやすい場合が多いのもメリットです。

ネット上で好きな時間に加入手続きができるので、仕事で忙しい人にもおすすめです。

医療保険商品の選び方

本当に必要な保険を見極めよう|イメージ画像:写真AC

医療保険には様々な商品があり、選ぶのに困ってしまうこともあると思います。

ここでは医療保険商品の選び方についてご説明します。

何が必要か明確にしよう

民間の医療保険に入る場合は、自分が保険に何を求めているのか明確にすることが大切です。

そうでないと勧められるままに、本当は不要な手厚い保障の割高な保険に加入してしまうことになりかねません。

まず加入している健康保険の制度や、勤務先の福利厚生など、使える制度をよく確認しましょう。

そのうえで、もし自分が病気やケガをしてしまったら何が心配かを考えましょう。

さらに、いくらまでなら無理なく保険料を支払えるのか考えておく必要もあります。

おすすめは「掛け捨て型」

医療保険には、解約時にお金が戻ってこない「掛け捨て型」と、解約時にお金が戻ってきたり、一定期間ごとにボーナスが受け取れたりする「貯蓄型」があります。

おすすめは保険料が安く、保障内容がシンプルで分かりやすい「掛け捨て型」です。

保険料を抑えることで、より貯金を増やすことができます。

貯金は入院以外の通院や薬代など、何にでも使える万能選手です。

健康祝金のある保険は条件に注意

保険のCMなどで「健康なら保険料が戻ってくる!」という謳い文句を聞いたことがある方もいると思います。

これは一部の医療保険商品に付加できる「健康祝金特約」という特約で、祝い金を受け取れる条件は保険会社によって異なりますが、代表的なのは以下の3つです。

  1. 生存しているとき
  2. 入院日数が所定の日数以下のとき
  3. 医療保険の給付を受けなかったとき

1または2の場合は病気やケガで入院しても祝い金を受け取れますが、3の場合は受け取れなくなってしまうので、祝い金の受け取れる条件をよく確認しましょう。

祝い金を貰えるというのは魅力的に感じる人も多いと思いますが、特約なので保険料が上乗せになり割高になります

受け取れない可能性がある健康祝金特約を付加するより、その分貯金しておくという方法もありますね。

女性特約は割高な場合も

女性特約とは、乳がんや子宮がんなど女性特有の病気により入院や手術をした場合に、他の病気に比べて手厚い保障が受けられるというものです。

女性向けの特約ということで魅力的に感じることもあると思いますが、手厚い保障があるということはその分保険料も割高に設定されていることがほとんどです。

入院や手術は高額療養費制度を活用すれば、上限額以上は支払う必要はありません。

本当に割高な保険料を払ってまで必要かよく考えてみましょう。

先進医療特約は、あくまでオマケ

先進医療は、公的な医療保険の対象にするかのテスト段階|イメージ画像:写真AC

医療保険の先進医療特約は、先進医療を受けたときにその費用を一定の範囲内で保障するというものです。

先進医療とは厚生労働大臣が定めた「高度な技術を用いた治療」のことで、その費用は健康保険の対象外となっています。

たとえば有名なものにガン治療のための陽子線治療や重粒子線治療があり、その費用は300万円前後かかります。

「最先端の高額な治療費が保障される」と魅力を感じることもあると思いますが、先進医療は、今後公的な医療保険の対象にするかどうかのテストをしている段階にあります。

医療費が高額だから、病気が必ず治るというものではありません。

特約自体は約100円程度と非常に安価ですが、これは先進治療を受ける可能性が極めて低いことの裏返しでもあります。

先進医療特約はあくまでオマケ程度に考えておくのが良いでしょう。

医療保険に入る必要性があり、特約として先進医療特約を付けるのは悪いことではないと思います。

しかし、先進医療特約を付けたいがために医療保険に入りたい、という場合はよく考える必要があるでしょう。

医療保険の選び方について解説しました。

民間の医療保険については、なんとなく勧められるままに加入するのではなく、自分が加入している公的医療制度についてよく理解したうえで、本当に必要だと感じる場合のみ加入を検討するようにしましょう。

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